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す ず な り

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音楽が浮かんで広く漂う

2012-10-27 16:54:01 | 音と動きと形
頭に浮かぶものはそのうち流行しやすい。そんな傾向があります。たまにデパートやショッピング街を歩くと、ああやっぱりだなあと思います。欲しいと思う時には無くて、後にいやというほど溢れるのです。昔は浮かんでだいたい3カ月後くらい後に雑誌に出るなどが多かったけど、色々です。古い音楽も浮かべていると流行したり、コマーシャルに使われたりして耳にする機会が増えます。

たとえば狼少年ケンのテーマ曲はわりと頻繁に思い出していたものです。「悲しき天使」という大昔流行した音楽もそうでした。

たまに浮かんでいたけど、昨日特に意識したのは「マミーブルー」でした。さて、これは流行するかコマーシャルや番組タイトル音楽に使われたりするでしょうか。こんなふうにあきらかに書いてしまうと外れるものでしょう。

ところで、私は「悲しき天使」や「マミーブルー」の世代ではありませんよ。


世代の音楽というと、今度ベースの内輪発表会に選んだ曲が、やっぱり若い人には浮かばなさそうなものでした。ひとつは戦前生まれくらいしか思い出さないようなの、もうひとつは世代なりのものですが、どうでしょうね、いかにも男の世界な曲。早い者勝ちさ。

私はなぜか女にわかってたまるか的なものの一部に親和性があるような。こういうのって男に妬まれ易いんです。別の面では女にも妬まれ易いのですが(美しいとか可愛いとかじゃなくても何故か)。今は私がそんなに若くないからたいしたことないでしょう。

絵は時を経て

2012-10-15 00:36:37 | 音と動きと形
久しぶりに美術館にでも。しかし近い所はあまりめぼしくなくて古代エジプトもあんまり気が進まず。電車の窓からひろびろ筑紫平野を望みつつ、はるばる久留米へ。

「あなたに見せたい絵があります」って、結局常設みたいなもんですが、普段は東京(ブリヂストン)の方にあるのも来ているようです。いつもの絵、何度観てもいいものはいい、記憶にないのもたくさん。

へえ、私ってそんな人だったんだ。

歳を取るにつれて好みの絵が移り変わっていきます。

子どもの頃はコローやクールベの懐しげな緑の風景などが好きで、いつからか佐伯祐三も好きになり、やはり今も好きだけど、たいして好みでもなかったマティスやルオーが以前よりずっと好きになっています。

好みの変化は認知の仕方の変化、それから、自分を束縛していた何かから解放されることにも関係あるのでしょう。視力もおそらく。詳細を認知し始めて間もない年齢の頃は具象に憧れていたのです。

図太い線にくっきりした色、それだけならほかの画家だって。何かがはるかに洗練されているマティス、ルオー。結局絵は抜いていい力を極力抜いて大事な何かを大事にするということ。歳を取るとはそういうこと。

もうひとつ、気に入ったのはザオ・ウーキー。何が題材なのかさっぱりわかりませんが、やさしく繊細なのです。具象に見えそうでそうでない、ということは自然をよく観察した、現実を把握した人だろうと思えます。把握といったって画家として必要な分だけだったりそれよりはるかに広くか深くというのもあり得るんだけど。

佐伯祐三の若いながらも晩年の絵は私の誕生日に描かれたものでした。祐三さんプレゼントありがとう。これから先、観る度に自分の誕生日の絵だと思うことになります。

美術館のお庭もひろびろと、休憩スペースや喫茶室から緑の景色が望めます。子どもの頃に好きだった絵の色褪せた緑は見てもこの生きた緑は見てなかったような気がします。目を見開くにはこの世界はつらすぎたし、顔を上げるには首が弱かったのです。首も背中も自分である程度調整できる今、この世はもうちょっと自由ですが、まだまだ充分に掴めていません。

このたった今の私のためにもこの場を提供してくださったわけね、遠い昔の石橋正二郎さんありがとう。そう思いながら門を出ました。

カリスマ性は等間隔で

2012-08-24 17:13:39 | 音と動きと形
いつかカリスマ性のある音について、長くなるのでまた次回とか書いたような気がします。で、そのカリスマ性のある音とは…

