できるだけ歩く鳥

サラリーマンエンジニアによる日常メモ。たまにMac偏り気味。

続・知的発展無限ループ

2006-01-14 12:13:52 | diary
前回こんなことを書きました。

技術発展→教育環境変化→新世代人→新技術発展→教育環境変化→新世代人→…という知的発展無限ループを想定したときに、如何にIT企業が貢献できるか、というのをこっそり昔から考えてます。


これを実現するためには、知能を退化させてはいけません。

何かが技術発展により便利になったとき、そのぶんの苦労をしなくなったわけですから、今までの「苦労」で使っていた脳や肉体を、別の形で活用しないと退化の危険が生まれます。例えば、交通が便利になり歩く機会が減ったなら、別の形で体を使わなきゃ身体能力が衰えます。

同じように、頭も使わなきゃ退化します。とくにIT機器が代替してくれる脳の役割としては記憶がありますが、やはりそのぶん確実に人間の記憶力は低下しているでしょう。じゃあ代わりに何を覚えますかっつーと、パッとするものはありません。機器の使い方を覚える程度ですか。(でも最近はPCセットアップだって超ラクになってきたしなぁ…)

IT技術発展により脳の使い方が変わってきたわりに、他に脳を活用するべきターゲットに飢えている状態になってきている可能性があるのではないかと、最近思います。大人のDSトレーニングなんかが売れる背景には「脳を使わなきゃやばい」という潜在的な欲求もあるんじゃないかとか思ってみたり。


というわけで、今のところ考えているのは「企業は技術の使い道を考えるときに、知的発展という視線を忘れちゃダメだなぁ」「IT機器により使わなくなったぶんの脳の使い道も考えるべきだなぁ」ってことくらいまでです。