てくてくダイアリー

GISとか使ってました

わんっ!

2009-09-25 | GISを教える
突然だが、選挙演説をするときは、間をあけるため「わんっ!」と心の中で叫ぶとよいのだそうだ。

「国民の皆様の(わんっ!)、生活を守るため(わんっ!)、政権交代が必要なのです(わんっ!)。」

てな感じだろうか。

そういえば元総理大臣の小泉さんもこの間の取り方が絶妙だと聞いたことがある。話の途中途中に1秒の間を入れると、聞いているほうは引き込まれてしまうのだそうだ。小泉さんの演説も、その合間合間にちょうど1秒ほどの間があるらしい。

では、授業ではどうだろうか。自分の授業を録音して後から聞いたことがあるが、頭を抱えてしまうしゃべりっぷりだった。これをわんっ!と心の中で叫びながらはなすと、内容は同じでも分かりやすくなるだろうか。

「GISとは(わん!)、ジオグラフィックインフォメーションシステムズの略で(わん!)、地理情報システムと訳されています(わん)。GISは(わん!)、位置に関連するデータを(わん!)、入力(わんっ!)、保存(わん)、解析(わん)、出力することができる一連のコンピュータシステムです(わんっわんっ!)」

うーーーん、授業には授業のちょうど良い間が他にありそうだ。

シェープファイルからネットワークデータセット

2009-09-01 | ArcGIS
ひょんなことから,シェープファイルからNetwork Analyst用のデータを作ることになった.使うのは数値地図2500(空間データ基盤)から変換した道路中心線のデータだ.

でもネットワークデータセット(Network Analyst用のデータの形式)って作るの難しそう.なんかちゃんと指定しないといけないんだよね...一方通行とかさ,そこを通行するのにかかる負荷とかさ...できることなら,避けて通りたい感じ.

しかし,まぁとりあえず,いっちばんシンプルにやったらどんな感じよ,と思って手をつけてみた.で,まずはArcGISのヘルプを探す...(涙).

ヘルプは無事見つかり,それを読もうとするが,非常にちゃんと書いてあって読むのがめんどっちい.

とりあえずとっかかりのところだけ読んで,すぐに作り始めてみてしまう.

だいたいこんな感じの手順だ.

1)ArcCatalogで,シェープファイル名を右クリック,新規ネットワークデータセットを選択(必要なら,ツール>エクステンションでNetwork Analystにチェックを入れておくこと.ついでに,ネットワークデータセットを作成したい範囲だけをあらかじめ選択とかクリップとかしておくこと.ネットワークデータセットは後からクリップできないらしいので)

2)ウィザードが表示される.まずは,ネットワークデータセット名を適当に入力して「次へ」をクリック

3)「接続性」というボタンが出てくる.「次へ」をクリック

4)エレベーションフィールドのデータ値により接続性を,と出てくる.「次へ」をクリック

5)このネットワークでターンをモデリングしますか?と出てくる.デフォルトが「はい」なのでそのまま「次へ」

6)ネットワークデータセットの属性を指定してくださいといわれる.何も追加せずに「次へ」をクリックすると,「コストは最低でも1つは必要なんだけど.シェープの長さに基づいてコストを追加する?」と聞かれる.迷わず「はい」と答える.

7)ディレクションの設定を行いますか?と聞かれる.デフォルトは「はい」なので,そのまま「次へ」

8)これまでの設定が一覧される.「完了」をクリック

9)「新しいネットワークデータセットが作成されました.今すぐ構築しますか?」と聞かれるので,迷わず「はい」と答える

こんな感じで,シェープの長さをコストにしたネットワークデータセットが作成された(らしい).一部メッセージが実際の表記と違うので,そこは意図をくみ取ってくださいな.

試しに最短経路探索を試してみたらうまくいっているように見える.う,嬉しい.

しかし,確か数値地図にはトポロジの情報も入っていたような気が.これは利用する意味あるのかしらん?ついでに,国道とかほそーい路地とかによって,スピードをかえれないかしらん.

んんん.ここから先は,ヘルプと数値地図変換ツールの説明書とにらめっこだなぁ.

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とここまで書き終わって,過去の記事をみていたら,同じ作業を2年ほど前にやっていたことが判明.全く忘れている自分が悲しい.書いてあることもほぼ同じ.むしろ2年前の方がちゃんと処理している.まずは,ヘルプより自分の作業ログを見た方が良いのかも(苦笑).

しかし,9月はNetwork Analystな月なんだろうか...