バスの運転手

急に気温が上がり、屋根の雪が、ドサドサと落ちて、その度に家が振動する。　道路は、グチョグチョで、転んだら大変。

そんな中をバスに乗っておでかけ。

行きのバス：
キーッ！　と、急ブレーキ。　長い椅子に座っていた私は、「キャーッ」。
左となりの男性が、もたれかかってきて、私は、右となりの若い男性におもいっきり、倒れこんでしまった。

：ごめんなさい。

：いえ。　

と、首をチョコンと前に振る。

若いおにいちゃんは、なぜか、首だけ動かしますよね（アゴをだす感じでね）。　同居人も、よくそんな感じの返事をしていた。

降りるとき運転手をみたら、珍しく、若いおねえさん。　タクシーの運転手で、女の人というのは、時々あるけど、バスは初めてでした。

帰りのバス：
乗ってから、しばらくすると運転手が慌てた様子で、

：さきほど「・・・」で、カードで乗られた方、間違いましたので、降りるとき番号を言ってください。

少し雨が降って、メインの通りの雪はシャーベット状態。　ところが影の部分は、大型のバスでも、デコボコの固まった雪のせいで、ガタン、ガタン。

前の席に座っていた私は、つい

：よく揺れますね。

：そうなんですよ。

運転に気をつかい、交通状況に気をつかい、バスの運転手さんも、この雪と寒さで、お疲れだったのでしょう。