農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

水温(ぬる)み 土緩(ゆる)むかな 耕うん機

2018-03-05 09:50:00 | 日記
一年で最も寒い時期といわれる小寒から大寒の季節があっという間に過ぎ去りましたが、20年ぶり、30年ぶりの大雪と、寒暖計が頻繁に氷点下を記録する寒く厳しい日が続いてきましたね。それでも戸外に出れば、灰色に包まれたモノトーンの景色は、少しずつですが豊かな色合を取り戻し、農園は春の風景。水ぬるみ、土ゆるむ季節になりました。毎年この時期は、タネ蒔きや植え付け前の土作り、固まった土を掘り返し、柔らかい土にする季節でもありますね。私たちも例年通り、土おこしに取りかかりましたが、風雪の洗礼を受け、固い塊りになった土だけに鋤や鍬だけではかなりタイヘン。そこで、仲間から「ピアンタさん」と呼ばれる、耕うん機操縦のエースの出番。ハンドルさばき鮮やかに畑を耕し、見た目にも柔らかそうな土の畝を作っていきます。さすが、「ピアンタさん」。彼女は元々、クルマの運転に長けており、私たち仲間との農園の行き来も一手に引き受けるスーパーウーマンぶりです。私など、クルマの助手席に座っているだけ。テレビ番組の路線バスの旅に登場する著名アナウンサーの如く、居眠りをしてしまう始末で、クルマの運転も、耕うん機の操縦も、「ピアンタさん」に頼りっぱなしなワケです。今後の栽培計画は、3月の末になり、もう少し気温が上がったら、じゃが芋の植え付けから行う予定ですが、最後に、ひとこと。ある耕うん機の名称でもあるピアンタは、イタリア語。植物、草木、そして種子(種)の意味があります。その点で、「ピアンタさん」というハンドルネームは、農園俳句ブログにふさわしいですよね(ストロー・ハット)。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