POPPO NEWS 2

徳島県内の旬をピジョンズ・パークが発信中。
イベントや祭り、自然、観光名所など、ふるさとの魅力満載!

ポポの引退、迫る (三好市東みよし町・介助犬たんぽぽ号)

2014年01月31日 | 徳島の暮らし・人

昨夜のこと。ピジョンズ・パーク(P.P)のMacに、
徳島県東みよし町に住む友人からメールが届きました。

「こんばんは。最新たんぽぽの絵に文字も入って完成してん。
一応、送ったで。
“介助犬たんぽぽ"の講演も来月(2月)12日に予定してる
吉野川市の牛島小学校で最後やわ。
ポポと頑張って有終の美を飾ってくるで~。
2月1日から、加茂の喫茶パパラギで
ポポの絵の個展もしてもらうねん。
ポポは3月31日で引退、それまでいっしょに頑張るで。  和」

「和」とは、ポッポニュース読者のみなさんにはおなじみの、
色えんぴつ画家・川上和彦氏のニックネーム。

おりしも、今朝の地元新聞に、
介助犬たんぽぽ号の活躍と引退について
記事が掲載されていました。

振り返れば、たんぽぽ号が介助犬として認定され、
川上画伯のもとへ貸与されたのは2006年3月のこと──。

徳島県はもちろん四国でも第1号でした。

以来8年にわたり、たんぽぽ号は川上画伯の“毎日"を助け、
また学校等をはじめさまざまな場所と機会をみつけて
介助犬の周知に努めてきました。

ただ、介助犬の普及は考えるよりも難しいようで、
このあとは、介助犬の仲間が増えるなど、
際だった成果はみられていないようです。

とはいえ、
よく頑張ったポポ(たんぽぽ号の愛称)を称え、
そうしてのんびりとした余生を過ごすよう願いたいと思います。

そんなわけで、今日のポッポニュースでは、
画伯から送られてきた最新作ポポの肖像に加え、
今朝の記事を再掲載させていただきました。
クリック拡大して、ご一読いただければ幸いです。


▲リンク付きサムネール・クリックで拡大します。
徳島新聞2014年1月31日付け朝刊から再掲載させていただきました。

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夕暮れの湖畔ふらら (吉野川市川島町・大正池)

2014年01月29日 | 徳島の園景

冬の光線には魔物が宿る──と言われているとか、いないとか。
午前、午後と我を忘れた結果、ピジョンズ・パーク(P.P)のお尻は、
あたかも巨大な飛行石を抱え込んだ巨樹の根のようにシゴトイスと癒着し、
モニターに近づけすぎた瞳は、ペダルを踏みすぎて、
まるで焼き付いてしまったブレーキパッドのように
もはや動きを失っていたのです。

そのままいけば、(P.P)は空を漂ううちに、
いつか機械の体を手に入れてしまっていたかもしれないのです。
しかし、夕刻に事務所の窓から忍び込んできた魔物は、
イワガキの(P.P)をテトラポットのデスクから、
強引にそれでも優しく暖かく引きはがすと、
いつか行ったことのある大正池へと導いてくれたのです。

湖畔を歩くと、犬を散歩させる老人たちや、
学校帰りに近くの運動場に向かう男子高校生たちと出会いました。

そのたびに、コンニチワと挨拶を交わしていると、
機械化しそうになっていたカラダとシコウと
そしてココロがほぐれていくのを感じたのです。

こうして考えると冬のマモノは、
どうやら陽気を運んでくるヤツだったようです。


▲縛り付けるモノは、安心を与えるチカラもあるのです。


▲冬の光線は、ときとして心地よい色合いを見せてくれます。


▲犬の散歩ですか。コンニチワ。


▲穂は全部飛んじゃったようです。白うさぎの仕業かなぁ。


▲野球の練習だろうか。がんばれ!


