世界の首都、ローマに来ました。夏のローマは、ドイツ人に占領されています。
サッコ・ディ・ローマ再現中のドイツ人の中を縫って、ミッションを敢行してきました。
まずジェズ教会へ。ファサードをチェックして、中に入ってみると、ドイツ人がぎっしり座ってイベントをやっているらしく、楽隊が演奏して賛美歌を歌っています。ドイツにイエズス会なんてあるのか? まあしかし、この華美な装飾。植民地から収奪した富でつくったものです。いかがなものか。ドイツ人から免罪符で収奪して建てたサンピエトロ寺院にもドイツ人が喜んで来てるから、まあいいのだろう。人の家の事情だし。
そこからいつも寄ってしまうベネチアのジェラート屋で買ったジェラートを食べつつカピトリーノの丘を登って、世界の中心であるフォロ・ロマーノを見て毎度感動。
リソルジメント博物館の脇を通って、ドイツ人の雑踏に混じりつつビットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の前を通り、ベネチア大使館の裏を回ってトレビの泉へ。工事中で噴水の中を歩けるようになってますが、DQN観光客だらけでパス。
そのすぐ近くに、古代のヴェルジネ水道を映画館の改築中に発見されたという水道の遺跡があって、ネロの大火の後につくられたインスラ(高層住宅)の脇を流れる水道を見ることができる遺跡に行ってみました。AREA ARCHEOLOGICA “VICUS CAPRARIUS-CITTA’ DELL’ACQUA”という看板が出ています。ちょろちょろ水が流れていて、真夏にはありがたい涼しい地下空間です。
そこから歩いてバリベリーニ広場へ。ひさしぶりにトリトーネの泉を見ることができました(いつも修復中で)。
つづく~