それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

「死にたい」と思ったときの相談先

2021-10-31 | 生きづらさ
 昨年からの感染症(COVID-19)の流行にともなって、多くの人びとが生活上の困難や精神的なストレスを感じています。行動制限や営業規制、感染者に対する偏見や差別、収入の減少や失職などさまざまな要因が生じました。
 そして、子ども、若い人びと、女性の自死が増えています。「死にたい」という気持ちが湧いてくる方も増えているのではと思います。「死にたい」と思ったら、「助けを求める」ことが大切です。公的機関、ボランティア団体、各種の専門家など相談を受けてもらえるところはいろいろとあります。あきらめないでください。
 相談先をいくつかご紹介しておきます。

#いのちSOS(自殺対策支援センターライフリンク)

よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)

全国のいのちの電話(一般社団法人全国いのちの電話連盟)

こころの健康相談統一ダイヤル(厚生労働省)


東京自殺防止センター


まもろうよこころSNS相談(厚生労働省)
 SNSやチャットによる相談ができる団体を紹介しています。

いのちのつながり(ライフリンク)
 相談先のリンク集です。


生きづらさを語り合うこと、声を上げること

2021-06-13 | 生きづらさ
 この1年あまり、感染症の流行対策として、ソーシャルディスタンス、外出自粛などが呼びかけられてきました。飲食、宿泊、その他サービス関連の業種を中心に失職する方が増えています。そのため、多くの人びとが社会的に孤立したり、精神的健康を悪化させていると想像されます。特に若い世代で自死が増加している背景にもなっていると考えられます。「大人や先生に話しかけにくくなった、相談しにくくなった」という子どもたちが多いという調査結果も出ています(国立成育医療研究センター)。
 生きづらさを語り合える機会や場をつくることがますます必要になっていると思います。また、困難をかかえた人びとが「このままでは生きていけない」「今の状況をなんとかできないか」と声を上げられることが大事だと思います。

若い世代の自死に関するテレビ案組です。
「若者たちに死を選ばせない」(NHKスペシャル、13日(日)午後9:00~)



ある女性の自死、「うつらない、うつさない」という心理的圧力

2021-01-28 | 生きづらさ
 COVID-19が流行する中で、行政がかかげるスローガンとして「うつらない、うつさない」という言葉があちこちで目につきます。感染することは社会規範の逸脱であり「悪」であるかのような印象を与える言葉です。
 この病気の原因ウイルスの感染力からすると、個人の努力で完全に感染予防するのは限界があります。「うつらない、うつさない」は人びとに過剰な心理的圧力を加える言葉、感染者に罪悪感を感じさせる言葉として作用しているのではないでしょうか。

コロナ感染、自宅療養中の女性が自殺 「家族にうつしたかも」悩む
  毎日新聞

悩み抱えるコロナ感染者 専門家「早めに周囲に助け求めて」 30代女性、命絶つ  livedoor