現実とは思えない光景を目にしました。
恐らく津波で流されてきた家屋。
1階の部分は無く2階部分だけが傾いていました。
流されず、どうにか耐えた家も
もう住むことが出来ず空っぽの状態。
そう言う家を沢山見ました。
木、家、田んぼ、大切な命
多くのものを流した津波。
流れてくる木や屋根につかまり助かった人もいる。
木やガレキの下で命を落とした人もいる。
1993年の釧路沖地震、1994年の北海道東方沖地震を経験した私は
あの時揺れの大きさに何もかも崩れて無くなってしまいそうな気がしたけど
仙台に来て見て地震の傷跡の大きさは比じゃないと感じました。
仙台は主人の故郷。
父も母も津波の被害に遭わずに済んだ。
ただ津波に流され命を落とした主人の友人がいる。
主人にとって思い出の地が変わり、友人を失った悲しみと怒り。
地震さえなければとつい言いたくなる。