乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

消えたアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

2005年06月17日 21時38分14秒 | ピアノ・音楽


今、NHK-FMで小山実稚恵さんのピアノリサイタルを聴いています。
もう最後の曲で、「英雄ポロネーズ」です。この前が「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」でした。
一昨年、小山さんが札幌にいらしたときにも、この曲はプログラムに入っていて
私はその美しい調べに酔ったのでした。詳しくはこちら。
小山さんの麗しい演奏を聴いて、しばし、また新たな感動に包まれていました。(^^_)♪

私がこの曲と出会ったのは、子供のころ。
大好きな中村紘子さんのショパン・アルバムを買って、次に買ったのが
グリーグのピアノ協奏曲のレコードでした。
それに同時収録されていたのが、この「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」でした。
アンダンテ・スピアナートはピアノ独奏曲ですが、華麗なる大ポロネーズは、
本来はオーケストラとの協奏曲です。しかし、やはりよく言われるように
ショパンはオケの編曲があまり得意ではなかったということもあり、この一曲だけにオケを揃えるのも難しいとのこともあって
現在はピアノだけで演奏されることが多いです。

中村さんのレコードは、その貴重なオケとの協奏版。
子供ながらもグリーグの雄大さや激しさに酔いしれながら、一方でショパンの優美な世界にも
心ときめかせていましたね。

一昨年上映された「戦場のピアニスト」のラストでシュピルマンが演奏していたのも
オケとの協演による「華麗なる大ポロネーズ」でした。
私はあの映画で有名になった遺作のノクターンよりも、「華麗なる大ポロネーズ」のほうが
聴くとジンと来てしまいます・・・。
そして、やっぱり、ピアノだけよりも、オケがあった方が断然いいですね・・・☆

特に最後の方で、ピアノがパカラ、パカラ、と駆け上がる伴奏のあとに
ホルンがのどかな旋律を奏でる,掛け合いのところが好きです・・・。
ピアノ独奏だと、どうもその雰囲気が出ていないような気がします。

・・・と、すごく好きなのに、やっぱり好きなこの曲なのに。。。
なんと、私、このレコード、紛失してしまったんですねえ!むぅ~!!(▼▼)
結婚して自分の持ってきたレコード全部出して、
他のチャイコフスキーやラフマニノフや、ベートーヴェンなんかは
全部あるのに、なぜかこの「グリーグとアンダンテ・・・」だけがない!!!
数年探しているのですが、どうしてもない!!!
ないとなると、無性にまた聴きたくなってくる・・・。

ちなみにこれ、CDにもなってないし・・・。

ふぉ~、消えたアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、
見つかるときが来るのでしょうか!?(←のだめの白目状態)


演奏会に行きたい♪

2005年06月15日 21時35分58秒 | ピアノ・音楽


昨日、10月18日に行われる
ロリン・マゼール指揮、トスカニーニ・フィル、ピアノ上原彩子さんの
演奏会のチケットを買ってきました!
夫の会社の福利厚生のシステムでちょっと割引価格でですが、
いつも行く演奏会よりもお値段が張って、びびと二人分なので、けっこうエイヤ!と
気合い入れてB席を買いましたです。(笑)

これでまた楽しみが一つ、演奏会は心の支えです。

秋の終わり頃と言えば、
またアレクサンダー・コブリンのピアノリサイタルもあります。
こちらはつい先頃、スケジュールが発表されたばかり。
詳細はこちら。

今回は北海道には来てくれませんが、この11月の
浜離宮ホールの演奏会、何とか行けたら行きたいなあと今考えています。
自分のもろもろのことが終わって、スケジュール的には行ける時期なので、
なんとか。
これも心の支えですね。まずはチケット入手ですね。

昨年、義父が急逝し、その後本当に大変で、精神的にもいろいろあって
しんどかったとき、
一度あきらめかけた、
鈴木弘尚さんの、さいたま芸術劇場でのリサイタルに行けることになって、
そのことがどれほど支えになってくれたかわかりません。
実際、行って本当に素晴らしい演奏を聴くことができて、ご本人ともサイン会でお会いできて
とても幸せでしたし・・・。*^_^*

