POPPO NEWS 2

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(県外編)神話に彩られた『白兎神社』

2010年10月29日 | 県外編
厚い雲の切れ間から、ときおり陽が差す今朝の徳島。
晩秋の気配を含んだ風が吹き、風景から彩度を奪っています。

27日、山間部では真っ盛りの紅葉に霧氷が降り、
赤黄に染まる山々を白いベールで包む自然のプレゼントが贈られ、
目にすることができたみなさんは、思わぬ幸運に喜んでいました。

一変、今週末は台風が近づいてくるようで、
紅葉も吹き飛ばされてしまうのではないかとハラハラしています。

自然に向き合っては、何も主張できないのが、
ピジョンズ・パークをはじめ、私たちヒトの立場なのです。

さて、本日のポッポニュースは10月22日の記事の続編です。
場所は、日本海に臨む鳥取県鳥取市白兎。

神話で語られる『因幡の白うさぎ』の伝説が残る
白兎海岸の南の丘陵に建立されている
『白兎(はくと)神社』境内の様子です。

その名の通り、祀られているのは白兎神。

神話では、『淤岐ノ島(おきのしま)』から渡って来る際、
ワニ(サメ)に毛を取られ、たどり着いた砂浜で
八十神に意地悪をされて難儀していた白兎を、
大国主命(大黒様)が救ったとされます。

そのお礼に、大国主命と八上姫との縁を取り持ったそうで、
そんなことから因幡の白うさぎは『縁結びの神様』として
当社に祀られているのだそうです。

白兎海岸に隣接する『道の駅 神話の里 白うさぎ』脇に
参道が拓かれ、大きな石の鳥居をくぐって
5分ほど坂を登ると本殿に着きます。

参拝者や観光客が途切れず足を運んでいるにもかかわらず、
境内には静けさが満ち、傍らには白うさぎが大国主命のすすめで
体を洗い清めたとされる『不増不滅の池・御身洗池(みたらしいけ)』が
水を蓄え横たわっていました。


▲道の駅の脇に石の鳥居がある。ここが参道入り口


▲登りはじめてすぐ、砂の彫像があった。鳥取砂丘でも砂の彫像展が開催されていた


▲5分ほどで、白兎神が祀られた本殿に着く


▲『御身洗池』。因幡の白うさぎはここで身を洗い清めたとされる

OLYMPUS PEN E-P2/M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

This program is presented by PIGEONS-PARK.