光触媒

2016-12-20 15:25:58 | 日記
太陽や蛍光灯などの光の下で、それ自身は変化することなく化学反応を促進させる物質。
光触媒はあるエネルギー以上の光(紫外線)が当たることにより、表面で強力な酸化力を生み出し、それにより接触してくる有害物質を分解することができる。
光触媒の一般的機能としては、脱臭、防汚、抗菌なども挙げられる。これらの機能を利用して、空気清浄機、キッチン関連の防汚・抗菌などに応用されている。また、自動車排出ガスにより窒素酸化物の濃度が極めて高い幹線道路沿いでは、遮音壁、構造物の側壁、歩道の敷石などに光触媒の一種である二酸化チタンを塗布し、大気中の窒素酸化物を分解する方法について研究開発が進められている。

船底塗料

2016-12-20 15:24:55 | 日記


 常に海水に浸かっている船底などの船腹には様々な生物が付着し、船の速度に大きな影響を与えるなど様々な影響を与える。この船底等の塗料として生物付着を防ぐ薬剤を混入したものが開発された。この船底塗料の効果は劇的であったが、一方で毒性も強く多くの生物に影響を与えた。その薬剤の主なものはトリブチルスズ(TBTs)、トリフェニルスズ(TPTs)であり、極めて低濃度であっても内分泌攪乱作用が強いことから、その使用が禁止された。このTBTやTPTの影響が、巻貝に多く見られ、インポセックスと呼ばれる症状が広く観測されている。

アルコール混合ガソリン

2016-12-20 15:23:40 | 日記
メタノール(メチルアルコール)、エタノール(エチルアルコール)などのアルコールをガソリンに一定比率で混合させた燃料。
まずメタノールについては、アメリカでは代替燃料自動車としてM85(メタノール85%、ガソリン15%)が利用されてきたが、現在では新車の生産は中止されている。日本では、低公害車のひとつとしてM100(メタノール100%)の形で貨物自動車を中心に普及が進められているが、インジェクターや点火プラグ/グロープラグの耐久性の向上、低温始動性の確保、始動時のアルデヒドの低減などいくつもの課題をかかえている。
一方、エタノールについては、アメリカでは1980年代からE10(エタノール10%、ガソリン90%)が普及している。当初は大気汚染対策(冬場のCO)が主眼であったが、バイオエタノールを利用することによる地球温暖化対策としての効果にも注目が集まっている。日本では、近年地球温暖化対策としての導入が検討されており、当面E3(エタノール3%、ガソリン97%)の実用に向けて準備がすすめられている。