しかし、今年はその弘尚さんの東京、紀尾井ホールのリサイタル、明後日チケット発売ですが、日程的に無理でどうしても行くことができず・・・。(T.T)
仕方がありません。悲しいですが、こちらは次回を待つことにいたします。

さて、演奏会と言えば、今月27日には
エレーヌ・グリモーに行きます。
私の好きなショパンとラフマニノフのプログラム、どのようなピアノを聴かせてくれるのか、
日に日にワクワクが募っています。o(^o^)o

ちなみに、演奏会はいつもびびと一緒です♪


遅ればせながら、のだめカンタービレ

2005年06月15日 21時15分00秒 | ピアノ・音楽


遅ればせながら、「のだめカンタービレ」を買いました。
で、読みました。^_^;



講談社漫画賞などの各メディアの賞を受賞していたり、
月刊「ショパン」等、いわゆるクラシック専門誌でも取り上げられたりしていて、
その評判も知ってはいました。
まあ、うっすらとその存在はいつも視界のはじっこにあったのですが、
どうも・・・読んだらはまるだろうなあと言う気がしていたので^_^;
敢えて避けていたフシがありました。

ネットのお友だちにも
「すごく面白いよ」とか「きっと乃琶さんも好きだと思います」とか、
いっぱいいっぱ~い、勧められて、それもあって、私は天の邪鬼なので
いっそう遠ざけていたというのもあります。が・・・ここに来て、やっと?(根負けか?)
読みたいなあと言う気持ちになって遂に(~_~;、足を踏み入れましたよ。

クラシック音楽の漫画と言えば、
私は「いつもポケットにショパン」や「オルフェウスの窓」が好きで、
私のメインサイトの「こころの五線譜」にも、過去取り上げたりしてきましたが、
そのどちらにも、全然似ていない(当たり前か^_^;)「のだめカンタービレ」、
ずばり、面白かった、いえ、面白いですね。

一応、音楽用語は解説読まなくてもわかるし(それほど難しい用語も出てこないからですが(^^ゞ)
あと、ピアノだけでなく、色々な楽器が出てくるのが楽しいですね。
昔、中学時代、吹奏楽部で二年間サックスやっていたから、
オーボエのリードのこととかわかったり、ホルンの弱音が難しいとか、なんとなくわかるのも
嬉しいです。(^.^)

計り知れない才能があり、周囲から「世界を目指せ」とか、もっと高度な教育を、と
せき立てられるも
当の本人はそれが苦痛で苦痛でたまらなく、
「楽しく弾ければそれでいいのに、なんで?」と悩む主人公のだめの姿は
ふと、音楽之友社刊「音楽の神童たち」で読んだアルゲリッチみたいだなとか、思いました。
大分記憶があやふやになってますが、
確かアルゲリッチもピアニストにはなりたくなくて、
全然練習とかしないのに、周りが騒いで、で、
出るところに出ると、優勝してしまう・・・。
というようなことが書かれてありました。
う~む、天才ってやっぱりこういう人なのかなと、感じたりもしました。

お話の大筋とはあまり関係のないところまで、精細に描かれているのも良いですね♪
本番前に、人生ゲームやって「開拓地に行く」ことになるマエストロとか、
細かいディテールまで、すんごく面白い!

