それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

年賀状の季節に郵便局の職場は

2008-12-24 | 労働
 大量の年賀はがき販売を押し付けられた郵便事業会社の労働者が、やむを得ず金券ショップに買い取ってもらっている事態(「自爆営業」と呼ばれている)が報道されています。当局は「販売目標」としていますが、誓約書を書かされたりするケースもあるそうで実質は「半強制」のようです。

 私も2年前に久しぶりに日雇い国家公務員として年賀状区分の内勤の仕事をしました。郵便番号読み取り区分機が導入された職場は以前とは様変わり。番号別に排出されていく葉書を次々とケースに詰め直さなければならないためかなり仕事は忙しいです。二人一組でもかなり忙しいのに、場合によっては一人で葉書の補給と詰め替えをしなければならない時もありました。談合価格で購入された(つい先日、東京高裁で大手電機会社による談合認定の判決がありました)この機械は、時給700円台の労働者を酷使するには十分な処理速度を誇っていますが、しばしば6と8を読み間違え、葉書を折り曲げ、切手をはがしていました。

 今年も予想される年賀状の遅配を「人員削減」、「合理化」の成果とはだれも言わないでしょう。