▲ここから離れられない気がしました。


▲冬の魔物は、“陽気"なヤツなのでした。

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渇水の吉野川を眺めながら (吉野川市・川島潜水橋)

2014年01月27日 | 徳島の川景

春が待ちきれなくなっているのでしょうか…。
青空が広がり、気温が少しあがると、
ピジョンズ・パーク(P.P)は、
陽光の下でお弁当を開きたくなり、
ついいそいそと出かけてしまうのです。

本日の「ソト弁」先に選んだのは、
吉野川市川島町を流れる吉野川のほとり。
川島潜水橋を望む土手でした。

お弁当は、近くに開いていた産直市
「川島ひまわり農産市」で手に入れました。

お茶は持参していたため、
出費は、お弁当代の400円のみ。安上がりなのです。

渇水の折から、潜水橋の下を歩いてくぐれるほどに
水量が減った吉野川を眺めながら、
(P.P)は、ひとときの「のんびり」を堪能させていただきました。


▲水量が減った吉野川の川面に、光が踊り、星座のように見えました。


▲どこから流れてきたのだろう。
いつから水の底で眠っていたのだろう。
いつまでこうしていられるのだろう。



▲おまけ。今日も番ネコは、うつらうつら。
はやくも、春眠を堪能しているのです。

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まるで春。吉野川のほとり (上板町・六条大橋を望む)

2014年01月24日 | 徳島の川景

今朝はとても冷え込んで、
クルマのボンネットが白く凍り付いていました。

寒いときには、あたたかい記憶を辿りたい──
というわけで、昨日の昼のこと。
ピジョンズ・パーク(P.P)はCVS(コンビニ)で調達した
お弁当を広げる場所を探して、
ウキウキとクルマを走らせておりました。

「寺社の境内は静かだろうなぁ」
「公園でネコやハトと話すのもいいかもなぁ」などと
脳内シミュレーションを重ね、
徳島平野を見下ろす高台スポットもいくつか候補に挙げたすえに、
やっとコシを落ち着けたのは、吉野川のほとりでした。

場所は、吉野川の名所「第十堰」にほど近い
上板町上六条地区の北岸河川敷。

どこまでも広がる青空とゆうゆうと流れる吉野川、
そこに架かる六条大橋のキリリと引き締まったスガタと
遠望する眉山の懐深くやわらかなシルエット
といったような条件に引かれたのですが、
結局の所、決め手は春本番を思わせる陽気でした。

「あぁだ、こぅだ」とポイントを考えるのも楽しいけれど、
陽光の露天風呂に身を沈める幸せを目前に転がされ、
甘美の誘惑に耐え、車内で悶々とする(P.P)の辛抱も、
ついに限界に達したという次第なのです。

本日のポッポニュースは「のり弁」をかき込みながら
吉野川のほとりで眺めた青空と六条大橋の風景です。
楽しんでってください。

徳島は今日も昼にかけて、気温が上がりそうな気配。
ソト弁日和になりそうですよ。


▲中州であたたまるアオサギ。陽光の露天風呂で、まったり。


▲昨日は、花が咲き乱れていないのが不思議なくらいの陽気でした。


▲春霞?! 奧にそびえているのは「おこうっつぁん」です。


▲え~っと。なんだろう? 熟れておいしそうに見えました。

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頑張ったね! 介助犬たんぽぽ (三好市東みよし町・川上画伯)

2014年01月23日 | 徳島の暮らし・人

徳島県西部のマチ、三好市東みよし町で
色えんぴつによる絵画作品の制作に取り組む川上和彦さんから、
ピジョンズ・パーク(P.P)に、こんなお便りメールが届きました。

「毎日寒いね。インフルエンザも流行ってるようだけど、
そちらは大丈夫でしょうか。
ボクのほうは少し喉が痛いけど、描いたでぇ。
3月で引退のポポ(介助犬たんぽぽ)を。

タイトルは──たんぽぽを見つめるポポ──

どう? いかしてるやろ?