一見ふざけた?お話のようでいて、すごく緻密で計算されたストーリー、
さすがに多くの読者を引きつける作品だなあ、と思いましたです。

あ、そうそう、
これで、かもたぬきさんのブログにあった、一連のタイトルの意味もやっとわかりました!(爆)

ということで、今、単行本12巻で舞台はパリののだめ、この先の展開が、非常に楽しみですね。


ちょこっとピアノのこと

2005年06月11日 23時58分26秒 | ピアノ・音楽


今週も慌ただしく過ぎようとしています。

今日は前述の通り、出かけていてくたびれています。
ピアノの練習、出かける前に少しやっていたのですが、
やはり少し足りないなあと思い、今、少々やりました。

ちょっと体の調子がおかしかったり、忙しかったりとか
ありましたけど、自分なりにピアノの練習は頑張れた一週間だったと思います。(^^ゞ

私が頑張れる理由の一つに、我が子びびの存在があります。

びびも、ご存じの通り、ピアノを勉強しています。
このびび、毎日、必ず一定時間ピアノに向かいます。
と言ったら当たり前と思われるかも知れませんが、すごく疲れているときや、
今日のように半分は大人の都合で?振り回されてくたくたになっているときもあるし、
学校の行事で時間が少ないときもあったりして、
子供だって、なかなかに大変だと思うのですが、
よほど体調が悪かったりしない限り、自分から必ずピアノに向かいます。

これは偉いなあと、私は素直に思うのです。

ピアノ室から漏れ出てくる音色を聴いていて
「今日は気持ちが入っていない・・・」と思うときも、多少ありますが^_^;、
大抵は私の方が、「びびも頑張っているんだから私も頑張らないと」と
発奮させられることが多いです。

前に、びびが私に言ったことがあります。
「ママと私は、ピアノ頑張っているよね。
だから、競走しあって、じゃなくて、励まし合って、
二人で頑張っていこうね(^_^)」と。

私は、自分が生来怠け者ですから、何かとサボりたくなるのですが(~_~;
そんなとき、決まってこのびびの言葉を思い出すんです。
そして、頑張り続ける我が子の姿を見ると、やっぱりやらなくちゃね、と言う気持ちになりますね。(^^ゞ

この先もずっと、びびの言葉通り、励まし合って頑張って行けたらなあと思います♪


本日も多忙、夏も多忙。

2005年06月11日 21時51分59秒 | 日々・暮らし


YOSAKOIソーラン祭りで大盛り上がりの札幌ですが、
今日は夫が新しいメガネを作り替えたいとのことで、午後から三人でお出かけしました。
向かう先は、いつもの百貨店内のいつものメガネサロン。
YOSAKOIの影響のない道を通って行けるので、都合も良いのです。

視力が超~~~~悪い(眼科でも太鼓判(-_-;))夫、
そのため、レンズは少々特別仕様(ふぇ~)、
フレームは今までの丸い柔和な感じから、少し角張ったシャープな感じ?に変えました。
かなりのイメチェンになる、新しい、夫のメガネ、仕上がりは10日後です。

その後、同じフロアにある
フォーマルサロンで、今度は私の服を見ました。
というのは、来月23日に、いとこ(女性)の結婚式があるのです。
私の数少ない、たった二人のいとこのうちの一人(もう一人は彼女の兄で、まだ独身です)が結婚とは、とてもおめでたい!\(^_^)/

ちなみに夫にはいとこが43人います!!?(!_+)
すごい!会ったことも見たこともない人もいるそうです!

・・・閑話休題。。。

もちろん、お式と披露宴に出席し、心からお祝いしたいと思っているのですが、
なんせ当日着ていく服がない・・・とずっと悩んでいたのでした。
そうしたら、ちょうどフォーマルサロンに、シンプルな黒のカクテルドレスがあったので、試着してみたところ、なかなか良い感じ。
価格もセールでお安くなっていたので(笑)、夫も了解してくれて決めました。
結婚式後にも、活用できる機会がありますので、良かったですし、
片づけごとが一つ済んでホッとしました。(^.^)

さて、私の番が終わったら今度はびびの番です。
こちらもフォーマルのお洋服探し。
それも、ズバリ、ブラックフォーマルを。
というのは、来月31日には亡き義父の一周忌。
大人は、喪服一式を揃えているので問題ないのですが、
子供はそうはいかない・・・。
制服があると、それでいいのですが、今びびが通っているのは普通の公立の小学校ですしね・・・。

