以前、まるいちマーカーを作る方法を紹介したが、何か納得がいかない。いちいちシンボルを設定しないといけないから、数が少ないときはいいけれど、多くなってくると大変だ。
で、属性に1とか2とか入っていたとして、それをラベリングしたときに背景に「まる」のマーカーが表示される方法を考えてみた。
まずはこんなデータがあったとする。
ArcMapのデフォルトのポイントマーカーの右上に各ポイントの属性をラベリングしてある。この212とか249とかという数字をポイント上に表示して、背景にまるやら四角やらを表示する。ぞ。
まず、ポイント上にラベルを表示するのは簡単で、レイヤプロパティの「ラベル」タブ内の「配置プロパティ」ボタンをクリック、「配置プロパティ」ウィンドウの「配置」タブで「点上にラベルを配置」を選択する。
で、次のラベルの背景にまるとか四角のマーカを表示するには…。
やっぱりレイヤプロパティの「ラベル」タブで、「シンボル」ボタンをクリックする。で、「シンボル選択」ウィンドウ内の「シンボルの編集」をクリックする。
さぁ、ここからが深いぞ~。
「エディタ」ウィンドウ内の「高度なテキスト設定」タブ内で「テキスト背景」をオンにする。
で、さらに「テキスト背景」の下の「プロパティ」ボタンをクリックする。
そうするともう一つ「エディタ」ウィンドウが起動する。この中で背景のシンボルを指定することができる。
デフォルトはタイプが「吹出し」なので、これを「マーカーテキスト背景」にする。
で、さらに「シンボル」ボタンをクリックする。
そうすると再度「シンボル選択」のウィンドウが開くので、ここで例えば「円2」(黄緑色の塗り潰しに黒の縁取りのやつ)を選択する。
で、「エディタ」ウィンドウで、「テキストにあわせてマーカーをズーム」をオンにする。
これでやっと、ラベルの背景にまるが表示される設定ができたことになる。後は、開いているウィンドウのOKをどんどんとクリックしていくと…
ラベル文字の後ろにまるが表示されるようになる。
いやいや、「円2」を指定するまで、いくつのウィンドウを開いたことか…。
ちなみに、このシンボルも保存しておくことができる。えーっと、レイヤプロパティの「ラベル」タブの「シンボル」をクリックして開く「シンボル選択」ウィンドウ内で「名前を付けて保存」をする。
上の図では既に「背景まる」という名前で保存してある。
しかし、えらく細かい操作Tipsだけど…。まぁできたのでこれでよしとする。