MUSICAな毎日

まったりとした日々を送るMUSICAな毎日をいろいろと。

オリンピックもだけど。

2006-02-28 22:37:00 | Weblog
オリンピックも終わって、今日は選手の帰国がニュースだ!
(この際、インチキメール事件は棚上げしてしまおう)

それで思うのは。
日本人が「文化」と言うものを
あまりに軽く見ているのではないかと。
芸術もスポーツも、生きることさえも
本当は文化なのに
全てが軽すぎる。
真剣じゃなさすぎる。
昔はそんなことなかったはずなのに・・
(高松塚古墳の壁画・東大寺・法隆寺・・・文化財のすごさを感じたい)

今や、「おかね・お金・おかね」
何でもお金にならなきゃ意味ないみたいな風潮。
あかんよね・・

オリンピックで選手達の頑張る姿を見て
感動して、ためしてみたくなる。
いざはじめようと思っても
どこで出来るん?
おまけに頑張ってもあんまり報われてるっぽくない。
スポーツを文化にまで高めてないからだろう。

スケートしたくても、どんどん閉鎖されて行くスケート場。
冬なのにスケートできない大阪の地域(沿線にスケート場なし)
カナダなんて、どこの町にでもカーリング場があって
老若男女楽しんでるのに、日本では・・・(涙)

まず色んな人たちが、趣味として楽しむ土壌が必要。
幅も層も広がってこその文化。
広がらないのはお金にならないから?
あと、企業にオンブ抱っこやったのもなんだかなぁ・・
お金にならないことから撤退して、その結果育成出来てない。

芸術もしかり。
優秀な女性日本画家がたくさんいたにも関わらず
作品のうち、かなりのものが行方不明という悲しさ。
素晴らしい作曲家が戦前に活躍(しかも大阪人)していたにも関わらず
あまりスポットを浴びていない悲しさ。
すごい演奏が出来る音楽家でも
音楽だけでは生活が成り立たない悲しさ。
(三味線の奏者が捕まりましたね?)

そして、生活の場も。
生活というもの、そのものが文化なのに
そう言う認識が一切ない。
それどころかコスト削減、お金大事っていう考え方から
建築物も手抜きで、鉄筋も減らし(安全性もムシ!あねははは)
たったの数ヶ月で家が出来てしまう。
土壁漆喰瓦葺きの家が、そんなカンタンに出来へんやろが!
建築に4年かかった、大阪のある銭湯。
昭和の激動の時代も乗り越え、今でも現役。
人々の入浴を見続けてきた。
ものすごい歴史の感じられるお風呂やで~

ヒューザーのマンション、そんなにもつか?(ありえん)
震度なんぼとかには関係なく、今も凛と立ってる五重塔はどうよ!

文化を大事にしようよぉ!
生きること全ては文化。
お金で買えるもんなんて
お金で表示出来る程度の価値しかないのかも。
それと、「日本」にもっと自信を持ってもいいんとちゃうかなぁ。
戦後のGHQの政策に洗脳されなければよかったのに。

拝金主義を、いい加減やめんとあかんのとちゃう?
ただでさえ見えたやん。
JRもJALもヒューザーも、
全部お金に魂売ったんやろ?
職人魂って、必要ちゃうかな?

・・・なんて思う今日この頃。