POPPO NEWS 2

徳島県内の旬をピジョンズ・パークが発信中。
イベントや祭り、自然、観光名所など、ふるさとの魅力満載!

(県外編)何度も足を運びたくなる『鳥取砂丘』

2010年10月30日 | 県外編
10月の初旬。ピジョンズ・パークは、
鳥取県鳥取市の観光名所の一つ『鳥取砂丘』を訪ねました。

日本海に面し、風光明媚で知られる山陰海岸国立公園内にあり、
国の天然記念物として特別保護地区に指定されているそうです。

南北(水際から内陸)に約2.4km、
東西(海岸に沿って)約16kmにわたる
広大な砂浜を目の前にすると、
遠くに見える海岸まで歩いて行けるのだろうかと
自信をなくすほどです。

砂は粉のように決めが細やかで、
パウダースノーという表現を借りて、
パウダーサンドと呼びたくなりました。

これなら日本海から吹き付ける海風で簡単に巻き上げられ、
『馬の背』と呼ばれるような巨大な砂の丘陵も
簡単にかたちづくるだろうと思うのです。

10月とはいえ、昼の日ざしは強く、
体験したことはないのですが、
砂漠とはこういうところなのかもしれないと
感じさせてくれました。

いつかまた、砂丘の風紋や夕日にも出会ってみたい
と思わせてくれる魅力的な海岸でした。


▲『馬の背』と呼ばれる砂の丘陵。そびえ立って見えた


▲海岸まで歩いて振り返ると、いっそう砂の丘はいっそう巨大だった


▲海岸へ降りていく。あまりに急峻で、最初の一歩に、ちょっと勇気が必要なほど


▲日本海に臨む砂丘。朝、夕にも来てみたいと思わせてくれる


▲帰り際、振り返った。『馬の背』が、砂の津波のように見えた

This program is presented by PIGEONS-PARK.

(県外編)神話に彩られた『白兎神社』

2010年10月29日 | 県外編
厚い雲の切れ間から、ときおり陽が差す今朝の徳島。
晩秋の気配を含んだ風が吹き、風景から彩度を奪っています。

27日、山間部では真っ盛りの紅葉に霧氷が降り、
赤黄に染まる山々を白いベールで包む自然のプレゼントが贈られ、
目にすることができたみなさんは、思わぬ幸運に喜んでいました。

一変、今週末は台風が近づいてくるようで、
紅葉も吹き飛ばされてしまうのではないかとハラハラしています。

自然に向き合っては、何も主張できないのが、
ピジョンズ・パークをはじめ、私たちヒトの立場なのです。

さて、本日のポッポニュースは10月22日の記事の続編です。
場所は、日本海に臨む鳥取県鳥取市白兎。

神話で語られる『因幡の白うさぎ』の伝説が残る
白兎海岸の南の丘陵に建立されている
『白兎(はくと)神社』境内の様子です。

その名の通り、祀られているのは白兎神。

神話では、『淤岐ノ島(おきのしま)』から渡って来る際、
ワニ(サメ)に毛を取られ、たどり着いた砂浜で
八十神に意地悪をされて難儀していた白兎を、
大国主命(大黒様)が救ったとされます。

そのお礼に、大国主命と八上姫との縁を取り持ったそうで、
そんなことから因幡の白うさぎは『縁結びの神様』として
当社に祀られているのだそうです。

白兎海岸に隣接する『道の駅 神話の里 白うさぎ』脇に
参道が拓かれ、大きな石の鳥居をくぐって
5分ほど坂を登ると本殿に着きます。

参拝者や観光客が途切れず足を運んでいるにもかかわらず、
境内には静けさが満ち、傍らには白うさぎが大国主命のすすめで
体を洗い清めたとされる『不増不滅の池・御身洗池(みたらしいけ)』が
水を蓄え横たわっていました。


▲道の駅の脇に石の鳥居がある。ここが参道入り口


▲登りはじめてすぐ、砂の彫像があった。鳥取砂丘でも砂の彫像展が開催されていた


▲5分ほどで、白兎神が祀られた本殿に着く


▲『御身洗池』。因幡の白うさぎはここで身を洗い清めたとされる

OLYMPUS PEN E-P2/M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

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『砥石権現』&『鹿舞ダキ山』の秋

2010年10月28日 | 徳島の山景
山深いマチ・徳島県神山町の最奧部、
隣町ナカ(那賀町)との町境『土須峠』近く、
標高約1000mの高地に拓かれた、四国の山岳植物園
シャクナゲの里・岳人の森』(入園料一般400円)から、
『砥石権現』&『鹿舞ダキ山』を目指しました。

