求職活動

　食品工場での製造業務の求人を新聞折り込みのチラシで見て、仕事の休憩時間に応募の問い合せをしました。すると、「４５歳くらいまでの方を募集していますので」ということで応募を断られてしまいました。やはり表には出さずに事実上、年齢制限をしている雇い主は多いようです。

私の職歴

雇われて働いた仕事を振り返ってみました。

運送会社：小荷物の仕分け作業。
郵便局：年賀状や小包の仕分け作業。
スーパー：受け渡し業務（入荷される商品のチェック、返品処理など）。
以下の３つは日雇い派遣の仕事。
電機工場：家電製品の解体作業（担当したのは廃棄物集め）。
印刷工場：ダイレクトメールを結束して台車に積み上げる作業。やや重労働。
製本工場：商品カタログの束を台車に積み上げる作業。重労働。
交通調査：道路の端に座って、通過する車両の数を記録する作業。
学習塾講師。家庭教師。
障害者（知的・身体）入所施設での介護（食事、排泄、更衣など）。
高齢者入所施設での介護。（食事、排泄、雑務など）。
ホームヘルパー（高齢者の入浴介助）。
発達障害者の就労支援（学習活動の支援、自立した社会生活のための講座も担当していました）。

「働きづらさ」について考えてみる

　今、多くの人びとが、「働きづらさ」を感じながら生きているのではないでしょうか。その要因となりそうなことをいくつか考えてみました。

・仕事がうまくできない。求人に応募しても不採用が続く。その結果、自信を失ってしまう。
・仕事を要領よく迅速にできない。器用にできない。
・同僚や上司との人間関係がうまくいかない。
・職場で孤立している。
・仕事の量があまりに多かったり、負担が重すぎる。
・職場でのいじめ、いやがらせの被害。
・体調不良や精神的不調。
・無職の期間が長いので就職活動に不安を感じる。

　人それぞれに「働きづらさ」を感じるに至ったいきさつがあるかと思います。読者の方のコメントもお待ちしています。

ブラック企業

　労働者を違法あるいは劣悪な条件のもとで働かせる企業を俗にブラック企業（あるいはブラック会社）といいます。
　経営陣が強い権力をふるう一方で無責任な経営体質、法令遵守（コンプライアンス）の意識が乏しい、といった特徴があります。人件費を抑えるために労働者は劣悪な環境のもとで働かされます。具体的には以下のような例があります。

　過重なノルマや責任を負わせる。
　残業せざるを得ないくらいの仕事を与える。
　残業代を支払わない。
　仕事に必要な経費を自己負担させる。
　不当な罰金を課する。
　パワハラや「職場いじめ」が横行している。
　違法行為を強要する。
　労働者に対して一方的に低い評価をする、
　労働者の言動を監視する。
　労働契約書を交付しない。
　解雇あるいは退職強要であっても自己都合退職ということにさせる。

　こうした状況はごく一部の悪質企業だけでなく多くの職場に広がっており、多くの労働者が泣き寝入りさせられているのが実態です。問題を解決する方法のひとつとして、労働組合（ユニオン）の活動について別の機会にとりあげます。

キャバクラで働く方が加入できる労働組合

　以前にこのブログでも紹介しましたが、勤務の方が結成した労働組合キャバクラユニオンがユニークな活動を続けています。違法な罰金制度や給与からの天引き、セクハラなどの被害を受けていた方々が「泣き寝入りをしたくない」と声をあげ始めています。

キャバクラユニオン

「働くこと」と「生きづらさ」

　生活の中で大きな位置を占める「働くこと」。いま、「生きづらさ」が「働くこと」から生じているという人たちが多くなっています。

働くことがツライです　NHK教育テレビ（ハートをつなごう）
10月25日（月）、26日（火）午後8時～8時29分
再放送　11月1日（月）、2日（火）正午～12時29分

　職場での困難な状況、仕事が原因のメンタルな不調、失業、働くことの意味などがとりあげられると思います。

　視聴者からの体験談も募集されています。
NHKハートをつなごう

今年のインディーズ（独立系）メーデー

　今年も東京その他で非正規労働者、失業者などが自由に参加できるメーデーが企画されています。主な企画を紹介します。

４月２５日（日）　アースデイあいち2010・LOVE&ビンボー春祭り
10時～17時　 若宮大通公園

４月２９日（木）　私たちはここにいる！！自由と生存の連帯メーデー in 札幌 2010
大通公園西６丁目広場　　午前１１：００～

４月２９日（木）　生存のためのメーデー・ふくやま
イコールふくやま　１３時から１７時

５月２日（日）生存のためのメーデー広島
11時　原爆ドーム前集合、13時頃　デモ行進出発

自由と生存のメーデー「逆襲の棄民　パンドラの箱が開く」
（メーデー集会）５月２日　千駄ヶ谷区民会館　開場１４時半
（サウンドデモ）５月３日　新宿中央公園（水の広場）スタート１７時
（ムービーユニオン・メーデーvol2）５月４日　阿佐ヶ谷ロフトＡ　１３時


詳しくはこちら。
自由と生存のメーデー２０１０

追加です。
４月２９日（木）　京都：「逃散や不服従」メーデー
１３：００　仏光寺公園（四条河原町交差点を二本南に行った仏光寺河原町を東）
１４：３０～　デモ（仏光寺公園スタート　仏光寺公園解散）
ユニオンぼちぼち

「職場いじめ」の相談から

　今日は「職場いじめ」の被害者の方が私の事務所のホームページを見て相談に来所されました。被害や職場の具体的状況をおうかがいして、一番適切と考えられる方法をご説明して、今後も必要に応じて支援することをお伝えしました。
　現在のような雇用情勢下では退職してしまうと精神的にも経済的にも更に厳しい状況に置かれることにもなりかねません。職場でのいじめ、パワハラ、セクハラなどにつきましてはメール相談（有料）にも対応できますのでよろしく。

職場での「いじめ、いやがらせ」相談室

「働きたくても働けない～若者を襲う雇用の危機～」クローズアップ現代

　求人数の激減、正社員とは思えない待遇での募集・・・。仕事を探す高校生は厳しい状況に置かれています。現状とともに解決への取り組みも紹介されるとのことです。

「働きたくても働けない～若者を襲う雇用の危機～」クローズアップ現代
２月８日（月）　NHK総合TV　午後７：３０～７：５８

テレビドラマ『泣かないと決めた日』（フジテレビ／火曜日・午後９：００～９：５４）

「職場いじめ（社内いじめ）」を題材としたドラマです。主人公である被害者は商社勤務の社員（女性）。

　いわゆる「いじめ」の加害者には不法行為責任にもとづく損害賠償義務が生じることがあります。また、場合によっては、雇い主（会社）に職場環境配慮義務違反を問うこともできます。刑事犯罪（侮辱罪、名誉毀損罪など）が成立する可能性もあります。