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大津市坂本の西教寺

2011-10-17 06:09:56 | 古寺(古事)探訪記
  

滋賀大津市坂本の西教寺を訪ねた。
この寺は、武将明智光秀とその一族の墓が在ることで、有名である。
寺伝では、聖徳太子が恩師である高麗の僧のために建立されたと伝えられています。
その後、永く荒廃していたが 、三重県出身の真盛上人の手によって復興した。
以来、全国に約400余りの末寺を有する天台真盛宗の総本山となりました。


  

歴史的には、比叡山のふもとの坂本の地に在ったために、
織田信長の比叡山焼き討ちによる被害を受け、多くの寺宝が焼失し、再び荒廃した。
その時、復興に手を差し伸べたのが、坂本城の城主だった明智光秀だった。
光秀は、城主の立場以上に自ら西教寺の檀徒となり、復興に大きな力を注ぎました。
この事蹟を尊び、毎年6月14日に光秀忌が営まれている。
明智一族の墓の横には、俳人松尾芭蕉の句碑がある。

     【月さびよ 明智が妻の はなしせむ】

 

また、随筆家の白洲正子は、その著書「近江山河抄」で、
西教寺を詳しく紹介しています。

小生が訪れた10月初旬は、紅葉には、まだ早く訪ねる人も少なかった。
琵琶湖が一望できる境内は、
多くの苦難の歴史を無言で伝えているかのように静まり返っていた。