登山道はしっかりと整備され、
急峻な尾根の上を歩いているのにもかかわらず、
さほど足下を気にすることなく、
紅葉を楽しみながら歩くことができました。

整備しているのは、
『シャクナゲの里・岳人の森』園主の山田勲さんです。

「当園の延長線上にある裏山を、
より多くのみなさんに楽しんでいただけるように、
コツコツと手入れしています。
ふるさと神山町の、自然豊かな徳島県の
深い山を気軽に歩いていただければと思います」(山田さん)。

ゆっくり登って約1時間30分ほど。
この日、ピジョンズ・パークは、
色濃い秋を存分に味わいながら、
通常の倍近い時間をかけて歩きました。


▲山行に入るなり、秋があふれていた


▲秋の赤とともに、霧も歓迎してくれた


▲前日まで暖かかったためだろう。ママコナが開花していた


▲標高約1380m。砥石権現に立った。久しぶりだ


▲秋が、寒さに震えていた


▲しっとり、秋が濡れていた


▲山深い山間の町、神山町。土須峠に近い、最奥の集落が秋に包まれていた


▲神山町と美馬市木屋平の境にそそり立つ東宮山。写真中央の三角形をした頂がそれだ


▲秋をのぞき見した


▲隣県のマチを望む


▲山肌を走る道路の先は、雲早トンネル(隧道)だ。中央の鉄塔左の落ち込みが土須峠


▲霧が山頂を覆っている。翌日(10月27日)、今シーズン初の霧氷が降りた


▲何とも神々しい。神が棲むというマチの山並みだ


▲シャクナゲの里・岳人の森から砥石権現への山道は、いままさに秋本番だ

-----おまけ。-----
昨夜の冷え込みで、県内の山間部では霧氷が木々を白く彩りました。
ナカ(那賀町)を走る剣山スーパー林道では、大紅葉と霧氷、そして
霧がコラボレーションするすばらしい光景を、地下足袋王子さんが
撮影。10月27日朝の写真を送ってくれました。

また、剣山の登山口『見ノ越』でも、紅葉と霧氷の競演が見られた
ようです。三好市東祖谷の小椋義勝さんが、10月27日朝の様子を撮影。
写真を送ってくれました。

それでは、さっそくご覧ください。


▲剣山スーパー林道は、いまが紅葉のまっさかり。写真は地下足袋王子の提供


▲「霧氷になると予測しとったんじゃ。きれいじゃったよ」(地下足袋王子・撮影も)


▲見ノ越の紅葉と霧氷。小椋義勝さん撮影


▲「すばらしい光景に出会えました。寒さを忘れて見とれました」(小椋さん・撮影も)

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秋色に染まる『シャクナゲの里・岳人の森』

2010年10月27日 | 徳島の暮らし・人
昨日からグッと冷え込み、今朝はついに
エアコン(暖房)に頼ってしまっています^^;)。

寒さに弱いピジョンズ・パークではありますが、
決して嫌いなわけではありません。

気温が下がるのにあわせて、山は色づきを早め、
今週末あたりは、県内どこの山も紅葉狩りシーズンが
本番となるのではないでしょうか。

本日の写真は、山深いマチ・徳島県神山町の最奧部、
隣町ナカ(那賀町)との町境『土須峠』近く、
標高約1000mの高地に拓かれた、四国の山岳植物園
シャクナゲの里・岳人の森』(入園料一般400円)の
秋色をご紹介しています。目にしたのは昨日。

