紙の地図をスキャンして、これをベクタライズしたいということはよくあることだと思う。「JPEGをベクタライズするには、どうやってやったらいいんでしょうか」というご質問を、とてもとても偉い先生からいただいてしまった。
別に地理座標がなくてよさそうで、ベクタライズしたデータを使うのはパワポとかイラストレータとからしい。それなら、イラストレータでベクタライズができるという話を聞いたこともある。しかし、私の手元には今現在イラストレータはない。むむぅ。
ArcGISでJPEGを白黒2値にして(Spatial AnalystのCon関数)で、ラスベク変換をしてみたが、はっきり言っていまいち。三角のポリゴンの集団を遠い目で見ると、建物の形状が浮かび上がってくる、そんなベクタデータが出来上がった。がっかり。
ArcScanという手もないでもないが、相手の環境にArcScanがないという可能性もある。というか、私があんまりArcScan、好かん(さぶっ)。
それならいっそ、フリーソフトの方が優秀なんじゃないか???と思い、検索してみた。そこで編み出したのが以下の方法。
1.JPG画像をBMPに変換
これは2.のソフトがBMPしか受け付けないから。JPG画像をWindows添付のペイントなどで開き、BMP保存する。このときモノクロビットマップで、保存するといいような気がする。
2.JPG画像からDXFに変換
ScanBmp Monkey II
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se089461.html
このソフトが大変優れもので、ベクタライズ前に必要なラスタのノイズ消去を自動でやってくれる。たいていはここで挫折するのだけれど、すんばらしい。個人的にはおサルインタフェースも好き。
3.DXFからEMFに変換
VectorToVector
http://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se438196.html
VectorToVectorが起動したら、「ベクトル→ベクトル変換」のボタンをクリック。次に「ファイル登録」で、2.で作成したDXFを指定。さらに、「ベクトル変換」をクリックし、出力形式としてEMFを選択。
当然ながら文字などもベクタデータとして取り込まれてしまうので、邪魔なようならJPGやBMPの時点で、ペイントの消しゴム機能などできれいにしておくとよいかも。
もしシェープファイルをDXFに変換するのなら、ArcToolboxの「変換ツール>CADへ変換>CADへのエクスポート」。DXFに変換後は3.のソフトでEMFにする。
イラストレーターではEMFが読めるか不明だけど、3.のソフトではSVGにも出力できる。SVGは確かアドビが作ったフォーマットだったような気がするので、おそらくイラストレータでもSVGが読めるのではないかと期待っ。
パワポにEMFを追加するには、「挿入>図>ファイルから」でEMFを指定する。
しかし、まったくスマートな方法ではない。というか、この記事のカテゴリーがArcGISなのに、まったくGISを使っていない。
まぁよいではないか。よいではないか。とりあえず、出来るんだし。
これを偉い先生にお伝えするのはちと気が引けるが。
もっとスマートな方法があったら、みなさん教えてくださいまし。
別に地理座標がなくてよさそうで、ベクタライズしたデータを使うのはパワポとかイラストレータとからしい。それなら、イラストレータでベクタライズができるという話を聞いたこともある。しかし、私の手元には今現在イラストレータはない。むむぅ。
ArcGISでJPEGを白黒2値にして(Spatial AnalystのCon関数)で、ラスベク変換をしてみたが、はっきり言っていまいち。三角のポリゴンの集団を遠い目で見ると、建物の形状が浮かび上がってくる、そんなベクタデータが出来上がった。がっかり。
ArcScanという手もないでもないが、相手の環境にArcScanがないという可能性もある。というか、私があんまりArcScan、好かん(さぶっ)。
それならいっそ、フリーソフトの方が優秀なんじゃないか???と思い、検索してみた。そこで編み出したのが以下の方法。
1.JPG画像をBMPに変換
これは2.のソフトがBMPしか受け付けないから。JPG画像をWindows添付のペイントなどで開き、BMP保存する。このときモノクロビットマップで、保存するといいような気がする。
2.JPG画像からDXFに変換
ScanBmp Monkey II
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se089461.html
このソフトが大変優れもので、ベクタライズ前に必要なラスタのノイズ消去を自動でやってくれる。たいていはここで挫折するのだけれど、すんばらしい。個人的にはおサルインタフェースも好き。
3.DXFからEMFに変換
VectorToVector
http://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se438196.html
VectorToVectorが起動したら、「ベクトル→ベクトル変換」のボタンをクリック。次に「ファイル登録」で、2.で作成したDXFを指定。さらに、「ベクトル変換」をクリックし、出力形式としてEMFを選択。
当然ながら文字などもベクタデータとして取り込まれてしまうので、邪魔なようならJPGやBMPの時点で、ペイントの消しゴム機能などできれいにしておくとよいかも。
もしシェープファイルをDXFに変換するのなら、ArcToolboxの「変換ツール>CADへ変換>CADへのエクスポート」。DXFに変換後は3.のソフトでEMFにする。
イラストレーターではEMFが読めるか不明だけど、3.のソフトではSVGにも出力できる。SVGは確かアドビが作ったフォーマットだったような気がするので、おそらくイラストレータでもSVGが読めるのではないかと期待っ。
パワポにEMFを追加するには、「挿入>図>ファイルから」でEMFを指定する。
しかし、まったくスマートな方法ではない。というか、この記事のカテゴリーがArcGISなのに、まったくGISを使っていない。
まぁよいではないか。よいではないか。とりあえず、出来るんだし。
これを偉い先生にお伝えするのはちと気が引けるが。
もっとスマートな方法があったら、みなさん教えてくださいまし。