できるだけ歩く鳥

サラリーマンエンジニアによる日常メモ。たまにMac偏り気味。

臭いものにふたを(2)

2008-06-17 02:04:31 | diary
したりしなかったり。
しつこいけど自分の脳内の話ですよ。


人間関係も、ふたをかぶせたくなる。
例えば会社でどうにもこうにも話を聞いてくれない人、人の話を理解する気ゼロに見える上司とかいた場合。(自分の周りにはそういうのはいないけど(違うタイプの苦手な人はいる))

流行(?)のパーソナリティ障害かと疑ってみる。勝手に。脳内で。こうやって名前つけてカテゴライズすることも「臭いものにふたをする」行為の一種と言えると思うんですよ。

※医者でもないのに勝手に判断するこの僕の脳内の思い込みのことを「臭いものにふたをする」と例えて言っているのであって、パーソナリティ障害という概念自体がもうなんかいかにも「臭いものにふたをするためのもの」って感じがするぜっていう意見が世の中にあることには今は触れない。


なんらかのパーソナリティ障害っぽい人とか、どこの会社にもいますよ、きっと。人格の偏りなんて誰だってあるわけで(なきゃ気持ち悪い)、ただパーソナリティ障害ってのはそれが「度が過ぎる」わけです。でもDSM-IV基準では障害と判断されない「度が過ぎるほどではない人」ってのはいくらでもいるんじゃないっすかね。

パーソナリティ障害で最近気にしてるのが、自己愛性~。
(まあ自己愛性~に限らないけど)相手の文脈を読めないわけで、それがリアル会話でそうなるってんだから、メールや掲示板等のテキストベースのコミュニケーションの機会が増えれば、自然と発火しちゃう機会も増えるんじゃないかと、思うのです。テキストベースなやりとりって、空気(行間)読めなかったり、逆に深く読め過ぎたりで、「コミュニケーション」ツールとしてはうざったいんですよね。

んなもんで、これまで社会生活が送れていたパーソナリティ障害と判定されない人が、高度なIT化(笑)によって、文脈読めずで発火っていうのも出やすくなってるんじゃないか、と。とくに40代50代で、あまり向いていないにも関わらず、PC操作に慣れなきゃいけなかった人達とか。

リアルではそうでもないのに、ネットになると、ひどく粘着して、自分の正しさを周囲に認めてもらうまで引き下がらない、それを繰り返す人、なんてのはたぶん要注意だと思う。ひとつひとつの主張は至極真っ当なことだったりするんだけど、ちょっと前後してその人を追ってみると言いたいことが見つからないというか、言いたいことはオレを認めろってこと?みたいな。(主義主張が一貫してるなら「発火してしまった理由」が明確ということで、こちらとしても脳内処理においての落としどころが見つけやすいんですけれども)


とはいえ、困った感じを受ける人をスルーし続けていてもいいものか、とも思います。企業内におけるこの種の問題は、利害に直結しますから。それに、こんなこと書いてる自分だって、ささいなこときっかけでいつ発火するかわからないし。

あと、臭いものにふたをしたつもりで、実は好みに合わないにおいだっただけじゃないの?一貫した主義主張あるの見落としてんじゃん?って場合もあるかもしれないと思うと、もう「この人」をどう捉えていいかの脳内処理の落としどころがわからず、心が疲れそうです。「人」で捉えるからダメなんでしょうけれど。基本的に、ネットベースのやりとりにおいては低コンテクスト派(モヒカン)が「気楽」だとは思います。気楽であるけれど、100%無難かというとそうでもないとは思いますが。少なくとも企業内などにおいては。


発火する社員(上司)がもしもこんな人だったら困りもんです。

カラスは白い?!
どんなことでも“証明”してしまう論理の達人
http://premium.nikkeibp.co.jp/itm/col/suzuki/131/

この記事では、屁理屈王というか、そんな感じの人を漫画ONE PIECEの悪魔の実に例えて「論理の実の能力者」って言ってますw
能力者への対処法なども書いてあるのですが、リアル対話だから可能なんだろうけれど、ネット対話だった場合、論理の実の能力者には絡まないのが一番かと僕は思います。ネットで使える海楼石求む。

君子危うきに近寄らず、なんでしょうか。放置してたら「社会に受け入れられない」感を増大させちゃってどうなることやら。予告inしたお。助けて君子!


でも結局臭いものにふたをしてるようなもんなんだという、モヤモヤ。
相手が本物だろうとそうでなかろうと、しょせんはこちらの都合での「臭いもの扱い」してるだけという、モヤモヤ。


結局、臭いものにふたをしたりしなかったりを繰り返しながら、微妙どころかけっこう臭う世の中で、嗅覚を半分麻痺させながら生きていくしかないのかしらん。たまに自分も異臭放ちながら。なんて諦めるのも違う気がする。


オチはないです。相対的にしか位置づけられない人と人の関係性において、基軸となる疑似固定座標が得られにくい場合に、どうしたもんだろというぼやきです。


推敲めんどくせ。いいや。投稿。ぽちっとな。