開発途上国であって何らかの理由で「援助供与国」(Donor Country、援助供与国、「ドナー」とも呼ばれる)であろうとする国(「新興援助国」と呼ばれる)に対して、日本などの先進国、国際機関等が必要な支援を行うことを「ドナー化支援」という。新興援助国によって他の開発途上国に必要な援助が行われれば「南南協力」に、またドナー化支援は日本の「南南協力支援」に該当するものとなるものである。支援はドナーとしての組織構築のための支援、組織における人材の育成支援、日本の経験・ノウハウの移転などを通じて行われる。環境分野については、これまでに実施したいわゆる「センタープロジェクト」の成果から、南南協力を行う事例があり、センタープロジェクトは「ドナー化支援」に役割を果たしたといえるものである。