さて相も変わらず,1770年代の土地利用のデータを入力している.その後,先生からの話で,元の書類が大昔に洪水で濡れてしまっていたことが判明.それで,何かがしみたような跡があって字が恐ろしく読みにくくなっている部分があるんだな.
で,読みにくいのはもう仕方ないとして(涙). この資料には土地利用に対応してその面積の記録がある.面積だからもちろん数字なのだが,昔のと思われる面積の単位で記載されている.それが100単位で次の単位に行くような単位らしいのだ.
例えば,100a(アール)は1ha(ヘクタール)のような感じだろうか.
例えば1.75haだと,ヘクタールの列に1,アールの列に75と記載されている. 面積欄はアールとヘクタールの数値を別々の列にすると合計値を計算するのが面倒なので,データを入力する際はヘクタール単位で,1.75と入力している.
ところが,ところが.アールの単位の後ろにそれはそれは小さい字で(1/2)とか(3/4)とか書かれていることがあるのだ.
そこで,アールの欄が161/2と記載されていたら0.165ha,371/2と記載されていたら0.375ha,933/4と記載されていたら0.9375haと脳内変換をしてデータを入力することにした.それで合計は合うのでおそらく変換は合っているのだと思う.ときどき2分の1の1は省略されているんだか,ただのしみなんだかよくわからなくて(371/2が37/2に見えて),脳内変換が遅れることもしばしばだ.
しかし,なぜに分数を使う? 小数点という概念はないのだろうか.確かに他の昔の記録でも小数点の数値を見ることは少ない.小数点というと無限に数が続いていくイメージでもあるんだろうか.それとも,地図を作って正方形でも重ねて面積を測ったんだろうか.その当時にそんな正確な地図があったらすごいなー,見てみたい―と思いつつ...データ入力しよ...