水汲みに、酒宴に、星空観察に、ご来光のお迎えにと、
ゆっくり体を休めるというよりも、
あれやこれやの楽しみで忙しかった白髪避難小屋での一泊。
いい経験になり、思い出にもなりました。
一夜明けた山行2日目。ピジョンズ・パーク遠足部は、
山の師匠たちに導いていただき、いよいよ三嶺山頂を目指します。
すぐ目の前に立ちはだかる白髪山分岐を越え、
一度下ってから二つ目の丘へ登ります。
これを再度下れば、待ち望んだ三嶺山頂が見えてきます。
第5話は、白髪避難小屋から三嶺山頂まで。
それではさっそく、
秋晴れの尾根を行く楽しみ遠足を、ご一緒いたしましょう。
▲白髪山分岐を目指して登る。青空と涼風が心地よい
▲三嶺が間近に見えてきた。もう少しだ
▲小さな沼があった。覗き込むと、ヤゴが慌てた様子で逃げていった
▲大岩がそそり立つ丘を越えれば…
▲この丘の向こうに目指す三嶺がある。早く越えたいような、名残惜しいような
▲三嶺山頂に立った。ピジョンズ・パーク遠足部も少しレベルアップできたかもしれない
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満天の星を堪能した白髪避難小屋での宿泊。
星々の輝きが彩る夜空とは対照的に、
漆黒の闇に塗りつぶされた笹原では、
大型の動物(たぶん野生鹿)たちが走り回る気配を
あちらこちらに感じ取ることができました。
山歩きの達人さんたちに同行させていただいた
ピジョンズ・パーク遠足部のレベルアップ山行2日目の朝は、
うれしいことに秋の晴天を約束するご来光とともに訪れました。
第4話となる今回のポッポニュースは、
白髪避難小屋の夜明け風景をご覧ください。
東の空をオレンジ色に焼き、
三嶺の東面を焦がしつつ昇った朝日を、
二拝二拍手一礼でお迎えしました。
▲前日、越えてきた東の丘の上に陽が昇り始めた
▲陽が射すにつれ、三嶺の起伏が見えてきた
▲西日に焦がされる三嶺もいいが、朝日に焼かれる表情も格別だ
▲白髪屋への分岐が温められている。あのピークを越えて、三嶺山頂を目指す
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念願の剣山~見の越一泊縦走山行に挑戦したピジョンズ・パーク遠足部。
初日の行程を終え、白髪避難小屋で荷をおろし、
山の先輩方と楽しい夕食に舌鼓を打った後の深夜の午前0時前。
やっと暖まったシュラフ(寝袋)から思い切って抜け出し、空を見上げました。
その夜は、幸いにも天候に恵まれ、月のない夜空に無数の星が輝いていました。
ただ、風はないものの、夜気は背骨にまで冷気を運び、
さしものピジョンズ・パークも1時間足らずで避難小屋へ引き返しました。
それではさっそく、第3話・星空編の写真をご覧ください。
▲天の川が、はっきりと見えた
▲暗い大地に白髪避難小屋の明かりがもれる。空には無数の星が輝いていた
▲南方に輝く無数の星。時の経つのをしばし忘れた
▲中央下の山シルエットは三嶺の山容
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見の越登山口から入山し、剣山山頂(標高約1955m)で
ご来光を迎えたピジョンズ・パーク遠足部。
清々しい朝日を追い風に、三嶺(標高約1893m)に向かって
意気揚々の縦走開始です。
剣山山頂から尾根伝いに歩いて
次郎ギュウ(標高約1930m)の頂を踏んだのは午前7時頃。
陽が高くなるにつれ、体も温まって丸石(標高約1684m)、
