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『城王山』で出会った不思議な池

2010年10月21日 | 徳島の山景
徳島県阿波市市場町に
『城王山』(標高約632.4m)という名の
山があります。高さはあまりありませんが、
遠望する場所によっては、
美しい三角形の山容を見せてくれたりもします。

山頂には、城王神社が建立され、
多くの信者から信仰を集めていると聞きます。

ピジョンズ・パークが、霊験あらたかな山の頂を目指したのは、
10月16日(土)の午後1時30分を過ぎた頃でした。

山行をはじめたのは、岩野地区に開かれた登山口。
石段を登り、鳥居をくぐって、高低差約400mの登りです。

地図を見ると、登山口から山頂までそれほど距離は無く、
それだけにきつい上り坂であることが予想されました。
そして登りはじめて気づいたのは、山道がかなり荒れていること。
山頂付近まで林道が延びているためでしょう。
山中の道を登る人は少ないのかもしれません。

しかもこの時期、あまり人の歩かない山道で
やっかいなのがジョロウグモの巣。
山頂にたどり着くまで、少なくとも50ヶ所以上で
蜘蛛の巣と格闘しなければなりませんでした。

雪山でのラッセル、藪の中でのヤブコギというのも
かなり疲れますが、蜘蛛の巣ラッセルは、
クモが苦手なピジョンズ・パークにとって、
ことのほかこたえるのです。

しかし、そうした苦難を乗り越えた先に、
すばらしい光景、体験が待っているというのはよくあることで、
たどりついた城王山山頂でも、
龍王池とよばれる不思議な池に出会うことができました。

山頂近くにあるにもかかわらず、
たっぷりと水をたたえた池を見ていると、
三嶺山頂近くに湧く池のことを思い出します。

自然がかいま見せてくれる不思議な光景は、
何かしら大きなチカラの存在を感じさせてくれるのです。


▲目指すは霊験あらたかな山『城王山』(撮影は下山後)


▲ここから登る。まずは下生えとの格闘だ


▲階段を上がってすぐ鳥居を見つける。頭を下げ、くぐらせていただく


▲杉林に入ると、下生えはなくなり、少し歩きやすくなった


▲崩れている場所も少なくなかったが、蜘蛛の巣にしばしば行く手を阻まれた


▲林道に出会う。お不動さんに許しを請い、脇の道をまた登る


▲しばらく登ると、また林道に出会った。ここからは林道を歩くようだ


▲城王神社の鳥居が見えてきた


▲城王神社で二拝二拍手一拝するが、まだゴールではない


▲巨樹というほどではないが、堂々とした風貌を持つご神木だ


▲境内をさらに奧へ行くと、龍王池が見えてきた


▲池の中央には、龍をモチーフにした彫像が据えられていた


▲約1時間30分。ジョロウグモとの格闘に、思いのほか時間を取られてしまったようだ

This program is presented by PIGEONS-PARK.