そのうえ、どうしてなのか、びびぐらいの年ぐらいの子供の服って
実はサイズ的にはすごい隙間サイズで(130、140、150)もともと少ない上に、
本当に、ブラックでフォーマルな服ってないんですよね~~~。
黒い服でもスパンコールがあったり、余計な色がどんと入っていたり・・・。(T.T)

駅周辺の三つの百貨店と、JRタワーと回りに廻って、やっとこれなら?
と言うのを見付けました。
黒い半袖ワンピースで、胸元と裾が密かに(笑)同色のレース使いになっています。
ウエストも同色の黒ひもで結ぶようになっており、シンプルで品もあり、
なかなかかわいい雰囲気も。
法事の後も、別の機会に充分活用できるし、私はいいなと思ったんですけど。
でもこれも、ちょっとサイズが合わず(今度は少し大きいので^_^;)、
ちょうどいいサイズの在庫確認となりました。
いずれにせよ、今日一緒に行かなかった義母も、実物が見たいというので、
明日もう一度出かけて、実際のお品を見ることになりました。

で、そうなんですよね~、来月は結婚式と法事と一週間違いであって、
その後もいろいろあって夏はとっても多忙なんです。
ただでさえ、短いこちらの夏、本当にあっという間なんでしょうねえ。。。f(^ー^;

こんなことで今日の午後のお出かけ、気がついたら五時間かかっていました。
ぁ、明日もお出かけ・・・。
ふぅ~~~(--;)


女三人集まれば・・・

2005年06月10日 18時16分21秒 | 日々・暮らし


ちょっと体調が悪かったので二、三日ネットを控えていました。
もう大丈夫ですが。まあ、いつもの持病関係ですね。
神経痛とか婦人科系とか。。。^_^;

また、アキレス腱を切って入院中だった父が、別のことでまた手術をし、
一応退院したのですが、昨日までどうにも痛みが引かなくて・・・大変でした。(~_~;
今日になり、やっと痛みも引いて嘘のように楽になったそうです。
良かった~。やっと一安心です。

さて、今日は親友Mちゃん、我が家から徒歩30秒のH歯科医院の奥様、R子さんと
久々に集まり、お昼は外ランチをしました。

みんな、子供が幼稚園の年少さんの時に知り合った仲で、
Mちゃんと私は同学年に当たり、夫同士も一つ違いで似たような感じ、
R子さんとは、二世帯同居とか、夫の立場とか^_^;すごく似た住環境で・・・。

何かと共通する話題が多い私たちは
普段からメールや、お買い物なのでやりとりはありましたが、
女三人、ちゃんと集まって、おしゃべりするというのは、本当に何年ぶりかと言うぐらい
超久しぶりだったのです。

最初、R子さんのお宅に集い、お茶などをご馳走になりながら世間話などをし、
お昼近くになって
いつもお買い物に行くショッピングセンターの中の
イタリアンバイキングのお店へ行きました。

お互い、午後から色々と用事があり、あっという間の一時間半ほどでしたが、
なんせみんな主婦ですから・・・。^_^;
まあ、他愛ないと言ってしまえばそれまでですけど、
夫や親たちのこと、そして子供たちの成長のことなど
話に花が咲き、たくさん食べて(と言っても一番大食いなのは私^_^;)
たくさん笑って、日頃の憂さを存分に?晴らしました。(笑)

「また近い将来、こうやって集まろうね」と約束して別れました。
ああ、本当に楽しかったです~♪
この後、私はピアノの練習など、いつもより頑張れた気がします。(^_^)


おめでとう!コブリン!