ところで、今、ポポの引退をNHK徳島さんが取材してくれてるねん。
放送されるのは
1月23日の11時40分~「とくしまi」と18時10分~「とく6徳島」、
1月27日の7時45分~「おはよう日本 徳島」の予定やそうや。

緊張して何を話したか記憶にないけど見てや。
そうそう、飲み会は春の花見かな…(笑)」(川上)。

車イスの傍らに寄り添い、色えんぴつ画作家・川上画伯の日常を助け、
またココロを通わせる家族でもあったポポ。
一般的には引退犬飼育ボランティアさんに引き取られことが多いそうですが、
ポポは引退後も画伯のもとでいっしょに暮らす予定だとか。

もちろん、シゴトの緊張感からは解放され、
画伯一家と楽しい余生を過ごすことになります。
ご苦労様でした、ポポ。

引退して落ち着いた頃、会いに行きますね、画伯。

※これまでポッポニュースにもたびたび登場いただいた
川上画伯と介助犬たんぽぽの記録を抜粋しました。
コチラから過去の記事をお楽しみください。

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ああ、一意専心の難しきことよ (三好市山城町・大歩危の雪景)

2014年01月21日 | 徳島の雪景

先日、近くのDIY(Do-it-yourself)、
いわゆる日曜大工の用品店に足を運びました。
ピジョンズ・パーク(P.P)事務所のマスコットで番ネコの
ゴハンやトイレ用品、古くなった首輪などを
探しに出かけたわけです。

いそいそとネコ用品コーナーへ回ると
「ネズミのぬいぐるみ付き猫じゃらし」やら「ネコサラダ」やら
「マタタビ粉末」やらお祭りのような賑やかさでココロ踊ります。

買い物の内容もすっかり忘れてしまって、
あれやこれやと見ているうちに、
展示棚の柱につり下げられた、見本用の雑誌に目がとまりました。

手にしたのは、ベネッセから発行されている雑誌「ねこのきもち」。
ぺらぺらとページをめくると、ある記事が飛び込んできました。

ネコの頭や背や胸やらをなでてやると、
しばらくしてその手を舐め返してきます。
これは、お礼の意味なんだそうです。

なるほど、なるほど…。
ただ、(P.P)の番ネコは、そこで終わってはくれません。

お礼に舐めていたはずの(P.P)の手を、
番ネコは両手でギュッと抱え込むや
背を曲げ後ろ足でガリガリ蹴りつけます。
そうして抱え込んだ(P.P)の手の骨の
継ぎ目を探るように歯をあてるのです。
間接をはずす気満々な気配を感じて、
慌てて手を引っ込めることもたびたびです。

こうした行動にも解説があり、
飽きずに舐めているうち、当初の目的(お礼)を忘れて
すっかり夢中になってしまい、(獲物と間違えて?)
噛んでくることもあるように紹介されていました。

「まったくしようのないヤツだ」と、
番ネコのおちゃめな行動に納得した(P.P)でしたが、
すぐに「はっ!」として、周囲に目をやり
誰の視線もないのを確認して、「ほっ!」としたのです。

ココまでやってきた目的を、ついに思い出して、
少し照れたしだいなのです。

あ~あ。

番ネコ、もうちょっと待ってろよ。

というわけで、本日のポッポニュースは、
大歩危峡と冠雪の風景です。
今冬は、「ふるさとの雪景をバッチリ撮る!」つもりで出かけても、
ついつい道草が多くなり、目的地まで
なかなかたどり着けなかったりするのです。

今朝の新聞に「一意専心」で臨む、
とソチ・オリンピックの代表選手団の抱負が語られていました。

脇目もふらず、ひとつの目標に向かうことの難しさを知る(P.P)は、
団表選手の一人ひとりに尊敬の念をもって
その活躍を願わずにはいられないのです。

がんばれ! ニッポン!


