できるだけ歩く鳥

サラリーマンエンジニアによる日常メモ。たまにMac偏り気味。

できることとできないことを明確にできていないことが明確に

2008-10-04 03:30:01 | diary
今更あらためて言うことでもないんですけれど、メーカーでサラリーマンエンジニアやってます。わりと大きな会社なんで、できる人だと思える人、できると評判の人、が社内のあちこちにいます。その力が結集したらすごいんだろうけれど(以下略

まあ僕が人様を「できる人」だと判断するなんておこがましいことではありますが、それでもそう思った人、周囲からそう言われる人などに、この半年間で、会社規模からすればほんの少しですが、がんばってコンタクトとってきました。どんな人なんだろう、と思って会って話してみる、雰囲気を感じてみる、ただそんだけ。

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自分のカテゴリの外の、異なる分野の普段会うことなんてない人達とのコミュニケーションを図ることで、いろんな角度から自分をうつせる鏡と向かい合ったような、そんな感じになりました。逆に今までは、お気に入りの角度でのみ、鏡の中の自分を眺めていたようなもんです。鏡を見てすらいなかったかもしれません。

多方面の鏡に映していくことで、自分はできる人ではない、ということがわかってきます。ただ、できる人になれるかどうかはわからない、ということもわかってきます。お前いままでどんだけ自部署に引きこもってたんだよって、我ながら思います。

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そう、「わからない」んです。
自分の向かいたい方向性に対して、自分にできることとできないこと、どういった可能性を持っているのか、などがさっぱりなんです。

じゃあ今までの、自分では気付かないけれど実は居心地よかった、いい角度で鏡を見れる環境を出て行けばいいのか。最初はそう思っていたんですが、いくつか前のエントリで書いた、できる人から特急の切符をもらおうってのは虫のいい話で、やっぱりなんらかの尺度を、自分の感覚として掴まなきゃいけない、そんな気がしてます。どこまでなら自力で歩いていけるのか、どこから助けが必要なのか、という感覚を。

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サンプル数は少ないけれども、できる人(と思しき人)たちと接触して感じたのは、彼らはそういった、自分にできることと助けを借りる部分とそれらを重ね合わせたところの夢と、その辺がちゃんと見えているんじゃないか、ということ。自分にできるところは自分でこしらえて、そのうえでさらに飛躍すべき活動をしています。

んで、そういう人達も、元からそういう見極めができていたわけでもなさそうで、何度も挑戦してきたから「あ、今はここまでか」って見極める感覚が身に付いたんだろうな、と。

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僕もやりたいことはある。でも、方向性の角度がゆるい。あっちもこっちも。着地点が遠いせいもあるかもしんない。もっと方向性の軸をしっかりさせるためにも、いろいろと、見極めなきゃいけません。でも(仮のものでも)基点を決めないと何も定まらないので、今の立ち位置を見つめ直してみます。

僕は今はエンジニアです。でも目標に向けての技術をもちえていません。

そんな出発点ということになりました。
エンジニアなら、布団の中であれこれイメージ描くだけでなく、起きてる時間に手も動かして、「こんなのやってみたい」「作ってみたい」「将来こういうことやりたいんだけどそのうちのひとつがこれ」というモノでもソフトでもモックアップ的なものを、手作りしてみようじゃないか、と、考え始めました。

っていうか、「できる人」の当たり前の思考が、できていなかったってこと。

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まあ都合よく会社に20%ルールなんてあるわけないので、(仕事が速くなったのをバレないように)効率あげて仕事してこっそりと取り組むとか、自宅でやるとか、そういう形で、何かをこしらえることに取り組み始めてみました。

体力的にツイキーだったり、やっぱりなんだかんだで時間確保しづらかったりはしますが、自分の足で歩くことは気持ちいいです。

そうだ、こういう感覚だ、この数年で僕が失ったものは。って実はそれはただの思い込みで、もともと持ってなかった感覚をいまさら手に入れたのかもしんないけれど。

今の自分の組織環境も業務内容もなにひとつ変わってないはずなのに、なぜか気分よい下半期スタート。そんなテンションで更新しております。眠い。