等間隔な音。

それだけ。私が感じる、カリスマ性のある音とはそういうのです。
な~んだ、ちっとも長くないじゃないの、とがっかりさせてしまいそうなので、ちょっと長くしてみます。

まず、カリスマ性とは。漠然としています。感じ方に個人差もあるでしょう。私の場合、いずまいを正したくなるような、澄んだ印象です。きちんとするならやはり雑然としているよりは揃っているイメージ。

メロディを構成する音が等間隔。マンドリンのトレモロの音の粒の出方が等間隔。音の波が等間隔。

等間隔は音が澄みやすいです。整数次倍音が生じやすいのです。
音色で間隔の等しさを感じるのかどうか、フラクタルな推測がされているのかわかりませんが、音色で感じるカリスマ性も等間隔が決め手。


普段ウクレレを扱う先生が私のマンドリンを聴いて「音がセレブ」と言われたのは、振動の安定した金属弦のマンドリンの方が音が等間隔だったからでしょう。

いくら等間隔とは言っても機械にはカリスマ性があるかどうか今のところよくわかりません。十分聴いてないので。人間は機械のようにはいかず、それなりなゆらぎがあってその人らしさとなり、人間にとってここちよい間隔と等間隔のうまい組合せを知らず知らず使っていそうです。

受けて立ちたい できるなら

2012-07-12 00:05:55 | 音と動きと形
ひとつ前の投稿に書いた、演奏中のやりとりみたいなものの中に
「そうはさせるもんか」がありますが、よくあるわけじゃありません。私のピアノ初心者としてこの数年の数少ない合奏経験の中にこれがあったというだけで。

ライブという名の発表会で、メンバーはギタードラムベースに私がピアノ。ギターさんはギター教室の先生で、リハーサルに来られずぶっつけ、始まって間もなくベースさんを誘って仲よくノリまくって突っ走ろうぜムードでした。ドラムさんは全体を一番よく見渡す(聴き渡す?)人種だしリハーサルや過去に私のレベルをよく言い聞かしてましたから大丈夫でしたが。

その時のテンポでは私の音は初心者という感じはしなかったのかも。間引きして音が少ないのはそう目立たず安定感あるし合奏慣れはかなりなものですから。

しかしここで速くなっては後の音符の細かいところで苦しくなるのが見えているので、私は「そうはさせるもんか」という弾き方をしました。走ろうぜ側とそうはさせるか側は全体が壊れない範囲で自己主張するのです。初心者は強い。

普通はテンポの挑発や誘いに応じるものです。「よしきた、やってやるぜ」「精一杯つとめさせていただきます」「負けるもんか」です。

いつかそういう演奏ができたらいいな。しかしそりゃたいしたレベルだぞー。


…あら。初心者とはどういうのを言うんだろう。我流ピアノ歴長いけど、教わるピアノとしては初心者じゃないかな。でも、何年までを?うまく弾けてなくても長ければ初心者とは言わないんですか。私は初心者というより、あれです。

音楽とは演奏者たちの関係でもあり

2012-07-04 01:46:47 | 音と動きと形
発表会で、マンドリンは好評だったそうです。どういうところがどう言われたのか聞きそびれたので次回。

外連がどうのとか言ってもやはり私はそれができない性質です。しかし図々しさのお陰でそれなりにドラマチックに弾いたつもり。

心情を表現するといっても結局は物理的なことの積み重ねです。どれも具体的に言えます。音の大きさやテンポの変化だけでなく、弦のどの辺りを弾くかなど。ピックを持つ力加減や弦にどの程度深く当てるかは無意識にやっていそう。どんな曲でも、何度も演奏するうちに自分なりのやり方が決まってきます。後でプロの同じ曲を聴くと随分おとなしいなあと思うこともあります。もちろん違う楽器です。

