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す ず な り

なかなか辿りつけない辺鄙なブログへようこそ... メールはIDのplinkに続けて@willcom.comです

キセルガイモドキ?オオクビキレガイ?

2006-03-01 23:28:21 | いきもの・環境
 2005年11月6日の午前、福津市津屋崎の道を歩いていると、側溝を覆うコンクリート板の上を何かがわずかに動いていました。ヤドカリ?海は数百メートル向こうだけど蟹みたいにここら辺まで来るのかな?近付いてみると、細長い殻を持つでんでん虫。こんなの初めてみました。殻の先端が折れているようです。カメラを持って戻るとちょっと移動して落ち場を食べていました。右巻きなのでキセルガイモドキというのかも知れません。
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 2006年2月25日の新聞によるとオオクビキレガイというのが最近そこらに増えているということでした。新聞の写真に似ています。
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 九州大学の松隈先生に伺いました。間違いなくオオクビキレガイだそうです。

たぶんヤツデヒトデ

2006-02-14 00:10:43 | いきもの・環境
 波打際からほんのちょっと上がったところに、夏みかんほどの大きさの塊(写真上)。蛇がこんがらがっているみたいに見えました。でも内側の方の白い突起など、テクスチャーはいかにもヒトデ。こういう生き物を見るのは初めてです。
 ひっくりかえしてみました(写真下)。
 八つに分かれている!偶数に。ショック。そして、何故偶数だとこんなにショックが大きいのかわからないのでした。

かなり似た形の大きな違い

2006-01-07 14:10:02 | いきもの・環境
 ヒラタブンブクを見て、カシパンに似ていると思う私。あの鏡映対称の模様から、それに似た回転対称の模様を思い出すなんて、カシパンやスカシカシパンを見たことが無かったらまずあり得ないことです。そういう事実があるのを知るチャンスに恵まれたことはどうでもいいことのようでもあり、ものすごいことのようでもあり。
 回転対称は鏡映対称を兼ねるけれど、回転を兼ねない鏡映のみは回転からあまりにも遠く思えます。非常に似ているのにその形が目指すものの大きな違いを感じるのはある時代以降の人間だけでしょう。きっと人間以外の生き物にはそんなのどうでもいいこと。
 生き物はどの程度自分の姿を知っているのやら。自然はいったい何を意図しているのやら。

有孔虫

2006-01-07 14:06:45 | いきもの・環境
 姪や甥が遊べる玩具はないかと屋根裏部屋を探すと、小学校時代に集めた貝殻がたくさん目につきました。あの当時祖父がセメントで何か作るのに夢中だったので敷地内には砂の山がありましたが、それが貝殻の宝庫。ふたつ下の妹と一緒に珍しいものをたくさん拾いました。
 去年あたり、妹が言っていたのですが、砂の中にポン菓子に似た、カシパンみたいな模様のあるものがあまりにたくさんあったので捨てていたのが今ではなかなか手に入らない有孔虫の仲間だったと。私たちはカシパンの子供と言っていました。大学の先生が「庭を掘ったら出てきませんか」とまで言われるそうです。
 その時は有り余っていても未来はわからないものです。これをきっかけにウニは有孔虫に近いらしいと知りました。

ヒラタブンブクの殻

2005-12-29 12:55:55 | いきもの・環境
 冬になると近くの海岸にごろごろと打ち上がるのは棘の取れたヒラタブンブクというウニの仲間の殻のようです。ブンブクチャガマもあるのかどうか、多くは欠片です。母と鹿児島の妹が見たいと言っていたので拾ってきました。おそらく姪のコレクションに入るでしょう。しかしうまく保存できるでしょうか。
 これが実に壊れ易い。落ちているのは砂が詰まっているからしっかりしているようで、砂を洗い流すとちょっと押すだけでぽろりと欠けます。海岸に上がる頃には微生物がかなり分解してしまうのでしょうか。撮影のためにちょっと置いただけで周囲には粉が散ります。この世界を生き物の死骸だらけにしないためのシステムは、見事。有難い。しかしちょっとさびしくもあり。
 ヒラタブンブクってハヤトウリの二つに割ったものに形が似ているなあとハヤトウリの超古漬け(おろし生姜添えが非常に美味)を糠床から取り出しながら思いました。糠漬けも生き物を分解するシステムの一部でしたね。
 写真は表側と裏側を並べています。

潮溜

2005-12-03 00:01:28 | いきもの・環境
 前回「蟹みたいにここら辺まで来るのかな?」と書いたけれど、蟹が海から内陸へ歩いて来るということではありません。相当昔に海だった内陸でもたまに蟹を見かけることがあります。そこに棲んでいるわけです。
 それにしても、海では蟹を見かけません。蟹のものだろうかと思える穴は見ますが。
蟹というと砂浜というより磯のイメージです。今の所蟹を見かけるのはアスファルトの上だけ。それもごくまれに夜中に歩いているのに遭遇してびっくりしたり、朝に交通事故に遭ってしまったのを横目に駅へ急いだり。
 私が子供の頃は海というと砂浜よりも裸足で歩けば怪我をするようなごつごつした岩場の方が多かったのですが、今頃行ける海辺というとどこも砂ばかり。
 潮溜まりというものが昔はありました。沢山の発見ができた場所でした。