高の瀬(標高約1741m)を経て、
白髪山(標高約1770m・高知県)分岐手前の白髪避難小屋に到達したのは、
午後3時前のことでした。
途中、連なる山々の景観に見とれ、
山の先輩方が語ってくれる山名や希少で貴重な山岳植物、
野鳥などをテーマにしたレクチャーに聞き惚れ、
のんびりスローペースでの充実した山行を楽しむことができました。
初日の行程は、白髪避難小屋まで。
ここで荷をおろし、明るいうちに宿泊の用意を済ませた後、
近隣を散策しました。
避難小屋脇に広がる笹原から北方向を望むと、
「山の字」を絵にしたような均整のとれた山容が目に飛び込んできます。
それが今回の縦走の最終ピーク、三嶺です。
翌日は白髪山分岐、カヤハゲといったピークを経由して
尾根伝いに三嶺の頂に立ちます。
山頂はどんな風景なのだろうか、どんな眺望が開けているのだろうか、
山行ではどんな光景に出会えるのだろうかと期待は膨らみます。
空想の世界にどっぷり浸っていると、夜が駆け足でやってきました。
そして山の達人の皆さんと寄せ鍋を囲む、至福の時間^^)。
第2話は、次郎ギュウから白髪避難小屋まで。どうぞお楽しみください。
▲朝日を受けて次郎ギュウの影が、これから向かう尾根に伸びていた
▲丸石、高の瀬を越えると、白髪山、白髪山分岐が見えてきた
▲のんびりとした山行だったが、予定通りに白髪避難小屋に到着
▲さっそく付近を散策。避難小屋の北側正面に、美しい三嶺の山容を望む
▲天候に恵まれた。夜、ここに三脚を立てようと思った
▲山の夜は前倒しでやってくる。山の凹凸は黒く塗られ、シルエットに変わっていく
▲三嶺につながる尾根。夜明けが、待ち遠しくてならない!そんな気持ちになっていた
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秋分の日を含めた先週末3連休は、うれしい好天に恵まれました。
ポッポニュース読者の皆さんも、山へ、あるいはイベント会場へと
足を延ばされたことでしょう。
かくいうピジョンズ・パークは、山のお師匠さん、先輩方から
ありがたい山行きのお誘いをいただき、念願・悲願のひとつだった、
剣山(標高約1955m)~三嶺(標高約1893m)の縦走山行に出かけてきました。
ピジョンズ・パーク内に遠足部を創設して足掛け3年。
いつか歩いてみたいと願っていたコースでした。
遠足部のレベルアップにチカラを貸してくれている若き山女K美ちゃん、
山岳歩きのお師匠・大鳥さん、今回のツアーリーダーで山行の達人・大さんによる
強力かつ安心なバックアップのもと、
剣山登山口のひとつ「見の越」を出発したのは、24日午前4時過ぎ。
日の出には、かなり早い時間で、降るような星空の下を、
ヘッドランプの明かりを頼りに、まずは剣山山頂を目指しました。
時まさに彼岸──悲願のコースを歩くことで、ご先祖様の労をねぎらい、
供養とさせていただきました。
第1話は、剣山山頂でお迎えしたご来光。どうぞお楽しみください。
▲剣山山頂AM5:40。東の空が輝き始めた
▲神々しい輝きを、寒風に耐えて待つ
▲AM5:48。剣山山頂で迎えたご来光
▲二拝二拍手一礼。お約束の儀式で、待ち望んだ縦走山行の安全を祈る
▲山頂に日が射すと、凍えるような夜気は消え失せ、秋の穏やかな陽気に包まれた
▲薄い雲が、尾根を越えて行く。好天に恵まれたことが、ひたすらうれしい
▲次郎ギュウ山頂から望む剣山。ご先祖様供養を兼ねた悲願(彼岸)の山行へ出発!