ベースで演奏するとなるとどうやれば表現できるかまだまだ見当がつきません。それだけ日常にじゅうぶん弾いていないということです。

最初にご挨拶した時に今回のピアニストさんは私を苦手と思ってらっしゃるなーと感じました。お洒落意識の低いおばさんが初歩的なところをわかってなさそうなこと喋ってたらそりゃイヤでしょう。ヘ音記号の楽譜見ながら高音で弾くのでリハーサルで早速弾き始めの弦を間違えるし。いかにも初心者に合わせるみたいな感じでものすごーくのろくなりました。私も元々低音奏者で基本的には合わせるタイプなのでなおさら。だから本番では自分勝手なテンポでやればいいわけで、ピアニストさんは腕がいいからうまく合わせてくださるのです。

練習量にしては結構いい出来だったのではないかと思います。

私は人前で演奏するより、人と一緒に演奏するのが好きなのです。対等なやりとりみたいなのが。「うんうんなるほど」「それならこれはどうだ」「そうはさせるもんか」「ぴったりはりついてやる」」「うまくいったね」みたいに。ピアノ伴奏だとそこまではいかないけどやはり好ましい関係があったりします。

今回のはほぼ全面的に合わせてもらうべき曲だったけど、合わせられ具合に関係が表れたわけで、第一印象が大事というのがよーくわかりました。見た目に注意。言動に注意。だけど人の好みなんてわかりませんからね。私は第一印象から女性に嫌われるタイプみたい。だけどいかにも短大出たて風なとびきり可愛い女の子とは楽しく会話しました。

第一印象といえば、音も。状況によっては充分な練習でカリスマ性のある音を出す必要があるのです。って、くたびれ屋の勤め人はそこまで頑張らんでもよし。見た目にそぐわないカリスマ性は嫌われるか?その音カリスマ性の正体も具体的に言えますけど、長くなるのでまたいつか。

次こそはベースで頑張らにゃ。しかし機会があればマンドリン系チェロでピアニストを興奮させたある曲をやりたくもあり。これ最近TVコマーシャルで使われているから悔しいです。

メロディーの始まる音程と性格と

2012-06-24 22:49:50 | 音と動きと形
「山田貢司のどこに行くのか?バカボン一家」というブログの6月22日の「BRAIN ー脳ー」では、メロディーが何度の音で始まるとその性格・印象がどういういものになるかという内容が書かれていて、最近ジャズピアノやベースの先生とお話した内容に近いこともあって興味深かったです。
 今度全部をじっくり読みたいです。私にはとてもさっと読んで理解できる内容ではありません。多分じっくり読んでも以下略。少しだけでも理解したいですが、理解できなくても問題ないな。

いつだったか北欧の木管楽器奏者だったような気がしますが、そういう人が書いた本で、何度の音がどういう性格かという内容が書いてあったのを思い出します。またそのうちその本探しに図書館へ行こう。

部屋の空気がA=440Hz

2012-05-28 17:37:55 | 音と動きと形
調弦していて、よく、絶対音感があるんですか?と聞かれるけど、そんなことはありません。同じ音を聴かなくても何度違うかがわかっていればだいたいこのくらいだろうと。自分の音だけの場合は別の弦の大部分が合っていそうだったらそれに合わせようとするだけ。ほかの人の音特にピアノなどがちょっとでも出たら、あるいは合ってそうな楽器の音がある程度出たら、それをもとに自分の楽器を合わせますが、いい加減だからそうしているわけで、きちんとやるにはそれなりに音を出してもらって合わせます。鋭い人は私のいい加減なやり方でびしっと合わせてしまうんでしょう。

合わせても楽器の癖はあるし、平均律にするかどうか、あれこれ妥協するべきことはあるので、いつものセリフは「いいことにしておこう」

決まった音に合わせていると楽器も合い易く狂いにくくなるのは確かですが、張替えたばっかりの弦はわりとすぐ下がります。

最近はチューナーもいいものが出て、楽器のはしっこに挟んで使うものもあるそうです。それ見て最新式ですねーと感心していたら、持ち主のおばあさんは何年も前に出たとおっしゃってました。昔だったらそうはいかなかったけど、今は耳がそんなに鋭くない人でも調弦はばっちり。

調弦された楽器がいっぱいある部屋にいると、空気がA=440Hzになっているのか、音が鳴っていなくても自分の楽器が合っているかどうかわかって合わせられる気がしました。聴こえてないようでどこかで何なりと音を出していたとも思えます。わいわいがやがやの中の特定の音と楽器が共鳴していたのでしょうか。

