農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

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 凍て空や 桂川から 桃太郎

2019-12-02 08:28:09 | 日記
日本各地で氷点下を記録した30日、土曜日の早朝、私たちは、いつものように上野原の農園にいました。冷え込んだ朝を反映して空はスカット・ブルー、甲斐の山々はクッキリと輪郭を見せ、畑はうっすらと白いベールを被っていました。本日の作業として、薩摩芋や長葱、唐辛子」といった収穫物の整理、資材の整理、秋耕など、それなりに入っている予定をこなして、ひと休み。そこで「ピアンタさん」のふる里である、この地に言い伝えられる
昔話が飛び出しました。大月から上野原にかけて残っている桃太郎伝説です。桃から生まれた桃太郎が、犬、雉、猿を従えて鬼退治をする話なのですが、それって黍団子を持って鬼退治を果たした、岡山地方いわゆる吉備の桃太郎の昔話に近い話のワケですが、出所など気にしても、これ以上発展がみられませんよね。それよりも、犬目宿(犬)、鳥澤宿(雉)、猿橋宿(猿)と、上野原から大月にかけての旧甲州街道沿いの3つの宿場の名称が、征伐に従った家来と同じというのは、興味を惹かれます。「ピアンタさん」によると、この地方の言い伝えでは、おばあさんが川に洗濯に行ったのは、桂川、場所は鶴島あたり。地図で見ると、農園のある場所から川を渡った、ちょっと下流の桂川で、桃もこのあたりで手に入れたことになるのでしょうか。それにしても、こんな身近な所で、桃太郎の伝説があるとは、感激モノ。農園帰りに、桂川橋をぶらついてみたくなりました(ストロー・ハット)。





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