今日のポッポニュース・フォトは前号に引き続き、
神山町が舞台です。
町内に残る半鐘(はんしょう)を追って、
こつこつと記録を進められている
『雨乞滝の女神さま』に案内いただき、
ピジョンズ・パーク(P.P)は、
何気ない田舎の風景を訪ねさせてもらいました。
里というのでしょうか。出会う人は少ないけれど、
あたたかい人の気配がただよう場所があります。
そうしたところを、ふらふら歩いていると、
人の繋がりやご近所の助け合いや
霊場へ続く道端の人情やといったものが、
そこらじゅうに寝そべっていた頃の地域の賑わいを、
冬枯れた雑草の中に見つけるものです。
かつて火事などの災害をみんなに知らせるために叩かれた半鐘。
谷を挟んだ向いの集落で、あるいは地域で、
いち早く異常に気づいた近隣の人が支柱にのぼり
半鐘を打ち鳴らしたのでしょう。
木の柱は風雨にやせて、谷間に吠えた鐘は赤く錆びつきましたが、
谷を越えて、山々に響き渡った鐘の音の記憶はつながっています。
そうして、半鐘を例にとるまでもなく、
使われなくなった教室や苔むした石垣や
何も植えられていない畑なんかを眺めていると、
それら田舎の風景には、悲喜こもごものいろいろな記憶が、
まだまだ味わい深く染みている気がするのです。
▲庭先で、光沢のある次郎柿の葉がしっとり色づいていました。
▲二本の狼煙は、枯れ草を焼く初冬の風物詩。
煙の色が違っていたのが面白く感じられました。
▲山深い神山町でもさらに奧に位置する左右内地区に残る小学校(廃校)校舎。
木造2階建ての校舎は新築当時、地域みんなの誇りだったのに違いありません。
▲2本の梯子は石垣の修理のためでしょうか。
上に乗っている建物はお遍路さんの宿。
This program is presented by pigeons-park.
阿波の三大名瀑といえば
那賀町の釜ヶ谷渓谷に刻まれた〝大釜の滝〟
海陽町の王餘魚谷川(かれいたにがわ)に落ちる〝轟の滝〟
神山町の悲願寺そばに湧く高根谷川が
雨水山水を集めて流れる〝雨乞の滝〟。
三連休の中日にあたる一昨日の22日。
紅葉に染まる名瀑を求めたピジョンズ・パーク(P.P)は、
神山町の見どころ、歴史、人情を隅々まで知り尽くす
『雨乞滝の女神さま』に案内を請いました。
というわけで今回、足を運んだのは〝雨乞の滝〟。
このところ降り続いた雨で水量は申し分なく、
葉を色づかせた木々が渓谷と名瀑を
いっそう魅力的なスガタに変えていました。
▲今週中にもう少し、色づくんじゃないかと思います。
▲本滝の脇を流れる雄滝。いつもは細く白糸のような滝も
雨水を集めて見応えのあるスガタに変わっていました。
▲雨乞の滝の源流は、悲願寺のそばにあるそうです。
いずれ近いうちに訪ねようと思います。お楽しみに!
▲お願いして後ろ姿を撮らせてもらいました。
連休の中日とあってこの日、多くの人が訪れていました。
▲おまけ。雨乞の滝の女神さま宅で、うまいお好み焼きと甘味をいただきました。
贅沢な眺望とともに、ごちそうさまでした(=^・^=)。
※久しぶりに50mmレンズを引っ張り出しました。
カビてないか心配でしたが、セーフ。一安心^^)。
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今日の徳島は朝から冷たい雨が降っています。
マチもすっかり秋めいて、イチョウの木々も葉を黄金色に染めています。
さて、久しぶりのポッポニュース更新となってしまいましたが、
今回は先週末に鳴門市で行われた
恒例の陶器市〝大谷焼窯まつり〟の賑わいを紹介します。
ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは、2日間開催された市の初日。
あいにくの雨模様でしたが、阿波の伝統工芸品の掘り出し物を求めて、
多くの大谷焼陶器ファンが訪れていました。
▲秋季恒例の大谷焼窯まつり。
あいにくの雨模様でしたが、人出はたくさんあったようです。
▲大物陶器で知られる大谷焼ですが、お茶碗や置物なども製作られています。
▲大谷焼の干支〝サル〟。大谷焼窯元・佳実窯さんで販売しています。
▲おまけ1。ちょっと早いけど来年もみんなにとって良い年になりますように。
▲おまけ2。けっこうヤル、(P.P)番ネコなのです。
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特産・半田そうめんの産地として知られるつるぎ町半田地区。
山深い町を流れる清流・半田川沿いの道をさかのぼると
大惣(おおそう)と呼ばれる山間地域に達します。
石堂山や白滝山、矢筈山といった魅力的なピークへの登山口もあり、
川沿いに走る県道から別れる林道も少なからず利用されています。
数年前くらいまでピジョンズ・パーク(P.P)もよくドライブした大惣地区へ、
先日久しぶりに足を運び、もみじ狩りを楽しんできました。
色の頃合いは、まずまず。
枯れ散る前の秋の光景を記憶に残すことができました。
▲半田川の源流近く。ほとんど水は流れていない渓谷が色づいていました。
▲もうすぐここにも雪景色が広がります。
秋の楽しみは、冬を思うことでもあります。
▲林業架線の現場。どうやら芸術家もいっしょに働いていたようです=^_^=。
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「標高1000mを超える山々では、赤や黄に葉を染めた木々が
鮮やかな秋世界を演出している」(地下足袋王子:談)のだそうです。
そんな標高には到底おっつかないわけなのですが、
吉野川流域の名勝もゆっくりそしてしっかりと秋に覆われていくのです。
ピジョンズ・パーク(P.P)は、去年の秋風景を思い出しながら、
国指定天然記念物の名勝景勝『阿波の土柱』に散策。
秋の降り具合を確認してきました。
▲空と空気の香りと気温は秋になっていました。
色も追いつこうと頑張っているようでした。
▲赤いサザンカ。去年も出会ったね=^_^=。
▲山頂に立つ古いホテル。ちょっと昔の賑わいが、
まだ壁にこびりついているように感じられたのです。
▲足下から、秋の音色が聞こえてきました。
▲景勝は(P.P)を、笑って向かえてくれました。
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