波が来た塊が来た

2012-04-29 18:33:44 | 音と動きと形
先日投稿の「主よ人の望みの喜びよ」の動画ですが、昼間に聴いてみると、なんとも重たかったです。
音の出方は電子楽器だからそうなるんでしょう。私が電子ピアノの中のstringsの音を選んだ時に感じるあの遅い反応。

真夜中にはあのもったり感が良いのです。眠りの前は。

極端に演奏に慣れた人はあの遅さの分早く出たりするのかな。低音弦奏者はその傾向が多少あると思います。

低弦さんは波が長い分、これは波だ波が来たと感じ取るタイミングを調節するけど、電子楽器の場合アタックがみんな軟らかい。鳴っていると感じるボリュームのタイミングを調節するんじゃないかとぼんやり思うのですが、どうでしょうね、前者も含まれていたりするのかも。

そんなに好きじゃなかったはずなのにエレキ鍵盤バッハ

2012-04-26 22:52:07 | 音と動きと形
最近動画はバッハを聴くことが多いのですが、この数日は「主よ人の望みの喜びよ」を特に。

これは厚みのある音がいいので、ピアノなどの独奏よりはオケ。合唱のところはトランペットでもいいなあ。しかし、ある日みつけたこれは本当に優しさが伝わってきます。
http://www.youtube.com/watch?NR=1&feature=fvwp&v=zbIzWUgkYao

エレクトーン。アコースティック派の私が、今のところ一番気に入っているこの曲はこれなのです。優しくて上品。



このあいだみつけたので面白かったのは、ドイツの白い犬のピアノの弾き語りでした。
http://www.youtube.com/watch?v=PAlrMLhgT50

お箸という、からだの延長

2012-02-19 21:15:33 | 音と動きと形
長らく使ったお箸のてっぺんの塗りはごっそり取れたし貝らしき象嵌も剥げてしまいました。

次の私の新しいお箸に貰ったのは断面が丸いのでよく転がります。あまりに転がって不便なので、買いに行きました。

新しい自分用はもちろんシンプルなものを。絵なんてできるだけついてないのが望み。しかしお店に並ぶのは絵のついたのがほとんどです。受験生用の断面五角形は「合格」にかけてあります。六角形もありました。十分シンプル。五角形よりも美しく感じます。やや小ぶりなので箸箱にも入りそうだし、半分ほど塗ってある落着いた赤は縁起が良く元気な色。上質らしいです。決定。

使ってみると、これは非常にシャープに手の感覚を延長させる道具です。なんということか、やはり道具の類はいいものを使えば感覚を目覚めさせる、それを長らく忘れていました。この感じは上等な楽器を触った瞬間の驚きに似ています。

そうでした、私はこんな気持ちで日常を送りたかったのです。軽く明るく、きちんと。使うだけでどこか気持ちが引締まります。リラックスしながらも。

お茶碗もいいものを使いたいけど、なんでもかんでも贅沢するわけにいきません。お箸がシャープならそれで十分じゃないかと思いますが、いつか機会があった時に。

チェロを買い替える前にまず弓を買い替えてみろと聞いたことがあります。弾き易くなるのです。感覚を伝える、手に一番近いところをまずいいものにしてみれば、効果が大きいのです。

下手な人は良くない楽器では下手でも、良い楽器を使うとそれだけレベルアップします。しかしうまい人はどんな楽器で演奏してもうまいのです。日常生活がどうもうまいといえない状態の私は、もちろん気持ちがしっかりしていればそれなりになれるのだけど、いまのところどうもしっかりしていないようなので、お箸の力を借りてレベルアップしたいものです。きっと食事以外のどこか何かまで影響を受けるはず。

洗って水きりしているそのお箸の先端が目につきましたが、意外にほかのお箸と同じくらい太くて丸かったです。使った感じではかなり細く尖った印象ですが。

数撃ちゃ当たる

2012-01-23 00:47:55 | 音と動きと形
ある日のベースのレッスンで。
音階(スケール)を使うという内容でした。となりあう音を昇順または降順に弾いていくことです。