▲昨日は、大歩危までたどり着けなかったため、昨年の写真です。


▲今日、明日はところにより雪の予報。白に覆われるかなぁ。


▲おまけ。撮れたて、ほやほやの番ネコの寝顔。オウムガイみたいだ。

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まるでプライベートゲレンデな贅沢 (三好市井川町・井川スキー場腕山)

2014年01月17日 | 徳島の雪景

何年ぶりになるでしょうか。
ピジョンズ・パーク(P.P)は昨日(1月16日)、
シゴトや時間をやりくりして、久しぶりに三好市井川町の
井川スキー場腕山(かいなやま)まで、
ウキウキとクルマを走らせました。

井川スキー場腕山は、徳島県内で唯一、
リフトが稼働しているゲレンデです。

アクセスは、井川町から腕山の山頂に向かって
県道260号線が延びており、これを辿ります。

細く曲がりくねって、雪が降るとさらに狭くなり、
運転が苦手な人には少し酷な県道です。

ゆっくり運転して、井川池田ICから約23km、
1時間弱ほどの道のりでしょうか。

昨日は、心配された道路の積雪は、
このところの好天で完全に溶けてしまったようで、
思ったよりスムーズにゲレンデ駐車場まで
たどり着くことができました。

リフトに乗ったのは午前10時。

平日の午前中ということもあって、
この時点で利用者はかなり少なく、
贅沢にゲレンデを独占して、
気兼ねなくシュプールを描くことができました。

すべてのコースにたっぷり雪はありましたが、
人工雪を固めているためか、雪面が堅く凍結していて、
滑走時に板底から擦過音が響きます。

長く滑っていなかった (P.P)は、
音の大きさに比例して恐怖心を
じゃっかん煽られてしまいましたが、かつてとった杵柄。

もうすぐ降るであろうパウダースノーを夢想しながら、
次第に滑走に没頭していったのでした。


▲ほんとうに久しぶりのゲレンデ。緊張が興奮に変わってゆきます。


▲部分的に陽がさしたゲレンデは、劇場のようにも見えました。


▲回数を重ねるごとに、スピードはあがってゆきます。


▲帰りの時間が近づいた頃、凍り付いた木々を見上げる余裕も出てきました。

今回撮影に同行してくれたのは、X20でした。

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春の味覚 (阿波市阿波町・菜の花畑)

2014年01月15日 | 徳島の暮らし・人

数年前、徳島県が推奨するブランド産品を取材していた頃の話。
早春の徳島市多家良(たから)町を流れる勝浦川沿いに
菜の花農家の畑を訪ねて話を聞き、
収穫作業を撮影させていただいたのを思い出しました。

それというのも、今日の午後、阿波市阿波町に出かけた際、
冬というのに西日が強く照りつける中、
菜の花畑で芽を摘むご夫婦のスガタを目にしたからです。

年が明け、七草を済ませたかと思いきや、
はやもう菜の花がシーズンを迎えようとしているのですね。

ピジョンズ・パーク(P.P)は、菜の花の独特の香りと、
ほんのりとした苦みが楽しめる「おひたし」が好物。

そろそろ、近くのスーパーマーケットまで春を探しに行こうかなぁ。


▲ふるさとの春の味覚。菜の花がシーズンを迎えます。


▲なんだか、お茶畑にも見えました。

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一見甘く、越えるには辛(つら・から)い道 (川島町・チェリーロードライン)

2014年01月14日 | 徳島の町景

吉野川警察署の東から、南の四国山地へ延びる県道43号線。
見晴らしの良い堀割峠を越えて、しばらく行くと、
吉野川市美郷と神山町を結ぶ県道245号線と交わります。

そこから西方向(美郷地区)へ辿るルートは、
沿道に植えられたサクラの見応えある開花風景から
「チェリーロードライン」とも呼ばれる
ピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りのコース。