ヒメシャラの林が黄色に落ち着き、
シラキの葉が赤く染まっていました。

「これからますます、紅葉の見頃が深まります。
厚手の上着などで暖かくされれば、
園内での紅葉狩り散策は軽装で楽しんでいただけますよ」と、
園主の山田勲さん。

同園では、今月末に恒例の秋イベント
岳人の森 キノコ鍋パーティー』も予定されています。
紅葉狩りとあわせて、秋の味覚堪能もおすすめですよ。


▲照れているのか。真っ赤な顔でモミジが迎えてくれた


▲園内の至る所で、シラキが赤く染まっていた


▲遅咲きのシコクブシ。とても珍しい種類なのだそうだ


▲秋、本番だ


▲ヒメシャラの森が、色づいていた。この時期、ロマンチックな散策が楽しめる、おすすめポイントだ


▲生まれたばかりのキノコに出会った。「キノコは、枯れ木を分解してくれます」(園主・山田さん)

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文化の秋に、やっぱり阿波の伝統芸能

2010年10月25日 | 徳島の祭景
芸術、読書、スポーツ、食欲、紅葉狩りなど、
何かと忙しい秋。
そこへ文化の賑わいを加えるのが、
阿波の伝統芸能『阿波人形浄瑠璃』です。

江戸時代から昭和初期にかけて、
徳島県では野外ステージ『農村舞台』を会場に、
阿波人形浄瑠璃が頻繁に上演されていたそうです。

その伝統は今に息づき、豊作を祝い、感謝の気持ちを捧げる
秋祭りにあわせるように、地域の農村舞台で行われています。

先週末には、徳島県文化振興財団が主催する
阿波人情浄瑠璃の祭典
『第13回阿波人形浄瑠璃フェスティバル』
(会場:あわぎんホール)が開催され、
「県内外から多くのみなさんが足を運び、
楽しんでいただいたようです」
(阿波十郎兵衛屋敷・中修一さん)とのこと。

もちろん、ピジョンズ・パークも同フェスに足を運び
存分に伝統芸能を堪能させていただきました。

が、これに飽きたらず、向かったのが
本日の写真『阿波十郎兵衛屋敷・定期公演』です。
同館では、今年度から毎日2回公演となり、
この日観賞したのは
有名人形座『大谷旭源之丞座』が
出演した午後の部(午後2時~)。

定番外題『傾城阿波の鳴門』を
たっぷりと楽しむことができました。

気づいてみれば今年も残すところ2ヶ月あまり。
楽しみが多ければ多いほど、時は足早になるのが常。
今秋、まだだま阿波人情浄瑠璃公演が多数予定されており、
時を惜しんで、文化の秋を堪能したいと思います。


徳島の秋のもう一つの楽しみ『紅葉狩り』。
徳島県三好市東祖谷の小椋義勝さんから、
『落合峠』付近の紅葉情報が届きました。
本日のポッポニュースの最後にご紹介しています。
こちらもどうぞお楽しみください。


▲阿波十郎兵衛屋敷では、今年度から毎日2回の上演が行われいる


▲この日は、県内有名人形座『大谷旭源之丞座』による上演を楽しんだ


▲浄瑠璃(大夫・師匠)は、喜笑会。語りと三味線の音色で、外題(物語)の世界に引き込まれていく


▲上演後は、阿波木偶との記念撮影サービス。好評を呼んでいた


▲阿波十郎兵衛屋敷内に建つ母屋では、写真展が開催されていた


▲いつ見ても、心落ち着く名園『鶴亀の庭』


▲阿波十郎兵衛屋敷を囲む石塀。趣がある

OLYMPUS PEN E-P2/M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

-----おまけ。-----
ここからは、三好市東祖谷『落合峠』付近での紅葉情報です。
写真を送ってくれたのは、小椋義勝さん。10月23日(土)でした。
「昨夕(22日)、落合峠に紅葉の様子を見に行きました。
今年も見頃となり、今週末あたり見頃のピークになりそうです」
とのコメントをいただいています。


▲「落合峠近く、22日(金)の午後の様子です」(小椋さん)


▲「今年も紅葉が、見頃を迎えています」(小椋さん)


▲「近くの滝の周辺も、紅葉に染まっていました」(小椋さん)


▲「落合峠は、今が見頃のピークです」(小椋さん)


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大迫力!『川田八幡神社 秋祭り』

2010年10月23日 | 徳島の祭景
巨大な太鼓屋台を担いだ氏子らが、
境内への長い石段を一気に駆け上がる勇壮な秋祭り
『川田八幡神社大例祭』が、昨日(10月22日)、
徳島県吉野川市山川町の川田八幡神社で開催されました。