私 :スケールって、数撃ちゃ(コードに)当たるみたいなもんですか

先生:お、おもしろい考え方ですねえ


普通、演奏する人は数撃つ必要もなく確実に当たるんだけど、たまたま効果的な演奏がスケールだったりするのでしょう。きっと先生にはシロートの発想が面白かったことと思います。

ちかごろ楽しいクラシック音楽の動画

2011-12-04 00:51:46 | 音と動きと形
このごろYouTubeで楽しいのは、クラシックの名曲に、その音の動きをアニメーションで表しているもの。

なるほどと感じさせてくれます。その演奏も非常にいい演奏です。耳ではっきりと捉えきれなかったものや関心のなかったところをあらためて教えてくれます。

なのに私はいちいち見てないでナガラをやってしまう。

ピアノが目にしみた

2011-10-30 21:51:09 | 音と動きと形
最近ピアノのレッスンでよく話題になり、弾いたのは「煙が目にしみる」でした。
そもそも曲名が出てきたきっかけは、キーの音で始まる曲は滅多にないという話から。

あれ?そうですか、あの曲とか、あれもありますよ。

そうして、ひとつの例が煙、ほかにビギン・ザ・ビギンとか。

曲名を挙げるといきなり弾き始める先生。それもぴしゃりな和音で。
なんでそんなにセンスいいんだろう。

煙、大好きなんですよ。
次回のレッスンでは最後まで全部聴かせてください。

そうお願いして、弾いてもらいました。途中涙が出てくるほど素敵。
終わったら私は普通の顔していたけど、演奏者って顔見なくても結構わかるものなので、おそらく感じ取られたでしょうね。

家で弾いていると母が
「優しい曲よね。名前知らんけど」
ある時期流行したのは憶えているらしいです。

最近弾いたり聴いたりするのに失恋系が多いのは何故でしょう。現実は何も起こらないのに。優しい曲が聴きたい季節でしょうか。


先生どうしてそんなふうにすぐ音が出てくるんですか。

イチロクニーゴーでやっとけば大抵は合いますよ。

1はド、6はラ、2はレ、5はソ。その順でコードを繰り返していけば。何度か耳にしたけど、これも。そんなに単純な法則で私は涙を流すわけか。
もちろんほかにもあらゆる要素が加わってこそだけど、すばらしいもの偉大なものはまず単純で安定した土台にのっかっているものですね。

Flow my tears

2011-10-29 23:07:10 | 音と動きと形
楽譜を探っていると、スヴェーリンクのが出てきました(って、ドイツ風に読んでいいのかな)。
涙のパバーヌ。
ほとんど初見みたいなものですが、昔よりは弾けるようになっています。ちょっとはピアノを弾いているうちに。

YouTubeで探してみると、あの曲をバードも編曲していたのですね。
当時の大ヒット曲なんでしょう。

当然エマ・カークビーの歌も思い出して再生しました。
彼女も年取ったんだなあと私がつぶやいたのは20年くらい前だっけ。
あれから更に年取って、ますますいい感じ。メリハリきいて人間らしさがあります。
だけど私は昔の、古風なお人形さんみたいなイメージの歌が好きです。

CDを、失恋以来黒い服を着続けていると言っていたギター弾きの大学院生にかしてあげて、それっきりです。ダウランドの曲の歌詞はそういう人にぴったり。きっとその後それなりにしあわせになっていることだろうと思いますが、パソコン通信とともに連絡は途絶えています。

この曲が表してくれる気持ちを懐かしむ人もいれば、まさに今ツボに当たっている人もいるでしょう。なんともないけどなんだか素敵だったり。不思議な力のある曲です。

予想外に対する反応

2011-10-09 21:35:03 | 音と動きと形
ふとモーツァルトが聴きたくなって、検索で出た適当なのをクリックしてナガラ作業をしました。

   そうやっちゃあモーツァルトじゃないだろ!

そんな演奏あんまりききたくない。




ふとクララ・ハスキルを思い出して検索してみました。

   もう、あなたってひとは

ちょっとだけ裏切るにくいひと。



神々しいモーツァルトを聴いてしまったらもうこれから先どうしようもないです