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それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

「死にたい」と思ったときの相談先

2021-10-31 | 生きづらさ
 昨年からの感染症(COVID-19)の流行にともなって、多くの人びとが生活上の困難や精神的なストレスを感じています。行動制限や営業規制、感染者に対する偏見や差別、収入の減少や失職などさまざまな要因が生じました。
 そして、子ども、若い人びと、女性の自死が増えています。「死にたい」という気持ちが湧いてくる方も増えているのではと思います。「死にたい」と思ったら、「助けを求める」ことが大切です。公的機関、ボランティア団体、各種の専門家など相談を受けてもらえるところはいろいろとあります。あきらめないでください。
 相談先をいくつかご紹介しておきます。

#いのちSOS(自殺対策支援センターライフリンク)

よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)

全国のいのちの電話(一般社団法人全国いのちの電話連盟)

こころの健康相談統一ダイヤル(厚生労働省)


東京自殺防止センター


まもろうよこころSNS相談(厚生労働省)
 SNSやチャットによる相談ができる団体を紹介しています。

いのちのつながり(ライフリンク)
 相談先のリンク集です。


いじめ被害経験者の「生きづらさ」について(その2)

2021-10-30 | いじめ
 いじめ被害によって強い心理的打撃を受けて、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の状態となっている方はかなりいるはずです。仕事を続けることができなくて、「ひきこもり」の状態になった方、また、うつ病を発症し、自死にいたるケースもかなりあるのではという指摘もあります。
 いじめ被害のために学校に行けなくなると、学力や学歴の面でも不利な状態になります。その結果、収入の少ない働き方を余儀なくされている方も多いでしょう。また人間関係をうまくつくれないために、知人や友人が少なく、社会的に孤立しがちになることも推測されます。

 犯罪被害者や性暴力被害者については一定の支援の仕組みができつつあります。しかし、いじめ被害を受けた子どもたちが成人後にいたるまで体験している困難(「生きづらさ」)についてはあまり関心が向けられていません。さまざまな生きづらさの背景にいじめ被害経験があることは当事者もあまり気づていないことが多いかもしれません。

 私の体験についてはnoteに公開した記事「いじめ被害の体験から考えたことなど」をご参照ください。

 いじめ被害経験者への支援などについて、また記事を書くつもりです。


いじめ被害経験者の「生きづらさ」について(その1)

2021-10-13 | いじめ
 被害を受けた子どもの自死という報道によって注目が集まる「いじめ」問題。子どもたちの間での「いじめ」の実態は深刻なものがあります。
 いじめの加害者たちは巧妙で残酷な手法を用いて被害者を絶望的な状況へと追いつめてゆきます。被害者は被害を訴えることもできない心理状態におかれます。被害者は加害者だけでなく、面白がって見ている子どもたち、見て見ぬふりをしている子どもたちにも取り囲まれて、徹底的に孤立化させられます。
 多くの被害者が強い心理的ダメージを受け、その後、成人してからも「いじめ被害後遺症」とでも名づけうる困難を生きています。あまり知られていない現実かと思います。
 継続していじめられていると、「自分には何か問題があるのでいじめられるのだろうか」という思いがわいてきます。自己信頼感が低下して、自己受容がむずかしくなります。人間不信や対人恐怖などの状態が続いている方も多いようです。人とかかわる場面において、「またいじめの被害を受けるかもしれない」という不安が生じて、人間関係をつくることが困難になります。就労に不安を感じたり、職場にうまく適応できないで仕事が長続きしない方も多いかもしれません。


近況:自分の死を意識する

2021-10-13 | 自己紹介
 致命的なリスクのある病変が自分の体に見つかったのが昨年の春のことでした。病変については経過観察ということで、定期的に検査を受けています。さいわい、現時点では悪化することなく、特別な治療も受けることなく過ごしています。
 病気が判明してから、不安と焦りと混乱が入り混じった気持ちがしばらく続きました。そして、ほとんどいやおうなく自分の死を意識させられることになりました。
 自分の死を意識すると、自分の人生はいったいどうだったのだろうかという問いが自然と湧いてきました。そこで、幼い頃まで記憶をさかのぼって、人生を振り返ることにしました。今でも印象に残っているできごとやイメージなどを思い出しながら紙に書き出してみました。そうすると、肯定的な気持ちで振り返ることができる思い出が思いのほかたくさんあることに気づきました。これは私にとっては意外な体験でした。人生の受けとめ方が少し変化したかもしれません。
 ただ、自分があとどのくらい生きられるのかだれにもわかりません。残された人生をできるだけ有意義に生きたいと思いながら、自分の考えや気持ちを整理しています。
 このブログはできる限り続けるつもりです。これからもどうぞよろしく。