2005年06月06日 10時56分54秒 | ピアノ・音楽


ヴァン・クライバーンコンクールが先ほど終了。

コブリンが見事優勝!金メダルを獲得しました。\(^_^)/

コブリンの最後のソロ演奏は、日本時間の3時半から行われたのですが、
私、実は体調が良くなかったので、迷ったのですが聴くのをあきらめました。

最後の最後に振り絞って弾いたと言う感じだったそうで、魂を揺さぶる演奏だったようです。
(かもたぬきさんより)
そのことがわかっただけで、とても嬉しくて、ああ、良かったなあと思いました。

表彰式は現地時間で予定より30分ほど遅れて始まりました。
私は、朝の忙しい時間で、夫とびびの冷ややかな?(いえ、私の熱中ぶりに応援?いやあきらめ?^_^;)視線をよそに
その模様をPCで観ていました。
と言っても、最初の50分くらいはずっと審査員の講評やらなにやらで、
何言っているのか、良く分からなかったんですけど・・・。(^^ゞ

最後に結果発表が行われ、
Discretionary awards(これは、自由裁量の賞?特別賞?人気賞?ってこと?)から順に発表されました。
もう一人応援していたサ・チェンは見事、3位、クリスタルメダルに輝き、これも嬉しいです♪

いよいよ最後の二人になり、2位がジョイス・ヤン(室内楽賞、新曲ベストパフォーマンス賞も受賞)と呼ばれた瞬間に
「優勝はコブリンだ!」とすべての人が知りました。
最後の二人になったときに、すでにヤンとコブリンは歓喜の抱擁をしっかりしていたためか?
当の1位発表の時は、例によってポーカーフェイスで
ささっと素早く立ち上がったコブリンが、なんだかとても微笑ましく見えました。
でも、舞台の上ではやはり、とても嬉しそうで、その顔を見ていたら、本当に本当に良かったなあと、再び思いました。

長かったようで?短かったヴァン・クライバーンコンクール、
とにかく、ライヴはいいですね。PCのこちら側で、アメリカの人々に負けないくらい盛り上がった17日間でした。終わってしまい、一抹の寂しさを感じますが・・・。

コブリン、今度日本に来たときはどんな演奏を聴かせてくれるでしょうか。その日を楽しみに待っていたいと思います。(^_^)



コブリン危機一髪

2005年06月05日 16時57分06秒 | ピアノ・音楽


のっけから冷や冷やするタイトルですみません。^_^;

いえ、今日の日本時間午前11時半すぎから、行われた
ヴァン・クライバーンコンクールのファイナル、コブリンの二回目のコンチェルトの演奏・・・。
私の大好きな、ラフマニノフ、パガニーニラプソディ。。。

私は雑用、家事なども済ませ、ピアノの練習も少しやって、
お昼の用意も始めつつ、
その前のロベルト・プラーノ氏の演奏やっているところかしら?などと
11時頃にネット中継を開いたところ・・・。

繋がらない。。。(~_~;

え!?なんで?

いえ、ここの中継、今までも何度かおちているみたいなことがあったので
今回もそれなのかなあと・・・悪い予感に怯えながら
ひとまず11時半まで待ってみました。

やっぱりダメ、うそ~~~~!!!

ここで、かもたぬきさんにメール。ところが、かもたぬきさんのところは
繋がっていて「いよいよですね」という返事が・・・。
なぜ?なぜなの?いよいよ焦りだした私、一度起きて再び寝ていた夫をたたき起こし、
みてもらうことにしました。

これが!夫のPCだと繋がったのです!で、ちょうどその時、演奏が始まりました!
ああ、登場シーンとかは見られませんでしたが、演奏には間に合いました!
よかった~!!危機一髪でした。^^;

で、夫がずっと私のPCで作業してくれて、10変奏ぐらいのところで^_^;
めでたく、私のPCでも演奏が見られるようになりました。
原因は、夫曰く「良く分からないけど、送り側が違うポートで送っていたみたい」とのこと。
とにかく良かった!

