９月２０日（土） 台風一過

　”台風一過の空”

　朝、雨戸を開けるとくっきりとした雲の輪郭が見え、西の空にわずかに青空がのぞいている。

　台風は予想通り早めに抜けた。
ゲートが開いた馬と言おうか、檻から出された猛獣と言おうか、昼には戻るからと言い残しフィールドへ。

　コンビニで朝飯を買う。
おにぎりは止めてパンにしようと思った。汚染米への一度限りのささやかな抵抗。

　米を作る土地も技術も在りながら米を作らず、汚染米のおにぎりを食べてる図はかわいそう過ぎる。

　二つ目のパンを食べきらないうちにフィールドに着いた。

カオグロガビチョウ 初鳥

　カオグロガビチョウと言う鳥が居ることを聞いたのは２週間ほど前のことだった。

　私の図鑑には出ていない。後で調べたらカオシロガビチョウもいるという篭脱け鳥だ。

　いつか会いたいと思っていた。
ギクッとするようなけたたましい声で近くで鳴いた。

　声を聞くのも姿を見るのも初めてだ。
歌のうまいのは良く知られている茶色のガビチョウで、これは声がでかいだけだ。

カオグロガビチョウ ２

カオグロガビチョウ ３

　早起きは三文の得の日だった。

仲秋の名月 いや残月

　仲秋の名月は１４日、満月は１５日だった。
出来たら撮ろうと思っていたがいずれもお月さんは見られなかった。

　台風一過の青空に満月から５日過ぎた月が出ている。
空が澄んで青いから昼でも月の模様がはっきり見える。

お帰り ノビタキ

　約束どうり昼前に帰宅した。
Ｋご夫妻が家の前を通りかかり、川原にノビタキが来ていると教えてくれた。

　この秋初だ。
鳥枯れの川原で早く秋の鳥が来ないかなと思い続けていた。ついに来たか。

　昼を済ませて早速出かけた。
居ると聞かなければ見つけられたかどうか、スズメも居るし草にもぐってしまうから。

　夏の高原のおいしい空気を吸って、添加物のないおいしい虫を一杯食べて、平地に降りてきたノビタキ。　お帰り！

ノビタキ ２

ノビタキ ３

　今日は収穫のあり過ぎる一日だった。

　運を使い果たしませんように。