いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

97.「きゅうすいとうのくじら」 リュディガー・シュトイー作 佐久間彪訳

2005-12-30 01:45:31 | 絵本
きゅうすいとうのくじら

至光社

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ハンブルグにある古い大きな給水塔の話。ヤンが9歳の時、エルベ川のそばの小川で小さなくじらを釣ってくる。ヤンのお父さんはその頃給水塔の管理人で、日ごとにどんどん大きくなるくじらを給水塔の貯水槽で飼うことにする。

けれど、くじらはさらにどんどん大きくなり、ついにある夜こっそりとくじらを海に放すことになる。このくじら、ヘリコプターで吊り上げて運ぶ間も、どんどん成長していたようで、海に着水したところの絵を見ると、とんでもなくでかくなっている。

少し抑えた感じの色がとてもきれいな本。小川でヤンが魚を釣っているところの絵が1番好き。植物の描き方などが、ちょっと日本画のようだ。

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