こんな状態だったので、演奏にドップリ浸ると言うことは残念ながらできませんでした。

それでも、こんな状況でも私が感じたことをいくつか。

まず、すごい貫禄を感じましたね。この曲は浜松の本選でも弾いていて
その時のはテレビでもやったので見ましたけれど、
その時にも感じたシャープな切れ味に加えて、貫禄が加わったような・・・。

鍵盤の上を、文字通り縦横無尽に駆け回る手さばき、
そこから紡ぎ出される音色の多彩さ、本当に鮮やかで
一緒に試聴していたびびも、画面に釘付けになっていました。

お馴染み、超有名な18変奏、
例によって、悩ましげな(笑)表情で、たっぷりと歌っていましたね。
美しいだけではなくて、その中に重みや説得力も充分あって、堪能しました。
その後は、一気に駆け抜けると言う、印象。
気が付けがあっと言うまでした。(^^ゞ

この曲、変奏が延々と続いて、オケとあわせる
のもとても難しく、
当のラフマニノフ自身が、最後まできっちりとオケとあわせられなくて、
何変奏かを端折って演奏していた、と言うような逸話も聴いたことがあります。

テンポや曲想とか、めまぐるしく変わるし、メリハリをつけながらも
一つの曲として聴かせることは、今日も聴いていて大変そう。。。と感じましたけど、
コブリン、音楽の持って行き方、一つ一つの変奏をきっちりと見せながらも
けっして物切れにならず、実に見事でしたね。オケのみなさんとも息ピッタリで。
全体をまとめる指揮者の方も、すごいと思いました。

終了後の歓声と口笛は今日もすごかったです。
カーテンコールは三回?四回?(笑)だったかな、コブリン照れくさそうに応えていたのが
いい感じ♪でした。
さすがに赤い薔薇は今日はなかったようです。。。(笑)

ああ、一時はどうなることかと思いましたが、今日も素晴らしい演奏を聴けてホント、良かった!!!

きちんと観られたかもたぬきさんは、どう感じられたのでしょうか?
詳しいレポートを楽しみに、後で伺ってみようと思います。


4日のレッスン日記

2005年06月05日 16時01分30秒 | ピアノ・音楽


昨日はピアノのレッスンでした。

ラヴェル「水の戯れ」。

ここに来てテンポを上げて来たところで、
速い時の身体や腕、手、指と言った弾き方に加えて
説得力のある音楽にするためにはどうしたらよいか、と言うことを教えていただきました。

例えば、最後の右手が延々と細かい音符でアルペジオが続くところ。
どのようなイメージを持って弾くか、そのイメージのように聴かせるためにはどうしたらよいのか・・・。

一応、自分なりに水が穏やかになってだんだん、静かになって消えていく、
みたいなイメージを持ってはいたのですが^_^;、
右手の忙しい動きの音をミスしないように、とかに
テンポを上げてきたこともあって、余計気をとられすぎて、全くと言っていいほど
どう聴かせるか、などと言うことが頭から抜けていて・・・。(-_-;)
左の内声の歌い方が、不十分で、これじゃあ説得力も何も生まれません・・・。
その原因の一つとして、内声の音符の長さが、いちいち足りなかったと言うのも判明・・・。
自分では弾いているつもりが、先生に言われるとホント!長い音の意識が半分くらいしかなかったり、なんと疎かにしていることか。。。が、よ~くわかって・・・恥ずかしかったです。(;^_^A アセアセ…
これでは、一番伝えたいものが伝わるはずもありません。

先生からのアドヴァイスを意識して弾いてみただけで、わ~、ぐっと音楽が締まって、
何が言いたいかも大分見えるようになってきました。(^_^)
で、更にびっくりしたのは左の音を調えたことで、右手の細かい音たちも実は弾きやすくなったと言うこと!\(◎o◎)/!
なんと!テンポ感も狂っていたんだなあと思います。
いくらテンポを上げて、以前よりもそれらしく弾いて音のミスがなかったとしても、
こんなんじゃ、全く音楽としてなっていなかったなあと、
随分危ない弾き方をしていたんだなあと、やっとわかり、冷や汗が出ました。^^;

