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手作り煙火の祭典『赤松神社奉納吹筒花火』

2009年10月14日 | 徳島の祭景
10月11日(日)。美波町赤松地区にある赤松神社の境内で、
筒に火薬を詰めた手作り煙火が奉納されました。

今年は地区の青年団など14組の奉納があったようで、
遠目には1m50cmほどの長さに見える筒を縦に構え、
一発ずつ高さ10mあまりの塔の上に引き上げていきます。

この間、素朴で威勢の良い場内アナウンスが
寄進者の名前を次々と呼び上げ、
観客の笑いを誘い、期待を高めます。

と、おもむろに松明(たいまつ)をかかげる人が…。
吹筒から垂らされた長い長い導火線に松明を近づけた瞬間、
ものすごいスピードで火の玉が導火線を駆け上っていきました。

テレビドラマやアクション映画などで記憶にあるのは、
刑事や正義の人が導火線をたどり爆薬に向かう火を、
間一髪消し止めるシーン。

現実のスピードを目にして、
「こりゃ、かなりな反射神経がいるな」と、
ピジョンズ・パークは感心したのです。

閑話休題。

一発目。吹筒に到達した火は、
シューシューと音を立てたかと思う間もなく、
ドカンッ!と盛大に炸裂。

本殿向かって右側に設けられた観覧スペースの
最前列でカメラを構えるピジョンズ・パークの真上から、
盛大に火の粉のシャワーを浴びせ歓迎してくれました。

直後「手作り煙火のため、今のような
危険な事態も発生します。気をつけてください」と、
自分の身は自ら守るよう、うながす
場内アナウンスの思いやりあふれる声を浴び、
ピジョンズ・パークはもちろん
周囲のみなさんもいよいよ興奮が高まってくるのです。

本当のところ、
内角ぎりぎりに剛速球を投げ込まれ、
出足でかなり威嚇されて
内心はびくびくしていたわけですが、
なんとかその場にとどまり、
2発目、3発目を撮影することができました。

さて、吹筒煙火にうまく火がつくと、
バシャバシャとさながら豪雨のように火の粉が流れ落ち、
地面にあたって跳ね返り、
境内はまさに火の祭典の様相となります。

そこへ青年団の皆さんが走り込み、
かなり熱い火の粉を頭から浴びながら「できたん、どしたん」と、
謎のかけ声をあげながら円を描いて駆け、
翌年の家内安全や豊作を祈願します。

そろそろ撮影場所を変えようと移動していた
ピジョンズ・パークの後ろで、
着火された次の吹筒煙火が盛大に爆発していました。

来年がまた、良い年でありますように。


▲火の粉がシャワーのように降ってくる。火の祭典の始まりだ


▲「できたん、どしたん」と、来年の豊作、家内安全を願う


▲盛大に炸裂することもある。それがいっそう楽しく、興奮を誘う

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『赤松神社奉納吹筒花火 近づく!』

『赤松神社の吹筒花火』

This program is presented by PIGEONS-PARK.

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (赤松のMC)
2009-10-16 00:27:25
こんばんは、赤松の花火をご紹介いただきありがとうございます。私は場内アナウンスをしていた者です。今まで新聞も含め何枚か赤松の花火の写真は見てきましたが、その中でとびきりすばらしい写真ですね
私のアナウンスにも賞賛のお言葉をいただき、光栄です。
今年の花火は16作品のうち6本が破裂ということで、ご覧になっていた方は興奮だったと思いますが、残念ながら赤松の花火としては評価はよくない出来となりました。ヤケド等はなさいませんでしたでしょうか?来年はもっといいコンディションの花火をご覧いただければと思っています。ぜひ来年もお越しください。
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楽しみ、かつ感動しました! (chamuneko(管理人))
2009-10-16 16:44:25
赤松のMCさん、こんにちは。

身に余るコメントをいただき
とてもうれしいです。
ありがとうございます。

また、ヤケド等ご心配くださり
ありがとうございます。
大丈夫です。
花火の美しさに加え、
スリルも味わうことができました。
何より
火の粉をかぶったことで、
「できたん、どしたん」と、
駆ける皆さんの勇気も
少しですが理解することができました!

それと、
赤松のMCさんの、アナウンスは
大変魅力的だと感じました。
日の落ちた境内で、
アナウンスが進むにつれ、
期待感がじわじわと膨らんできました。
来年もぜひ、吹筒花火とともに
楽しみにうかがいたいと思います。
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