冬場は北向きの斜面でもあることから、路面の凍結も見られ、
そこそこにハードなコースになります。

ただ、本日のポッポニュース掲載写真のように、
雪がうっすらと舞った日には、粉砂糖をかぶった洋菓子を思わせる
甘い表情を見せてくれたりもするのです。

これから本格的な冬の寒さがやってきます。
チェリーロードラインが、その名の通りの風景を見せてくれるのは、
まだまだずっと先の話です。

さて、甘くないと言えば「人生」というもので、
折しも昨日は成人式でもあり、大人の社会では、
辛(から)い評価も、辛(つら)い体験も
いろいろと待っていることでしょう。
せいぜい頑張ってほしいと思うのです。

ところで、四半世紀も以前に船出した(P.P)は、
酸(す)いも甘いも噛み分ける術(すべ)を
多少は身につけていると思うわけなのですが、
その一方で、波風を立てず、逆らわず、漠然と年を重ねることに、
得体の知れない不安や釈然としない喪失感を
じわじわと膨らませてもいたのです。

何をするにも、もはや時間が足りない──。

しかも、かつてほどテキパキと動けない──。

四肢はオイルが切れて軋み、
頭の中ではシワがすり減って記憶も判断もままならず、
目の筋肉は着古したTシャツの首回りよろしく、
ダラリと延びて焦点が合わず、
夜の楽しみだった読書も苦痛に感じる始末。

ここまできて、このザマか!
と、(P.P)の前向きエンジンも嘆きはじめていたのです。
ここのところ、実は…ね。

しかし! (P.P)読者のみなさん、
今となっては、心配はご無用となりました!

先日、大麻山を2往復する道中で、
天啓ともいうべき、ある小さな発見をしたことで、
(P.P)のココロに降り続いた長雨はぴたりとやんで、
一転、爽快な青空が広がったのです。

で、どんな発見があったのか…? 
やっと前号の続きであります^^;)。

(P.P)は、山登りやジョギングや散歩や道草や迷子遊びを、
あちこちの山中で楽しんでいます。

そうした際に、登る時は山の上から、
下る折には麓のほうから近づいてくる、
賑やかな、華やかな声に出会うことが少なくありません。

声の主たちは、老いた人、若い人、女の人、男の人、
体力や技術や素質に任せて足の速い人、
えっちらおっちらゆっくり登る人などで、その印象もいろいろです。

太い声の人、優しい声の人、明るい声の人、
早口の人、ゆっくり話す人など、聞こえてくる声も様々です。

そんな中で、老若男女の区別無く、体力の優劣にも関係なく、
みんな一様に同じものがあることに気づいたのです。

それは───声の早さ。いわゆる音速です。

どんなに疲れていようと、年老いていようと、か細い声であろうと、
口を開けば音速で走るのです。言葉も、声も。

みんな横並び、いっしょです。

そうしてピジョンズ・パーク(P.P)は、思ったのです。

他人と比べようとする意識があるから、結局、
何も達成できていないように感じるのだ、と。

だって、みんな何かしら、自分よりも
ずっと、すぐれたチカラを持っているのだもの。

逆に…、

誰の上でもない、誰より下でもない、
そんなチカラの持ち合わせもあったのです。

そのことに気づいた瞬間、
自分を評価する立ち位置が変わり、
少しの満足と、たくさんのやる気が生まれたのです。

いつか老いていくことが、少し怖くなくなりました。
(P.P)が今回見つけた「小さな幸せ」の種が、
読者のみんなのココロに小さな花を咲かせられたらと願っています。


▲白は、キャンバスの上で塗りつぶされるだけの色じゃない。
白は、赤や緑や黄を彩ることもできるんだってことを、
今年の冬が教えてくれました。



▲ぶら下がって遊んでいました。疲れた者から、落ちてゆきました。


▲多すぎないのはいいことだと思います。少ないくらいがいっそ心地よいのです。


▲龍の骨。獣のなれの果て。

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霊験ある山神様にご利益を願う (那賀町・釜ヶ谷渓谷沿いの神社)