はじめて見たのは、一昨年のこと。
そのとき感じた迫力を忘れらず、
またしても足を運んでしまったのです。

太鼓屋台に乗った稚児らがたたく太鼓の音が秋風に乗り、
それに合わせて「サセッサセッ」と
氏子らの威勢の良いかけ声がかかると、
巨大な太鼓屋台が宙に浮き上がりました。

毛槍の舞が本殿へ続く参道を払い、
その後に川田八幡神社の巨大な太鼓屋台が練ります。

圧巻は、50段ほどはあろうかと思われる急な石段を、
稚児を乗せた巨大な太鼓屋台を氏子らが担ぎ、
境内・本殿前へと押し上げていくのです。

さらには、一度登った石段を、
今度は逆に差し上げ降りて来きます。
それは押し上げる以上にチカラとバランスが
要求されるのに違いありません。

歴史に彩られ、元気あふれる川田八幡神社の秋祭りが、
これからもずっと受け継がれていくことを、
祭りの熱気の傍らでピジョンズ・パークも願いました。


▲毛槍が参道を舞いながら進んでいく


▲太鼓屋台へと急ぐ


▲川田八幡神社の大鳥居を回り込み、巨大な太鼓屋台が近づいてきた


▲急な石段が立ちはだかる


▲2基目の太鼓屋台が参道を練る


▲威勢の良いかけ声とともに、石段を登っていく


▲チカラと心が一つになると、圧倒的なパワーが生まれる


▲石段を登り切り、高々と差し上げられた太鼓屋台


▲危険な石段で、最後まで息は抜けない


▲2基目の太鼓屋台が、石段下にさしかかった。高い境内から見下ろすと、まるでミニチュアのようだ


▲こんなに大きな太鼓屋台が、本当に上がってくるのか!


▲1基目よりもさらに早く、駆け上がってきた。カメラマンらも夢中でシャッターを切っていた


▲本殿前に登ってきた太鼓屋台をねぎらうかのように、舞が披露される


▲いよいよ、難しい下りが始まる


▲下りでも、毛槍がまず舞を披露する。歴史を感じさせる厳かな舞だった


▲宙高く差し上げられた太鼓屋台が、ゆっくりと降りてきた


▲無事、石段を下りきった


▲その一瞬を逃すまいと、多くのレンズが追う


▲チカラをあわせた満足感が、氏子らの笑顔に現れているように感じた


▲人気ブログ『すえドンのフォト日記』の管理人さんも取材に来ていた

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(県外編)神話が残る砂浜『白兎海岸』

2010年10月22日 | 県外編
今日のポッポニュースは、久々の県外情報です。
訪ねたのは、日本海。
ワニ(サメ)に毛皮を剥がされた白ウサギが、
オオクニヌシノミコトに出会い、助けられたと伝えられる
神話の砂浜『白兎海岸』(鳥取県鳥取市白兎)です。

端正な弓の字型にくぼんだ海岸には、きめの細かい砂がたまり、
夏には人気の海水浴場となっているそうです。

砂浜からは、神話に登場する『淤岐ノ島(おきのしま)』が
すぐ近くに浮かんでいるのが見え、
「これなら白兎はサメをだまして、その背を渡るより、
思い切って泳げば良かったのに」と思ったりもしました。

でも、剥かれた皮膚を治すのに、
オオクニヌシノミコトから蒲の穂の上で寝るように
教えられたということですから、たぶん季節は晩秋。

日本海の水は冷たくて、とても入れなかったのだろうと
すぐに思い直しました。

白兎海岸に隣接して
『道の駅 神話の里 白うさぎ』が設けられており、
その脇から神話の白ウサギがまつられた
『白兎神社』への参道が延びています。

もちろん、ピジョンズ・パークもお参りさせていただきました。
縁結びのご利益があるといわれる当社の様子は、
また機会を見つけて紹介しますね。


▲海に浮かんでいるのが『淤岐ノ島(おきのしま)』。案外、近いのに驚いた


▲漂流物に国境は無い。徳島の海ではまず見かけないが、日本海ではよくあることなのだろう

OLYMPUS PEN E-P2/M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

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『城王山』で出会った不思議な池

2010年10月21日 | 徳島の山景
徳島県阿波市市場町に
『城王山』(標高約632.4m)という名の
山があります。高さはあまりありませんが、
遠望する場所によっては、
美しい三角形の山容を見せてくれたりもします。