その他にも、音楽表現を高めるための方法をいろいろ教えていただき、
曲を素敵に仕上げていくためには
細かいことを一つ一つ大事にしなければ行けないのだ、
と改めて肝に銘じたところです。
焦らずに、やらなくては行けないことをしっかりとやっていかなければ、ですね。


コブリンのモーツァルト、他

2005年06月03日 14時57分40秒 | ピアノ・音楽


ヴァン・クライバーンコンクールも、いよいよ佳境。ファイナルに入り、6名のファイナリストが
ソロ、二曲のコンチェルト(そのうち片方はベートーヴェン、モーツァルト、ショパン、メンデルスゾーン、サン=サーンスの指定された曲)で
最後の勝負にかけています。

コブリン、日本時間の今日、予定より15分ほど遅く午前11時54分から
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番を演奏しました。

前振りをする司会の方、けっこうユーモアがある方で、観客を必ず笑わせますね。
コブリンの前にも、何だったかな、ちょっとだけわかったんですけど忘れちゃった。。。^_^;
ともあれ、コブリンを紹介するやいなや、すごい歓声とヒューヒューっという口笛が・・・。
なんだか場を数える毎に人気が高まってきているような気がします。

この曲、実は昔、腐るほど^_^;聴き込んだ曲で・・・。
昔からあんまりモーツァルトは好きではなかったのですが、
やっぱり音楽をやる者は、モーツァルトちゃんと聴かないとね、とかいう
生意気且つ、形から入る(^^ゞ的、思いこみで色々な方ので
20番を聴きまくりました。
でもそれで、飽きちゃって(爆)なおさらモーツァルトから遠ざかっちゃったんですけどね。

ところが、ここ数年、20番がやっぱりいいなあと、素直に思えるようになってきました。
そして、今日、コブリンのを聴いたら
すっごいくいい!!(^o^)
まず何と言っても音が美しい!まるくて、滑らかで絹織物のような音色。
柔らかな音色がちょっとロマン派的に
聴こえるというのも、わかるような気がしました。が、
その音が奏でる音楽は品があり、流麗、かつその中にも温かみがありました。
オケとも良くあっていたように思います。本当に気持ちよく音楽が流れて行っていました。

楽章の合間を(特に一楽章と二楽章の間)長くとらず、さっと次を始めたのは
ちょっとびっくりしましたが、
コブリンにとってこの曲がすっかり手の内、と言うこともあったのではないでしょうか。

一楽章と三楽章のカデンツァ、やっぱり魅せてくれますね。
そのシーンは鍵盤の上を華麗に行き来する手に釘付けになりました。
それとやっぱり、天を仰ぎ見る表情も悩ましいし・・・。^^;

カメラと言えば、
最初のピアノの出だしのところ、カメラがピアノじゃないところを写していたのが非常に残念でした。
さあ、コブリンがどんな風に弾き始めるのかなあと、とても楽しみにしていたのに。
前奏が終わって弦から弓を離し、譜めくりするチェロの方が大写しになっていて・・・。
ちょっとぉ・・・(^_^;と思わずつっこみを入れてしまいました。

とにかく、余裕も感じられた素晴らしい演奏でした。終わった後の会場の様子も
そのことを証明していたように思います。
コブリン、笑顔も見せ、カーテンコールにも、今回は数度応えていましたね。
歓声や口笛もさることながら、びっくりしたのは
舞台に投げ込まれた、二輪?の赤い薔薇の花束です。映像でそれだけアップになったりして、
わぉ!でした。(笑)

なお、コブリンを心から愛するピアノ愛好家、かもたぬきさんのブログにも愛情あふれる♪レポートがありますので、どうぞお読みになってみてくださいね。

今日はコブリンの他に、サ・チェンのソロも聴きました。
グリーン系のドレスがよく似合っていて、バーバー、シューベルト、リストを披露していました。
私は特に、シューベルトがとても良かったと思います。
3年前に、生で演奏を聴いているだけに、こうして更に成長した彼女の演奏を聴きますと、
つい応援にも熱が入ってしまいますね。