PICO's BLOG~きままな日記帖~

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運慶展その2

2017年10月10日 08時30分05秒 | 街中暮らし

奈良興福寺中金堂復興記念展覧会「運慶」

なんせ大迫力でした!

総出品数80体躯ほど展示されており、

運慶の系図から、

第一章「運慶を生んだ系譜~康慶から運慶へ~では

興福寺所蔵の仏頭をはじめ四天王立像、奈良円成寺の

大日如来坐像など18体が展示されています。

 

第二章は「運慶の彫刻~その独創性~と題して

静岡の願成就院の毘沙門天立像をはじめ和歌山

金剛峯寺の八大童子立像はそのひとつひとつに

表情が変化し見ていて飽きないほののものです。

これらに加えて我が県からは岡崎市の滝山寺の

頼朝ゆかりの聖観音菩薩立像が華麗な色使いで

立っておられた。

そしてなんといっても興福寺北円堂におられる運慶の

最高傑作と言われ、もちろん国宝に指定されている

「無著菩薩立像と世親菩薩立像」もそのリアルさが

今にも動き出すようです。

北円堂をそのまま東京に持ってきたような

仏像ワールドが展開しています。

 

 

 

第三章は、「運慶風の展開~運慶の子息と周辺の仏師~と題して

運慶の子供、湛慶をはじめ慶派の主だった仏師の

作品が並ぶ。

高知県の八十八遍路寺第33番札所雪溪寺所蔵の

毘沙門天像、吉祥天夫婦とその子供、善膩師童子像は

中々見れない仏像です。

それに何といっても、京都妙法院の

千手観音菩薩坐像の光背にある三十三身像のうちの

三つ(迦楼羅、夜叉、執金剛神)の像は私にとって

一番の見ものでした。

 

開場一時間前から並んで待った甲斐がありました。

今回は孫の運動会もいい天気に下で見られ、運慶展にも

行けて良かったです。