山頂には、城王神社が建立され、
多くの信者から信仰を集めていると聞きます。

ピジョンズ・パークが、霊験あらたかな山の頂を目指したのは、
10月16日(土)の午後1時30分を過ぎた頃でした。

山行をはじめたのは、岩野地区に開かれた登山口。
石段を登り、鳥居をくぐって、高低差約400mの登りです。

地図を見ると、登山口から山頂までそれほど距離は無く、
それだけにきつい上り坂であることが予想されました。
そして登りはじめて気づいたのは、山道がかなり荒れていること。
山頂付近まで林道が延びているためでしょう。
山中の道を登る人は少ないのかもしれません。

しかもこの時期、あまり人の歩かない山道で
やっかいなのがジョロウグモの巣。
山頂にたどり着くまで、少なくとも50ヶ所以上で
蜘蛛の巣と格闘しなければなりませんでした。

雪山でのラッセル、藪の中でのヤブコギというのも
かなり疲れますが、蜘蛛の巣ラッセルは、
クモが苦手なピジョンズ・パークにとって、
ことのほかこたえるのです。

しかし、そうした苦難を乗り越えた先に、
すばらしい光景、体験が待っているというのはよくあることで、
たどりついた城王山山頂でも、
龍王池とよばれる不思議な池に出会うことができました。

山頂近くにあるにもかかわらず、
たっぷりと水をたたえた池を見ていると、
三嶺山頂近くに湧く池のことを思い出します。

自然がかいま見せてくれる不思議な光景は、
何かしら大きなチカラの存在を感じさせてくれるのです。


▲目指すは霊験あらたかな山『城王山』(撮影は下山後)


▲ここから登る。まずは下生えとの格闘だ


▲階段を上がってすぐ鳥居を見つける。頭を下げ、くぐらせていただく


▲杉林に入ると、下生えはなくなり、少し歩きやすくなった


▲崩れている場所も少なくなかったが、蜘蛛の巣にしばしば行く手を阻まれた


▲林道に出会う。お不動さんに許しを請い、脇の道をまた登る


▲しばらく登ると、また林道に出会った。ここからは林道を歩くようだ


▲城王神社の鳥居が見えてきた


▲城王神社で二拝二拍手一拝するが、まだゴールではない


▲巨樹というほどではないが、堂々とした風貌を持つご神木だ


▲境内をさらに奧へ行くと、龍王池が見えてきた


▲池の中央には、龍をモチーフにした彫像が据えられていた


▲約1時間30分。ジョロウグモとの格闘に、思いのほか時間を取られてしまったようだ

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剣山で、霧の紅葉狩り

2010年10月20日 | 徳島の山景
今朝の地元紙によると、今週末から今月いっぱい
県内の山間部で、地域の猟友会による
ニホンジカの一斉駆除が行われるそうです。

紅葉狩りシーズンに、山に入るのがちょっと怖いですが、
県をあげての事業ということで、仕方がありません。

シカたちにとっても受難の期間となります。
私たちヒトと、うまく折り合いの付く、
いい棲み家を見つけてほしいな、と思います。

さて、去る10月14日(土)。ピジョンズ・パーク
徳島県美馬市木屋平の富士ノ池・龍光寺脇にある
剣山登山口から一ノ森、二ノ森を経て剣山に到達。

そこから行場、お花畑を通って元の登山口まで下山しました。

今回は、行場からお花畑その後の山行で出会った
紅葉の様子をご紹介します。前回までは、
晴れ晴れとした青空の下での紅葉でしたが、
今回は突然現れた霧にまかれ、幻想的な風景となっています。