2014年01月13日 | 徳島の古刹・史跡

三連休の中日の昨日(1月12日)。ピジョンズ・パーク(P.P)は、
思いついて、再度の参拝をさせていただこうと
鳴門市の大麻比古神社を訪れました。

年初にうかがった際には、参拝者の長蛇の列に圧倒されて、
遠くから新年のご挨拶をさせていただいたものでしたが、
今回は落ち着いて二拝二拍手一礼の後、
ここまで目をかけてくださった厚情に対して、
感謝の気持ちを伝えさせていただいたのです。

大麻比古神社に参拝するのにあたって、ものはついで。

裏山の大麻山(標高約538m)の山頂に建立されている
奧の院「弥山神社」まで登る準備も、(P.P)は怠りはしません。

登りの道のりは約2km──。
登山口の道しるべに書かれています。

(P.P)はまず、名水「真名井」を経由して
表参道から奧の院へ参拝しました。
帰りは鉄塔経由の大麻分岐をたどり、
あらためて表参道に合流するコースです。

成人式がらみなのか大麻比古神社境内に立ち並んだ屋台で、
良い香りを漂わせている「たこ焼き」を購入しつつ、
左腕の距離計を読むと5kmあまり。

うむむ…たこ焼きのカロリーと天秤にかけて、
結局もう一度山頂へ向かうことに。

今度は、山頂から県道41号線の卯辰越というポイントに降り立ち、
そのまま県道を大麻比古神社境内駐車場まで戻ることにしました。

これで約10kmのプラス。
晩酌分のカロリーも消費できたかな?^^)。

さて本日の(P.P)ポッポニュースは、
県北では無く県南にある、山神様のいらっしゃる風景。
ナカ(徳島県那賀町)の木沢地区に刻まれた
釜ヶ谷渓谷と山神社の冬景です。

撮影したのは4日前の9日のこと。
ちらほらと雪は舞っていましたが、
積もるほどではなく、時折陽もさしていました。

まだまだ冬は序の口。
これから冬景色の本番を迎えます。

ところで、ピジョンズ・パーク(P.P)は、
最近、とてもすてきな発見をしました。

小さな発見ですが、その結果、うれしいことに、
年老いていくことが、怖くなくなったのです。
何も達成しないまま、年を重ねることに、
言いようのない焦りを感じていたのにね。

(P.P)が見つけた「小さな幸せ」のなかみは、
次回、書くことにします。お楽しみに!


▲小剣神社の脇にある祠。(P.P)が信仰する山神様がいらっしゃいます。


▲釜ヶ谷渓谷沿いを走る国道193号。間もなく白一色に押し包まれます。


▲釜ヶ谷渓谷に注ぐ、地蔵谷の流れ。
比較的大きな堰堤も、いずれ丸ごと凍り付きます。



▲おまけ
大麻比古神社・弥山神社を参拝した帰り、たまたま立ち寄った
事務所近くのお店が「完全閉店」するとのことで、晩酌のお酒が激安に!
さっそくのご利益をいただいて、大人買いしてしまいました^^;)


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みんなの繁盛を願って! (那賀町和食・蛭子神社の十日戎祭)

2014年01月10日 | 徳島の祭景

商売繁盛でササ持って来い!──
今日1月10日は、年の初めに商売繁盛を願う
「えびす祭」の「本えびす」の日です。

たいていは、前日の「宵えびす」、
次の日の「残り福・残りえびす」と併せ、
三日間を通じて行われるようです。

ピジョンズ・パーク(P.P)が出かけたのは
昨日(1月9日)の宵えびす。
(P.P)読者のみんなの福と繁盛を願って、
徳島県南部の町・ナカ(那賀町)の和食地区に建立されている
蛭子(ひるこ)神社さんに足を運び
二拝二拍手一礼にてお参りさせていただきました。

