現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

裏・アートマップ@京都芸術センター

2005-04-16 | アート感想@遠征
京都・四条烏丸の京都芸術センターに行ってきた。この建物(写真)は廃校になった小学校を改装したもので、廊下や階段には学校だった頃の面影が残っている。今回は行かなかったけど、前田コーヒー運営のカフェも雰囲気が良くてオススメ。

裏・アートマップ

京都市内15軒のギャラリーによる展覧会。これまで定期的に開催されてきた「KYOTO ART MAP」は、観客がギャラリーを巡るイベントだったけど、今回は逆に参加ギャラリーが京都芸術センターに集結。つまり「ウラ」。

正面入口から入ると、フジタマの巨大な切り紙とイカの映像がお出迎え。映像はちょっと気持ち悪いけど、何だか面白い!

特に印象に残った作品は、階段下に展示されていた林勇気の《とどくとおもった、そら》。8台のモニターに青空を題材にした映像が流れ、その横には真っ青なページの文字のない本が置いてある。ひたすら流れる雲や、手の形をした鳥が無数に飛び回る映像も良かったけど、昔のテレビゲームみたいな構図で、ヒトが雲や地上を渡り歩く映像が特に気に入った。

このほか、部屋を模した鏡張りの箱に下から頭を入れる小川敏弘の《アーティスト・アンド・ヒズ・スタジオ》や、GEISAI-5で金賞を受賞した濱口桜子の《夜のまいごのうちあげだ》が印象的だった。

事務室では全ギャラリーが載っている地図を100円で売っているので、気に入った作家が見つかったらそのギャラリーに行くのも良いかも。

4月24日まで、会期中無休。

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2 コメント

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こんにちは。 (feltmountain)
2005-04-20 06:57:20
面白そうな企画ですね!

といっても行くのは無理ですが・・・。



関西方面のギャラリーめぐりもしてみたいな、と思っているのですが、なかなかそこまでの余裕が無いのが現状です。



建築も風格ありそうな感じですね。
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feltmountainさんへ (pizz)
2005-04-20 23:05:06
いつもお世話になってます。



関西方面にはよく行くんですけど、一軒一軒画廊巡りをする時間がないことが多いので、こういった企画はとってもありがたいです。



旧明倫小学校の建物は良いですよ。

明治2年に開校した由緒ある学校だそうです。

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