※今日のポッポニュースの末尾に、
矢筈山(標高約1848m)の紅葉風景もご紹介しています。
写真は、三好市東祖谷の小椋義勝さんが提供してくださいました。

それでは、霧の紅葉狩りをどうぞお楽しみください。


▲『行場』の鎖場の上部。しっかりと木々が紅葉していた


▲紅葉の秋は、実りの秋でもある。紅葉した森で、多くの生き物たちが暮らしている


▲『行場』を過ぎると、突然、霧にまかれた


▲時間は午後2時半を回った頃。あたりは、陽が落ちたように薄暗くなった


▲霧の中で出会う紅葉は、コントラストが落ち、輪郭が滲んで、まるで夢で見ているようだ


▲次第に歩行速度が落ちてくる。心ひかれる風景の中で、仕方のないことだ


▲森の奧には、もっとすばらしい風景があるのに違いない


▲秋の森が、霧に薄められ、一つになって溶けていく


▲手にすくってみた。とても冷たく、清々しかった


▲小さな葉も、色づいている。けなげで、かわいい


▲こっちも見てほしいっ!と、誘われた


▲尾根にも、いろいろな色があふれている


▲霧が降りた森の中で、ただ一本、輝いて見えた


▲誰も、何も歩いていない場所。この森には、そういうところがたくさんある

おまけ。-------------------------------------------------------
矢筈山の紅葉(三好市東祖谷・小椋義勝さん提供)
「矢筈山の紅葉を知ったのは20年前。
見事な風景に感動し、以来、毎年登っていました。
そのたびにきれいな紅葉を見せてくれます。
来年もまた登りたいと思います」(小椋さん)。


▲「毎年、すばらしい紅葉風景を見せてくれます」(小椋さん)


▲「矢筈山は紅葉の名所です」(小椋さん)


▲「サガリ・ハゲから見る矢筈山の紅葉は絶景です」(小椋さん)


▲「空中撮影しているような、気分にさせてくれます」(小椋さん)

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『剣山~行場』で紅葉狩り

2010年10月19日 | 徳島の山景
ピジョンズ・パーク読者のみなさん、こんにちは。
できれば毎日、山に入り込みたい!
と思う心を抑えきれなくなるのは、秋深まるこの時期の恒例。

結局のところ、喧噪を避けているようで、
紅葉狩りに賑わう華やかな場所に、出かけてしまうのです^^)。

というわけで今回は、紅葉の様子を確認するために足を運んだ
一ノ森から剣山を経て、富士ノ池・龍光寺へ下る道中で
出会った紅葉の様子をご紹介します。

まずは剣山山頂から『行場』『お花畑』あたりの
紅葉状況をご覧ください。

駆け足で通り過ぎていく高山の秋に、
今年はなんとか追いつくことができました。

次回は、行場から富士ノ池・龍光寺登山口に下る途中、
霧の紅葉風景をご紹介します。お楽しみに!


▲木々の向こうで、秋が萌えていた


▲時の経つのを忘れてしまう


▲行場近く。眼下に色があふれていた


▲色の見本を見ているようだった


▲個性が主張し合い、混じり合って、秋の山になっている


▲鎖場付近で足場は悪いが、どうしても視線は遠くに向いてしまう


▲鎖場下で、一の森ヒュッテの内田忠宏さんに邂逅(邂逅)した。なんだかホッとした


▲『お花畑』と呼ばれるポイントを通過後すぐ、濃い霧にまかれた。その様子は次回で!

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『一ノ森~剣山』で紅葉狩り

2010年10月18日 | 徳島の山景
剣山系の山頂付近で、紅葉が降り始めた10月14日(木)。
ピジョンズ・パークは、穴吹川上流部の
美馬市木屋平にある富士ノ池・龍光寺脇に拓かれた
登山口(標高約1100m)から一ノ森(標高約1880m)へ登り、
そこから尾根伝いに歩き、二ノ森を越えて
剣山(標高約1955m)へ足を伸ばしました。