祈念ののち、さらえ(熊手)は見当たらなかったため、
福笹のみ購入しました。

まぁ、(P.P)の場合、福は少しあれば足りるわけで、
たくさんかき集めることもないだろうと思うのです。

ただし! (P.P)読者のみんなに、
今年も「小さな幸せ」が行き渡るよう
しっかりと願うことだけは忘れませんでした。
そのあたり抜け目なかったりもするのですな^^;)。


▲ナカ(徳島県那賀町)の和食地区にある蛭子神社さん。
ピジョンズ・パーク(P.P)はナカを訪ねるたび、たいていは
こちらに参拝させていただいただくのです。
不思議と気持ちが落ち着くのです。



▲訪ねたのは昨日1月9日の宵えびす。
今日が本番の戎祭です。



▲おまけ
暮れに(P.P)クライアントさんからいただいたシクラメン。
鼻を近づけても香りが少ないなと、よくよく見れば、
カタクリと同じで、地面を向いて咲いていました。
花びらを反り返らせているものだから、てっきり上を向いてると。
で、あらためて香りをかいでみると、う~ん、
「ネコのあくび」のような気だるい香り。癒されるぅ~(´~`)


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そのころ(P.P)は…ゲラゲラ (三好市西祖谷山村・国見山)

2014年01月06日 | 徳島の山景

今日は、ピジョンズ・パーク(P.P)の事始め。
今年もお世話になるであろうみなさんに
「ご挨拶回り」させていただきつつ、
休みボケの体調とココロを本格的お仕事モードに切り換えます。

それにあたり、まずはお正月休みのまとめをひとつ。
というわけで、お正月休み最終日となった昨日、
お金持ちのみなさんが海外旅行から帰国されていた1月6日、
連休を謳歌されたみんながノンビリと休み疲れを癒していた日曜日、
(P.P)はといえば、見晴らしが良いことで知られ、
また冬季の霧氷風景でも人気を集める
国見山(くにみやま・標高約1409m)の山頂を目指していました。

そびえる場所は、徳島県西部の三好市西祖谷山村。
そして案内人として同行くださったのは、
剣山につらなる高峰・一ノ森で営業する山小屋「一の森ヒュッテ」で
管理人を9年にわたり務めた内田忠宏さんでした。

山を降りた一昨年からは、
三嶺をはじめとしたふるさと徳島の山々の環境を、
たとえばシカの食害などから守る活動のほか、
希少な植生が残されている黒沢湿原(三好市池田町)の
保護活動(黒沢湿原を守ろう会)などにも取り組まれています。

池田町に建てられた内田さんのご自宅は
囲炉裏を備えた山小屋風。
そこにポカポカ前泊させていただいたため、
翌朝9時20分過ぎの山行開始も時間的余裕からか
気持ちにもどこかゆとりが生まれ、道中の風景や会話を
心ゆくまでゲラゲラ楽しむことができました。

山行途中の眺望は国見山の名前通り、どこまでも長けて、
徳島を代表する高峰・剣山や次郎笈、三嶺をはじめ
名だたる山々の冠雪風景を楽しませてくれます。

今年に入って雪が降っていないと聞いていましたが、
山頂周辺ではしっかりと霧氷風景が待っていてくれました。

この日の山行で、(P.P)が出会ったのは
高知県と愛媛県から来たという登山客ら。
徳島県のみなさんにこそおすすめしたい、
「ふるさとの山」のひとつだと思いながら下山したのです。


▲一の森ヒュッテの管理人を退いて、なおいっそう
山への愛着が深まったようにも見える内田さん。



▲国見山では、霧氷が迎え入れてくれました。「


▲木の枝で生まれた氷が雪面に落ちて散らばり、
油絵の具で描いたようなギザギザ模様の影絵を作っていました。



▲青空に風も雲も無く、絶好の登山日和に恵まれました。


▲「春のような陽ざしだ」と、内田さんがつぶやきました。
池田高校で登山部創設の立役者となったのは半世紀以上前のこと。
以来、国見山は内田さんのホームグランドのひとつになりました。



