今、NHK-FMで小山実稚恵さんのピアノリサイタルを聴いています。
もう最後の曲で、「英雄ポロネーズ」です。この前が「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」でした。
一昨年、小山さんが札幌にいらしたときにも、この曲はプログラムに入っていて
私はその美しい調べに酔ったのでした。詳しくはこちら。
小山さんの麗しい演奏を聴いて、しばし、また新たな感動に包まれていました。(^^_)♪
私がこの曲と出会ったのは、子供のころ。
大好きな中村紘子さんのショパン・アルバムを買って、次に買ったのが
グリーグのピアノ協奏曲のレコードでした。
それに同時収録されていたのが、この「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」でした。
アンダンテ・スピアナートはピアノ独奏曲ですが、華麗なる大ポロネーズは、
本来はオーケストラとの協奏曲です。しかし、やはりよく言われるように
ショパンはオケの編曲があまり得意ではなかったということもあり、この一曲だけにオケを揃えるのも難しいとのこともあって
現在はピアノだけで演奏されることが多いです。
中村さんのレコードは、その貴重なオケとの協奏版。
子供ながらもグリーグの雄大さや激しさに酔いしれながら、一方でショパンの優美な世界にも
心ときめかせていましたね。
一昨年上映された「戦場のピアニスト」のラストでシュピルマンが演奏していたのも
オケとの協演による「華麗なる大ポロネーズ」でした。
私はあの映画で有名になった遺作のノクターンよりも、「華麗なる大ポロネーズ」のほうが
聴くとジンと来てしまいます・・・。
そして、やっぱり、ピアノだけよりも、オケがあった方が断然いいですね・・・☆
特に最後の方で、ピアノがパカラ、パカラ、と駆け上がる伴奏のあとに
ホルンがのどかな旋律を奏でる,掛け合いのところが好きです・・・。
ピアノ独奏だと、どうもその雰囲気が出ていないような気がします。
・・・と、すごく好きなのに、やっぱり好きなこの曲なのに。。。
なんと、私、このレコード、紛失してしまったんですねえ!むぅ~!!(▼▼)
結婚して自分の持ってきたレコード全部出して、
他のチャイコフスキーやラフマニノフや、ベートーヴェンなんかは
全部あるのに、なぜかこの「グリーグとアンダンテ・・・」だけがない!!!
数年探しているのですが、どうしてもない!!!
ないとなると、無性にまた聴きたくなってくる・・・。
ちなみにこれ、CDにもなってないし・・・。
ふぉ~、消えたアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、
見つかるときが来るのでしょうか!?(←のだめの白目状態)