子宮内膜症

2016-12-10 09:52:53 | 日記
本来なら子宮内部のみにある子宮内膜組織が、それ以外の場所(子宮の筋肉層、卵管、卵巣、直腸上の腹膜など)にできる場合をいう。
子宮内膜は妊娠中以外は一定のリズムで、月経として増殖と剥離を繰り返す。しかし、子宮腔以外にできた異所性子宮膜も、卵巣ホルモンの周期的な分泌を受けて、周期的に変化し、月経時にはその部分から出血してくる。こうした月経として本来は体外に出るはずの古い血液や子宮内膜の組織細胞が卵巣や腸など子宮以外の器官へ流れていき、炎症や周囲の臓器との癒着を起こしたり、激しい痛みを発生させる。つまり、子宮内膜症は、月経として外に出るはずの古い血液や組織細胞が、行き場所を失って体の中に滞ってしまった状態ともいえる。現在、子宮内膜症は不妊症の原因の一つとして注目されている。
子宮内膜症の発生原因としてはいくつかの説があるが、ダイオキシンなどの環境ホルモンが体内で擬似エストロゲンとして働き発症するという説も出されている。

レアアース

2016-12-10 09:50:24 | 日記
「レアアース」とは、「希土類元素」の酸化物や塩化物のことで、元素の周期律表の第III族に属し、原子番号『21』のスカンジウム、『39』のイットリウム及び『57』ランタンから『71』ルテチウムまでのランタノイド15種を含む17種類の元素の総称である。発見当初(18世紀末)それまでの土類・鉱石に比べ希少であったので「希土類」と名づけられたといわれている。これらの元素は単体として分離することが難しく、混合物(ミッシュメタル)として利用されることが多く、全体を「レアメタル」の1種として分類している。
 世界全体での埋蔵は、中国やアメリカ、オーストラリア、ブラジル、インドなどに偏在しており、いわゆる貴金属ほど希少ではないが、採掘や精錬に伴なう放射性物質(トリウム)の扱いなど環境対策が重要であり、生産がコスト高になることから、中国の寡占化が進んだとされている。
 2010年9月、中国(埋蔵量は世界の約30%、生産量は90%超)が、輸出停止するという事態を受けて世界的に関心を呼んだ用語である。
 「レアアース」は、ネオジム磁石のような超強力磁性体がハイブリッドや電気自動車のモーターに使用され、セリウムやサマリウムのように自動車の排出ガス浄化用触媒として使用されるなどハイテク製品に欠かせない物となっている。

ウォームビズ

2016-12-10 09:49:16 | 日記
地球温暖化防止の一環として、秋冬のオフィスの暖房設定温度を省エネ温度の20度にし、暖かい服装を着用する秋冬のビジネススタイルのこと。「ビズ」はビジネスの意味で、ここでは暖房に頼りすぎず、暖かく効率的に働くことができる新しいビジネススタイルの意味が盛り込まれている。2005年に大きな話題を呼んだ「クールビズ」の冬版として、環境省によって提唱された。暖房設定温度を21℃から20℃にした場合、年間で1家庭あたり約25.7kgの二酸化炭素を削減することができるとしている。