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司馬遼太郎記念館 訪問記

2012-11-17 23:29:50 | その他
ずーと気になっていた、東大阪市に在る「司馬遼太郎記念館」を訪ねた。
この記念館は、2001年の建築当時、安藤忠雄氏の斬新な設計によって話題となった。
玄関口である門の周りには、年配の男性二人が来館者をいろいろ親切に案内してくれる。
先ず門を入ったところで、「自動券買機」で入場券を買うように案内され、
「エッ」といきなり食堂の食券を買うような戸惑いを感じた。





この記念館は、全て年配のボランティアの方が運営されているようだ。詳しく伺うと
何でもその数200人もおられ、勝手連のように都合のよい時に手伝いをされているとか。
実際は、何組かの班に分けて1日十数人ほどの人が案内、受付け、植木の手入れ、
清掃などを分担されているそうだ。



門内に入った途端に目に入ってくる吹き抜けは、大変素晴らしい出来映えで、
打ち放しのコンクリート壁なのに違和感なく、雑木の木々に溶け込んでいて清々しい印象だった。
その木々に囲まれた通路に沿って行くと、生前に使用されていた状態のままの書斎を、
ガラス越し見ることができる。更に、その先に「司馬遼太郎記念館」の入り口がある。



館の発行物によると、総事業費7.5億円のうち5.5億円は、多くの方々の寄付によって
開館時に集まったとのこと。
また記念館全体の敷地面積(自宅部分も含む)は2600平方メートルもあり、
その内の半分ほどは東大阪市から借りているそうだ。
記念館の入り口を入って、まず驚かされるのは、地下から2階までの吹き抜けに
据えられた書棚に、整然と並べられた書物の多さだ。まさに圧倒、圧巻だった。
かつて作家三島由紀夫が、整然と並べられた書棚を「小宇宙」と表現したが、
まさしく、輝く小さな宇宙空間のようだった。
司馬遼太郎が小説を書くときに、そのテーマに関する書物を大量に古本屋から取り寄せ、
古本屋の店頭から関係書が一切無くなったという伝説も、決して誇張ではないと思った。



この膨大な書物を丹念に読み調べ、物語りとして作り上げていく、この作家の偉大さを
身近で感じる事ができ、一ファンとして大変満足なひと時だった。

「見る」ではなく「感じる」が記念館のモットーと何かで読んだ事があるが、実際にここに来て、
そのモットーが実感できた。
ただ、館内写真撮影禁止は、再考されるべきだと思うが・・・。



なお、この「司馬遼太郎記念館」は財団法人司馬遼太郎記念財団の経営するもので、
所在地は、大阪府東大阪市下小阪3丁目11番18号
入館料は、大人500円、高・中学生300円、小学生200円。


宇治市植物公園の「ひょうたん展」

2012-02-11 05:45:50 | その他
ちょっとしたきっかけから、宇治市立植物公園の「ひょうたん展」に3人の同好の仲間と共に
瓢箪を出品しました。

  

小生は、もう25年も前からひょうたん作りをやっており、様々な種類の瓢箪を栽培してきました。
しかし、会社勤めの多忙さから、永くその栽培から遠ざかっておりました。
最近になって、「瓢箪作り」の機運が高まり、「昔取った杵柄」と昨年夏から再び、
ひょうたん作りを初めました。
今回の展示会も、そのような機運の高まりの1つかと思われます。

  

昨日、その展示会場へ見学に行って来ました。
展示場では、100点ほどのいろいろな瓢箪が、出品されていました。
優雅に加工や色づけされた物や、綺麗に絵を描かれた物など、「美術品」としても遜色なく
「ここまでやるか!」と驚きの作品も多く出品されていました。


  

  

  


会場では、入園・見学者による「人気投票」も実施されていました。
なお、展示会は2月4日(土)から2月26日(日)まで。