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昨日21日昼前に、徳島県に最接近した台風15号は、
県内に豪雨と土砂崩れ、床上・床下浸水などの被害をもたらしました。
台風が過ぎ去った今日、
仕事のついでに吉野川の様子を見ようと足を延ばしたのは、
旧吉野川遊園地(2011年8月31日をもって閉園)前の土手、
そして河川敷に設けられている吉野川市鴨島運動公園でした。
旧遊園地前の名水・江川湧水の池も増水して、
ベンチや青石の橋も水の中に沈んでいました。
それでも不思議なことに、江川湧水は濁ることなく、
透明度の高い水を満々とたたえていました。
また、サッカーや野球、ゲートボールなどが楽しめる運動公園にも
吉野川の水があふれたのでしょう。
地面は波うち、くぼんだ場所には水たまりができていました。
そして思った通り、フナやコイなどの魚が
あちこちで干上がっているのを見つけました。
自然のチカラの大きさを、あらためて見せつけられる思いでした。
※文末に、三好市東祖谷の国道439号通行止め情報を掲載しています。ご確認ください。
情報は、ピジョンズ・パーク情報員・小椋義勝さんがお寄せくださいました。
▲台風15号後の鴨島運動公園。地面は、波の形に盛り上がっていた
▲コイやフナなどの魚が、運動場のあちこちで干上がっていた
▲ゴンドラがなくなってしまった大観覧車。もちろん風に飛ばされたのではない
▲名水・江川湧水の池。公園のベンチや青石の橋も水没していた
▲彼岸花が咲いていた。なんとか台風をやり過ごしたようだ
撮影に使用したのは:FUJIFILM FINEPIX XP
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[おまけ情報コーナー]
三好市東祖谷在住のピジョンズ・パーク情報員・小椋義勝さんから、
国道439号の通行止め情報が寄せられました。
場所は東祖谷菅生地区2カ所。迂回路はあるそうなので、
剣山登山などの際には、事前にご確認されることをおすすめします。
「今回の台風は、いろいろな所で影響がでましたが、
東祖谷でも国道439号などが、通行止めになりました。
場所は、東祖谷菅生地区。
それと虹の谷の奥にある谷川が氾濫し
土砂が流れ通れなくなっています。
迂回路はいやしの温泉に向かうを通りを抜けると、
久保陰に出られる道路が出来ています」(小椋さん)
▲東祖谷菅生地区で大規模な崩落があったようだ
▲国道439号は通行止め。迂回路はあるそうだ
▲虹の谷の土砂が国道439号を埋めた
▲虹の谷から土砂が流れ出している
おまけ情報コーナは以上です。
小椋さん、いつも貴重な情報をありがとうございます。
台風15号の接近にともない、今日の徳島は一日雨。
昨夕、一時的にどしゃ降りした雨は、今朝になっても小雨が続き、
道路は早くから通勤のクルマで混雑しています。
そんな光景に、小さいながらも活気を感じてしまうのは、
性(さが)でしょうか^^;)。
雨で始まった新しい一週間。
気温は下がって、集中力は高まるに違いありません。
週末の3連休(土曜日も含めています)を控え、
ピジョンズ・パークもお仕事に精を出したいと張り切っています。
さて、3連休といえば、昨日の敬老の日を加えた先週末も連休でした。
ただ、雨模様が予報されていたため、山を彷徨(ほうこう)する計画も立てられず、
ちょっともんもんとした気持ちで過ごしていました。
そこで、思いついたのは、
海を隔てた隣県・兵庫県淡路市の北端に開かれた淡路サービスエリア(SA)。
ここには、全高65m(海抜135m)の大観覧車が回っており、
青く横たわる明石海峡や、淡路島と神戸市を結ぶ明石海峡大橋、
神戸市の街並が見渡せる絶景ポイントになっています。
夜の9時まで楽しめるということで、
連休の中日に思いついてちょこっと足を運んだのが本日の写真です。
上空から眺める夜景。
マチや橋の明かりが闇夜に輝き、それは美しい光景でした。
そこでふと思ったのは、すでに解体が始まった吉野川遊園地の観覧車のこと。
東みよし町にある吉野川ハイウェイオアシスに移設されれば、
大河・吉野川の雄大な流れや景勝・美濃田の渕、
青く連なる四国山脈などの眺望に長(た)けた観光名所となるのではないでしょうか。
安全・管理・運営などの難題は放り出しての思いつきですが、
淡路SAの大観覧車の上で、そんなことを考えていました。
▲一周、約12分。乗篭賃600円。海抜135mの空中夜景散歩に出発!
▲漆黒の海峡にかかる明石海峡大橋、都会の明かり。自然が好きだが、この風景もいい!
