農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

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 空豆の 下向く莢(さや)の ほぼ三日

2019-06-03 09:07:41 | 日記
物事や、物の由来・いわれは、ドラマに満ちていますね。たとえば、よく言われることですが、空豆という名称の由来。それは、楕円形の莢(さや)が空に向かって付くことに起因しているようです。「空」を向いているから「空豆」、ですね。ところが収穫時期が近づくと、それまで空を向いていた莢は、だらりと、下を向き始めます。これが、収穫時を知らせる合図。何とも分かりやすいサインです。私たち農園のメンバー全員、空豆大好き人間だけに早速、莢が下を向いた直後に収穫、おいしくいただきました(旬の空豆のおいしさは、格別のものがありますね)。それと、もうひとつ、空豆にはおいしくいただくための、ハードルがあります。それは、ホクホクの食感と、甘さに特長のある空豆の鮮度が短いこと。とくに糖分や水分が失われやすい傾向があり、収穫して三日もすると、かなり味が落ちてしまうといわれます。しっかり保存、早めに食べる、というワケです。最後にもう一つ。「空豆」は、「蚕豆」とも言われるようです。そのいわれは、莢の形状がサナギになる前の蚕に似ている点。なるほどと思う事ばかりの、空豆の奥の深さ、たいへん勉強になりました(ストロー・ハット)。









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