一ノ森から望むと、均整のとれた三角形をした二ノ森は、
頂周辺を赤や黄に染め、逆に、二ノ森で振り返った一ノ森も
山頂周辺をすっかり紅葉させていまいた。

そして紅葉狩りを満喫しながら向かった剣山では、
剣山頂上ヒュッテ周辺はもちろん、
行場、お花畑といった名所あたりまで、
すっかり紅葉に包まれているようでした。

次回は、剣山山頂から、行場、お花畑を経て、
追分、龍光寺へと紅葉狩り下山します。


▲一ノ森から尾根伝いに剣山へ向かう。殉難の碑の建つ分岐、二ノ森山腹が紅葉している


▲二ノ森の山腹を、紅葉が彩る。奧は、ジロウギュウ


▲のぞき込んで見ると、谷間も色づきはじめていた


▲白骨樹と紅葉の競演は、見応えがあった


▲深山の秋は、すでに本番だ


▲手前は二ノ森。剣山を越えて、奧に写っているジロウギュウまで歩いてみたくなった


▲殉難の碑から、一ノ森を振り返ると、紅葉が見送ってくれていた


▲殉難の碑近くでは、リンドウが咲き誇っていた


▲剣山山頂近く。ここでもすでに、紅葉真っ盛り


▲剣山頂上ヒュッテを、紅葉が彩っていた。そんな剣山では、もみじ祭が始まっている

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『富士ノ池・龍光寺~一ノ森』で紅葉狩り

2010年10月16日 | 徳島の山景
ピジョンズ・パーク読者のみなさん、こんにちは。
今日の徳島は快晴。秋晴れの空が広がっています。

ポッポニュースをまとめながら、
早く出かけたくてうずうずしています。

さて10月14日(木)、仕事の合間を見て、
穴吹川上流部の美馬市木屋平にある
富士ノ池・龍光寺脇の登山道から、一ノ森を目指しました。

目的は、もちろん紅葉の具合を確認するためです。
龍光寺の標高は約1100m(GPS・OREGON300)でしたから、
標高約1880mの一ノ森まで、約700mの登り、
約2時間の紅葉狩り山行です。

龍光寺脇でも、木々が色づき始めており、
もう一週間もすればほぼ見頃になりそうな気配でした。

では、富士ノ池・龍光寺~一ノ森の紅葉具合を、
どうぞご覧ください。

次回は、一ノ森~剣山への紅葉狩り山行をご紹介します。


▲標高約1100m。富士ノ池・龍光寺脇から紅葉狩り山行へ出発!


▲かつては、剣山信仰の表参道だった富士ノ池・龍光寺登山口。今も修験の道場なのだろう


▲登りはじめてすぐ。このあたりの林では、まだ紅葉は降りていない


▲ところどころで、色づきはじめた木々を見つけた


▲紅葉の見頃は、あと一週間ほどで訪れるだろうか


▲少し休憩。朝露が笑顔で迎えてくれた


▲ツタウルシだろうか。葛だろうか。時を待たずして、紅葉となるだろう


▲一ノ森と剣山への分かれ道『追分』周辺では、しっかりと見頃


▲周囲は、紅葉で満たされてきた


▲一ノ森山頂近く。木々の間から望む山は見事な紅葉となっていた


▲白骨樹の周辺も色づいている


▲今年、ついいn本物の秋に出会った


▲一の森ヒュッテは、来月上旬まで営業している


▲一ノ森山頂付近で、低木が紅葉していた。次回は、一ノ森から剣山での紅葉状況を紹介したい

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火之神降臨 その一部始終(後編)

2010年10月15日 | 徳島の祭景
先だっての3連休の中日、10月10日(日)午後8時。
赤松神社(美波町赤松地区)の境内に集まった
多くの見物客とともに固唾(かたず)を飲んで待つ
ピジョンズ・パークの目と鼻の先で、
秋祭りの吹筒煙火の奉納が始まりました。

一組目、二組目と、10mほども差し上げられた吹筒から
盛大に火の粉が降り注ぎ、その下を
「できたん、どしたん」と駆けめぐる若い氏子さんたち。

美しくも勇壮な赤松神社の秋祭りを楽しみながら、
ピジョンズ・パークは火之神降臨のときを待ちわびていました。

そして五組目の吹筒煙火の奉納の最中、
今年もついに炸裂音とともに火之神が降臨しました。

一昨年、突然現れた火之神は、燃えさかる炎の毛髪を逆立て、
周囲を睥睨(へいげい)する威厳に満ちた表情を見せてくれました。

今年は、猩々(しょうじょう)のような表情で、
火の鳥あるいは鳳凰のように火の翼を広げたスガタを現し、
盛大に火の粉を降らせて消えていきました。

今年の豊作を喜び、また来年の幸を、
みんなに約束してくれているように感じたピジョンズ・パークは、
頭上から降りかかる火の粉の熱さを、しばし忘れていました。


▲一瞬、強く燃えたかと思うと、すぐに轟音とともに炸裂した


▲猩々のような表情で、鳳凰のように羽ばたき、火之神が降臨した


▲豊作を祝い、未来の幸を約束する火の粉を盛大に降らせていた


▲滝となって降る火の粉の下で「できたん、どしたん」のかけ声はいよいよ勢いづいた


▲赤松神社の秋祭りで、この後も吹筒煙火は奉納され続けた

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火之神降臨 その一部始終(前編)

