スミレ

灰色に塗り固められた 歩道の片隅 こんなにきれいな スミレが咲いている カチカチの地面の下には 温かな土があるんだね . . . 本文を読む

亀とタンポポ

春が来たねって タンポポを眺めてるのかな そう思ったとたん 君はタンポポを 踏んづけていった . . . 本文を読む

走るオバサン

とにかく走り出したら止まらないのだ。 いや途中でけっつまずいたり転んだり道を間違えたり、 そんなことはしょっちゅうなのだが、 とにかく誰にも止められないのだ。 止められるもんなら止めてみぃ。 すぐ近くで見ていると、情緒不安定になってみたり、 鬱状態に陥ってみたり、意味不明の行動言動などなどなど。 だがうんと遠くに離れて見ると、 好きな場所を好きな方向にむかって好きなように走っているのだ。 橋なんか . . . 本文を読む

笑顔がいっぱい

あたたかな午後の庭 小さな花のみなさんが あぶくのような声をたてて 笑っているよ ありがとね ありがとね きょうもしあわせ . . . 本文を読む

石油ストーブ大好き

ほかほかのお芋 冬のしあわせ 焦げてるところが おいしいんだよ . . . 本文を読む

正常性バイアス

昨日の朝９時４２分頃、北陸の方で大きな地震があった。確か能登のあたりで震度6強。名古屋も震度３くらいはあったと思う。 私と二男は揺れに鈍感な方で、というか私は立派な更年期なのでしょっちゅう震度３くらいのめまいがしてるし、こんなに揺れててもしばらくは気づかない。が、夫は地震にとても敏感な人なので、すぐに「揺れてる」と言っていた。 ただちに石油ストーブを消し、貴重品と亀緒君の避難セットを用意。 . . . 本文を読む

どうするの？

何で そんなところから のぞいているの 遊びたいなら 出ておいで . . . 本文を読む

きれいなひと

こんな道端に立つきれいなひと ひとりぼっちで寂しくはないの でもあなたは何も答えず 風にゆれながら笑っている . . . 本文を読む

道端の星空

マンガ喫茶の塀の下 細かな花が咲いている まるで銀河を見るようで 自転車とめて眺めてる . . . 本文を読む

開花宣言

君は 一番だったのかな それとも 二番だったのかな みんなももうすぐ 咲きそうだよ . . . 本文を読む