▲休憩のついでに、また大観覧車を目当てに来る人も少なくないようだった
撮影に使用したのは:OLYMPUS PEN E-P2/ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8/MMF-2
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ほぼ1年前の2010年9月16日。
ピジョンズ・パークは、平日にもかかわらず、初秋の名瀑に涼を求めて、
神山町を流れる高根谷川の支流沿いにのびる山道を歩いていました。
目指したのは、徳島県三大名瀑のひとつ“雨乞の滝”です。
簡単に滝を紹介すると、3段の滝からなり、それぞれに秀麗な滝壺を備えています。
合計落差は約45mだとか。
日本の滝百選にも名を連ねる、ふるさとを代表する美しい滝です。
深閑とした森の中、轟々と落ちる滝のそばに立つと、
涼風が顔をなでて飛び去り、霊気に全身を清められていくような快感を覚えました。
周囲の木々がしっかりと色づく頃、登り詰めてみたい──今、そんなふうに思っています。
▲名瀑の滝壺を目前に、赤いマムシに出会った。睨まれて、幸運という毒が回った気がした
▲3段になって落ちる、ふるさとの名瀑
▲山から涼が降ってくる
▲吹き付ける霊気が、全身を清めてくれるようだった
▲二拝二拍手一礼。自然と頭を下げたくなる、神々しい滝だ
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7、8年ほど前からになるでしょうか。
塩塚高原に雲海を求めて上るようになったのは。
高原で初めて出会ったときの雲海の様子は、あまりにも印象的でした。
早朝、北方に広がる瀬戸内海から吹く風に乗った濃霧が、
正面に衝立てのように連なる山を駆け上がり、
南面(見ているこちら側)の谷間をあっという間に埋めてしまいました。
大雲海というのは、きっとこういう風景をいうのだろうと感動したのを、
時を経ても、はっきり覚えています。
2011年の中秋に、観月を楽しんだ翌13日の朝。
記憶ほどの規模ではなかったものの、期待通りに雲海が現れました。
そして今回は東方向、吉野川が注ぐ播磨灘の方向に雲海が広がっていました。
渡ってきた早朝の涼しい風に穂をなびかせる無数のすすき。
標高およそ1000mの高地に広がるすすきの原の真ん中で、
ピジョンズ・パークは、やっぱり言葉を失っていたのです。
▲日の出とともに、あたりが明るくなり、雲海が見え始めた
▲山の頂が、まるで海に浮かぶ島のように見えた
▲高原のすすきも、移り行く景色を楽しんでいるようだった
▲仕事に戻らなければならない時間が迫る。留まりたい気持ちとの押し問答が始まっていた
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9月12日(月)夜、うまい具合に空は晴れ、
2011年の中秋の名月をたっぷり観賞することができました。
その名月が西の山際へ入ろうとする翌午前5時43分頃。
今度は東の空が赤く焼け始め、雲は次第に金色に輝き始めました。
続いてやってきたのは高原の日の出。
ご来光によって、塩塚高原の東方に
ギザギザとした山並みのシルエットが浮かび上がりました。
矢筈山(標高約1848m)を中央に、竜王山(標高約1060m)、
烏帽子山(標高約1670m)、中津山(標高約1447m)、
黒笠山(標高約1703m)、国見山(標高約1409m)といった
美しい山々の頂が連なって見えるのです。
いつものことながら^^;)、ピジョンズ・パークは、
二拝二拍手一礼をもって、ご来光をお迎えしていました。
▲午前5時40分頃。東の空が赤く焼け始めた
▲昇り始めた陽に照らされた山並みのシルエットが印象的だった
▲中秋の名月を追いやり、新しい陽が昇った
▲ご来光の後に、うれしい雲海の風景が待っていた
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観月を楽しみに出かけた塩塚高原(徳島県三好市山城町)。
後編は、12日から日付のかわった13日の夜明け間際、
午前5時20分前後の満月と
高原の最高峰・塩塚峰(標高約1043m)を覆(おお)う
すすきの原の風景です。
高原に到着した夜、一夜明けた朝。
いずれも空気はゆるんで暖かく、
半袖のTシャツを長袖に着替えただけで、
ほとんど寒さを感じませんでした。
やわらかに起伏する丘陵に立ち、
高原を渡る風に身をさらしながら眺める中秋の名月。
ふるさとの懐(ふところ)の深さを推し量る、
ピジョンズ・パーク的物差しのひとつになりました。
月は西方に沈んでゆき、
代わりに東の空を焦がしながら朝日が昇ります。
そんなわけで次回は、塩塚高原で迎えた日の出の光景をご紹介します。
お楽しみに!
▲高原にのびる細道。東屋は、その入り口に建てられている
▲中央にある三角形の頂が、高原の最高峰・塩塚峰だ
▲日付が変わった夜明け前。満月が塩塚峰に沈んでいった
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うさぎ うさぎ
なにを みて はねる?
