それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

求職活動

2015-08-24 | 労働
 食品工場での製造業務の求人を新聞折り込みのチラシで見て、仕事の休憩時間に応募の問い合せをしました。すると、「45歳くらいまでの方を募集していますので」ということで応募を断られてしまいました。やはり表には出さずに事実上、年齢制限をしている雇い主は多いようです。

自分が亡くなった後のこと

2015-08-19 | いろいろ
 「老い」の先には、だれもが避けることができない「死」が待っています。当然ですが、死んでしまうと、自分のことは何もできなくなります。死亡届の提出、葬式、火葬と埋葬、遺品の処分、各種の手続きなど、だれかにしてもらわないといけません。親類や近隣社会とのつながりも薄くなっている方は死後のことも不安をかかえることでしょう。社会的に孤立している方の死後を支援する仕組みをつくらないといけないと思います。


ひとり暮らしで迎える老後

2015-08-19 | いろいろ
 一人暮らしの高齢者が増えています。結婚することなく、子どももいないままで老後を迎える方も増えていくでしょう。
ひとり暮らしで体が弱ってくると、さまざまな困りごとが生じてきます。足が弱ったり痛んだりして歩きにくくなると、買い物、家事、入浴、トイレなど生活の基本的な部分が困難になります。車椅子を使わないと移動できなくなった時、一人で自宅で生活を続けられる方がどれくらいいるでしょうか。現状でも、介護保険で受けられるサービスには限度がありますので、ひとり暮らしで安心と満足を感じられる介護を受けるのはかなり難しい思います。
 高齢になると、家庭内での事故も多くなります。転んで頭を打ったり、入浴中に心不全を起こして亡くなる方も多いのです。ひとり暮らしで脳卒中や心筋梗塞などの急病になると、助けを求めることも難しいでしょう。
 認知症になると、さらに深刻な状況になります。病気を自覚できないために、介護保険の申請ができない方やヘルパーの訪問を拒否する方もいます。お金や薬の管理ができない、悪質商法の被害を受けやすいといった生活上の問題がたくさん生じます。外出したまま自宅に帰ることができないで、「行方不明」になる認知症高齢者も増えています。私が仕事をしていた施設の中でも、転倒のリスクをかかえながら立ち歩く方、自分の居室がどこにあるのかわからなくなる方がおられました。
 ひとり暮らしで老後を迎えることは「生きづらさ」の要因のひとつになりそうです。老後、だれに助けてもらいながらどこで暮らすのかが大きな課題になると思います。


高齢者介護について

2015-08-16 | いろいろ
 今、高齢者介護の職場はどこも人手不足の状態になっています。介護の仕事は負担が重い割に給与水準が低いです。そのため、仕事に就いても長続きせず辞める職員が多いのが現実です。結果として、人手不足により現場の職員はますます業務に追われるという悪循環におちいっています。
 今後、介護を必要とする高齢者はますます増えていきます。しかし、現状のままだと介護の人手はさらに不足して、必要な介護を受けられない高齢者も増えるでしょう。介護保険を利用できる条件も現在より厳しくなるかもしれません。また、ひとり暮らしで同居家族による支えがない高齢者は、生活のさまざまな場面で、より厳しい状況に置かれると思われます。
 ひとり暮らしの老後で直面するさまざまな困難については、また具体的なことを書きたいと考えています。



近況など

2015-08-15 | いろいろ
 いろいろと考えた結果、今の勤め先(高齢者介護施設)を退職することにしました。また次の勤め先をさがさなければなりません。自分の年齢や職歴を考えると現実は厳しいですが、それでも生きていかなければなりません。
 収入のための仕事とは別に、これまで考えてきた社会的な課題に取り組む活動も少しずつ始めたいと考えています。たとえば、働きづらい人たち、社会的に孤立している人たちと共にできることを考えています。具体的なことはまたこのブログでお伝えします。