2010年10月14日 | 徳島の祭景
待ちに待った秋祭りシーズンが到来しました。
豊作に感謝して、お神輿が担ぎ出され、
笛や太鼓のお囃子にあわせた祝いの踊りや花火が、
それぞれの地域の氏神様に奉納されます。

そして今年10月10日には、
ピジョンズ・パークが心待ちにしていた
赤松神社(美波町赤松地区)の秋祭りで、
『赤松吹筒煙火』が奉納されました。

地域の氏子さんたちが手作りした花火は、
その名の通り竹筒に火薬を詰めた素朴なもの。
ただし、その迫力たるや、
天高く1万発も打ち上げられる夏の花火の比ではなく、
10mほどの高さで火を噴き、目と鼻の先に黄金の火花を散らし、
ときに炸裂して、その熱さを体感させてくれます。

火花が滝となって流れ落ちる下で、若い氏子さんたちが
「できたん、どしたん」と、なぞの文句を唱えながら、
環を描いてぐるぐると駆けめぐります。
その様子を間近に見るのが、赤松の奉納煙火の楽しみ方。

ではあるのですが、実のところ、
ピジョンズ・パークが腰が引けながらも待っているのは、
美しく流れ落ちる花火ではなく、どうした加減か、
途中で炸裂し、火の豪雨となって空から降り注ぐ
失敗(?)作品なのです。

その炸裂した花火の中に、火之神のスガタを探すのです。
昨年一昨年と出会った火之神は、今年も果たして降臨するのか。
答えは、次回のポッポニュースで。


▲豊作のお礼を申し上げるのだろうか。まずは氏神様をたずねる


▲午後8時の開幕を前に、エキシビジョンの花火が披露される


▲美しいが、まだ本番の迫力はない


▲火花が回転する煙火も登場した


▲いよいよ本番。一組目の吹筒煙火の奉納が始まった


▲滝となって流れ落ちる火の粉を浴びながら、氏子らが駆ける


▲できたん、どしたん。できたん、どしたん。意味は分からないが、心が浮き立つ


▲火之神の降臨はまだか


▲熱い火の粉を、ものともせず駆ける氏子ら


▲次々と、吹筒煙火が奉納されていく


▲秋祭りの夜に、提灯の明かりはとても心地よい


▲さて今年、火之神降臨はあるのだろうか

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日和佐八幡神社秋祭り 祭りの後(後編)

2010年10月13日 | 徳島の祭景
『お入り』の神事に間に合わなかったピジョンズ・パーク
しょげつつも、境内に残る祭りの余韻に飲まれ、
たちまち元気を取り戻すことができました。

はやる気持ちを抑えて、まずは、日和佐八幡神社本殿へ。
賽銭をけちることなく二拝二拍手一拝の後、
神様に無事到着させていただいたことへのお礼を申し上げました。

そうして境内を振り返ると、
豪華に飾り上げられた大きな太鼓屋台が、
氏子たちの「さっせ、さっせ」のかけ声とともに
高々と差し上げられています。

これを取り巻く見物客の輪へ、
ピジョンズ・パークもすぐに加わらせてもらい、
勇壮な祭りのフィナーレを楽しませてもらいました。

では、『日和佐八幡神社秋祭り 祭りの後(後編)』をご覧ください。


▲8台ある太鼓屋台の最後の組が帰ってきた


▲大きな太鼓屋台を高々と差し上げ、担いでは、境内を練り歩く


▲「さっせ、さっせ」のかけ声で、担ぐ氏子たちにチカラがみなぎるようだ


▲海から上がって来た疲労を、まったく感じさせない


▲本殿へ、一直線に向かって行く太鼓屋台。群衆もこれを囲み追う


▲浜では、祭りが静かに終わろうとしていた


▲大漁旗が、砂浜に良く似合う


▲大浜海岸が暮れていく


▲行儀良く、誰かを待っている


▲乱すことを恐れて、買うのがためらわれるほどだ。祭りには欠かせない彩りだ

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