▲山男・内田さんのピッケルを借りて^^)。

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(P.P)的初詣 (鳴門市大麻町板東・大麻比古神社)

2014年01月04日 | 徳島の古刹・史跡

除夜の鐘から3日目の昨日。
ピジョンズ・パーク(P.P)は初詣に鳴門市大麻町の
大麻比古神社に足を運ばせていただきました。

三が日の最終日になっても
朝から多くの参拝客が訪れているようで、
昼近くに徒歩で参拝に向かう(P.P)の傍らに延びる、
県道12号線(県道鳴門池田線)では、
四国八十八ヶ所霊場・第2番札所「極楽寺」から
さらに西にあるJR高徳線「阿波川端駅」あたりまで、
クルマの渋滞が見られました。

境内は、旧年中に賜った恵みに感謝し、
新しい年の福を願う人々でごった返していました。

参拝されるみなさんに遠慮して(P.P)は
いつもより遠くから(P.P)うかがい、二拝二拍手一礼。

(P.P)読者のみなさんの幸運と、
今年一年の「小さな幸せ探し」の旅の成果を願いました。

締めくくりは1杯300円の甘酒。
口の中に広がる甘い香りを楽しみ、
カラダの芯からあたたまる感覚に満たされました。

年初から大麻比古神社で
イイ感じの癒やしをいただきました。
写真ですが、(P.P)読者のみなさんにもお分けしますね。


▲三が日の午前中。大麻比古神社には多くの参拝客が訪れていました。


日頃参拝させていただいてる(P.P)は、
少し遠慮して遠くから二拝二拍手一礼。



(P.P)読者のみなさんに福が多く訪れますように!

撮影に同行してくれたのは、CanonPowerShot Nでした。

This program is presented by pigeons-park.









呑むなら登れ、喰うなら走れ! (藤井寺~焼山寺)

2014年01月02日 | 徳島の古刹・史跡

新年あけましておめでとうございます。
今年もピジョンズ・パーク(P.P)のポッポニュースを
みなさまに楽しくご愛読いただけるよう、
午の年だけに駄馬から駿馬(しゅんめ)となって、
ふるさと徳島を中心に東奔西走、
小さな幸せを求めて駆け回る所存です。

さてと、新年の第一号のタイトルは
呑むなら登れ、喰うなら走れ!」。

2014年の年頭にあたり、
(P.P)が高々と掲げた抱負であります。
なかなかに手強い誓いですが、
初日から反故(ほご)にするわけにはいかないのであって…。

元旦の昨日、吉野川市鴨島町に建立されている
四国八十八ヶ所霊場・第11番札所「藤井寺」と
名西郡神山町に建立されている
同・第12番札所「焼山寺」をつなぐ遍路道を往復してきました。

「遍路ころがし」とも称されるだけあって、
この山道はほどよい坂もあって、
言い訳にちょろっと出かけるには
まずまずのコースだったりするのです。

ただし、強敵は内にすまうもの。
「呑むなら登れ、喰うなら走れ!」とココロに決めたものの
(P.P)コシは思った以上に重く、シリに生えた根は想像を超えて頑強で、
よっこらしょと出かけた頃には昼近くになっていました。

日が落ちる時間を考えると、道中のんびりとはしていられない状況。
駄馬のお尻に火をつけると、どうやら「なんちゃて駿馬」にもなれるようで、
どうにか初日の誓いを達成できました。

こうしてはじまった2014年のポッポニュース。
どうぞ変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます(=^・^=)。


▲一本杉。往きも帰りもココまで来れば、後は惰性でなんとかなるのです。


▲空気はキリリと堅く澄んでいましたが、雪はありません。


▲初詣に、次々と参拝客が訪れていました。


▲池の水面は、少し凍っていました。

撮影に同行してくれたのは、CanonPowerShot Nでした。

This program is presented by pigeons-park.