十五夜 おつきさん
みて はねる♪
というわけで、昨夜は旧暦八月十五夜。
ピジョンズ・パークは観月を楽しもうと
三好市山城町に広がる塩塚高原に足を運びました。
中秋の名月にすすきがよく似合うのは、誰もが認めるところで、
見渡す限りのすすきの原は絶好のお月見ポイント。
しかも、夏のキャンプシーズンを終えたばかりで、
目的地へ向かう細い山道で出会うクルマもなく、
すんなりと目的地へ到着することができました。
疾(と)うに陽の落ちた午後9時。
高原で最も高い位置に設けられた駐車場に立つと、
満月が期待以上の輝きで夜空を染め、
穂を開いたすすきの原を、
足下がはっきり分かるほど明るく照らしていました。
時折、強く吹く風にも本格的な冷たさはなく、
高原をわたる秋風にすすきの穂が揺れて、
この夜の観月にいっそうの彩りを加えてくれたのです。
▲2011年9月12日PM11:30。塩塚高原で見上げた中秋の夜空に、満月が輝いていた
▲時折強く吹く風が、夜空にかかる雲を吹き飛ばしてくれた
▲塩塚高原で、中秋の名月を楽しむ風流びとに、出会う幸運にも恵まれた
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昨日、徳島県阿南市中林町にある北の脇海水浴場へ、
久しぶりに足を運びました。
時間は太龍寺山(標高約618m)に陽が沈もうとする午後6時。
遠く和歌山県を望む西の海上には、
翌日に満月を控えた月が、もうすでに昇っていました。
ここ北の脇海水浴場は、
白砂と青松のコントラストが美しいロングビーチとして知られ、
夏真っ盛りの海水浴シーズンともなれば、
多くの人出でにぎわいます。
秋風が吹き始めた今、浜辺を散歩する人影もまばらとなり、
凪いだ海から打ち寄せる波も、落ち着いた表情を見せていました。
来シーズンには、海の家で生ビール!というのもいいかな、
なんて考えながら、それまでに少し摂生したほうがいいかもと
自らのおなかを見下ろすピジョンズ・パークだったりしたのです。
▲シーズンオフの砂浜に、貝殻がたくさん打ち上げられていた
▲日没前。遠く和歌山県を望む西の海上に、満月直前の月が昇っていた
▲満ち潮の時間だったのだろう。じょじょに波が砂浜の奥まで入り始めた
▲潮っけを含んだ風が肌にまとわりつく。ただ、そこにも秋の気配がした
▲防風壁を利用した休憩施設。昨夕、誰も休んでいる人はいなかった
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今朝の夜明け直前、徳島では細い雨が落ちていましたが、
午前8時を回ると、すっきりとした青空が広がり始めています。
山上では、ひょっとすると美しくもダイナミックな
大雲海を目にすることができたかもしれません。
昨日(9月10日)の夜、満月を12日(月)に控えたお月様を、
仕事場のベランダから見上げました。
向かって左端がちょっと欠けているのが、奥ゆかしいとも思うのです。
写真は、APS-Cサイズという撮像素子を備えたカメラに、
焦点距離(テレ端)500mmのレンズをつけて撮影したものです。
明晩は、いよいよ中秋の名月。
山頂に登れば雲海に浮かぶ満月といった
何かしらの伝説が語られそうな
シチュエーションに巡り会えるかもしれません。
本格的な秋の訪れを前に、初秋の情緒にどっぷり浸(ひた)りたいものだと、
ピジョンズ・パークは願っているのですが^^;)。
▲明晩はいよいよ満月、中秋の名月だ
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ちょうど1年前の9月11日夜。
ピジョンズ・パークは、ナカ(徳島県那賀町)木頭名(旧木沢村)地区の
山腹(標高約600m)で回る木製風車を見ていました。
日が落ちるに従って、夜空には無数の星が輝き、
風車のシルエットがロマンチックな雰囲気を醸し出していました。
風車が建てられたのは、今からおよそ21年前。
平成2年8月のことだそうです。
以来、ナカのシンボルとして多くの人に親しまれてきましたが昨年末、
老朽化からハネが破損し、復旧が待たれていました。
それが今月初めに修復され、従前の姿を取り戻しています。
年末には恒例のイルミネーション点灯も予定されているそうで、
少々気は早いものの、今から楽しみでなりません。
そして12日(月)は中秋の名月。
星空の下で見る風車に負けず劣らず、月光に照らし出されるそれも、
きっと心に残る風景となるのに違いありません。
撮影日:写真はすべて昨年9月11日に撮影したものです。
▲昨年は、三日月の夜だった
▲闇が濃くなるにつれて、星の輝きが強くなっていった
▲木沢地区の中心部。坂州木頭川に沿って建つ民家に明かりがともった
▲星空をかき混ぜるスクリューのようにも見えた
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