Mintの香り

☆北国の季節を感じて下さい☆

読書の秋

2007年09月22日 | その他




秋ですね。

なんて書きましたが

昨日の札幌は31.1度を記録し、1879年の観測開始以来、最も遅い真夏日となったらしく

確かに昨日の札幌は暑かったです。

ちょっと秋と言うにはピンとこない気温ではありましたが

でも季節はやっぱり秋です。










秋になると本を読みたくなるMint。

今月読んだ本を紹介。

Mintが読む本って、どんな本だと思います?

ダイエットの本とか?

失敗しない結婚とか?

そう思った方がいるのではないでしょうか。

でもちょっと違うんだなぁ~







  博士の愛した数式

 

  小川洋子著
               新潮文庫

  

  「ぼくの記憶は80分しかもたない」
 
  博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた。

  家政婦と家政婦の10歳の息子と博士のぎこちない日々は

  驚きと喜びに満ちたものに変わった。

  あまりにも悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。





あらすじは本の裏表紙に書かれているものを記載しました。


正統的な愛し方。

「相手を慈しみ、無償で尽くし、敬いの心を忘れず・・・」

と書かれた一節があり

正統的な愛し方と言うのは分からないけど

相手よりまずは自分を優先する自分本位な人が
(自分も含めてですが・・・)

多いと感じてる最近だからこそ

博士の精一杯にホンワカしたものを感じました。








  きらきらひかる

  
  江國香織著

               新潮文庫

 

  私たちは十日前に結婚した。

  笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。

  そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが・・・

  傷つき傷つけられながらも

  愛することを止められない全ての人々に贈る純度100%の恋愛小説。



あらすじを読むとアブノーマルな世界・・・

そんな感じがするかもしれませんが

決してそう言う内容ではないんですよ。

読んでいて時々「う~~」と、もどかしくなったり切なくなったり・・・

夢中になって一気に読んでしまいました。

あらすじにも書いてあるように確かに純愛だと思いました。

切ない純愛を感じました。








  魂萌え

  桐野夏生著

               新潮文庫

 

  夫が突然、逝ってしまった。

  残された妻、敏子は59歳。

  まだ老いてはいないと思う。

  だが、この先、身体も精神も衰えていく不安を、いったいどうしたらいい。

  しかも、真面目だった夫に愛人だなんて。

  「平凡な主婦」が直面せざるを得なくなったリアルな現実。

  「老い方」に答えなんて、ない。

  定年後世代の男女に訪れる、魂の昴揚を描く。



嫌でも老いて行く中で一人ぼっちになってしまった寂しさや不安を

どう解消して残りの人生を送っていったら良いのだろう・・・

まだ先の話かもしれませんが、自分がもしそうなったら、と

そんなことを考えながら読んでいました。

年が増すごとに寂しさも増えていくのだろうか・・・








  卒業

  重松 清著

               新潮文庫

 

  「わたしの父親ってどんなひとだったんですか」

  ある日突然、十四年前に自ら命を絶った親友の娘が僕を訪ねてきた。

  中学生の彼女もまた、生と死を巡る深刻な悩みを抱えていた。
 
  僕は彼女を死から引き離そうと

  亡き親友との青春時代の思い出を語り始めたのだが―――。

  悲しみを乗り越え、新たな旅立ちを迎えるために

  それぞれの「卒業」を経験する家族を描いた四編。



この方の本はこれで3冊目なのですが

じわじわと染みて来るような感動が凄く好きです。

「まゆみのマーチ」

「あおげば尊し」

「卒業」

「追伸」の4編なのですが

「追伸」は特に感動しました。

涙腺の弱い方はハンカチを用意してから読んだ方が良いと思いますよ。







みなさんが、本を読む時って主にいつでしょうか?

Mintは食事をしながらなんです。

親が生きていたら「行儀が悪い」って怒られたと思いますが

怒る人がいないのを良いことに好き勝手なことをしています

Mintはテレビを見る習慣がないんです。

だからと言ってシーンとしてる訳ではないですよ。

英語も分からないのに四六時中洋楽を流しているので音はあるのですが

独りの食事って何だか味気なくないですか?

味気ないから食べたくなくなる。

なので本でも読みながらって感じです。

子供の頃に「テレビばかり見てないでご飯食べなさい」って怒られませんでしたか?

その逆パターンですね。







  DAUGHTRY 


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Comments (3)
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