それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

厳冬期にきびしい野宿生活

2011-01-31 | いろいろ
 今年の冬は寒さがきびしいですね。私が住んでいる奈良市でも、最低気温は連日氷点下を記録しています。今の時期、野宿生活をしておられる方はきびしい状態に置かれています。野宿生活者を支援している団体をいくつか紹介します。

ホームレス支援全国ネットワーク

スープの会

山谷労働者福祉会館

のじれん

野宿労働者の人権を守る会

野宿者ネットワーク

釜ケ崎パトロールの会

無力感から解放される手がかりは

2011-01-29 | 「つながり」をつくる
 就職難、リストラの不安、ワーキング・プア、学校や職場での「いじめ」、結婚難、そして個人的に努力しても報われないという経験の積み重なり・・・。「この社会の中で自分の力で生きていかなければならないのに」と思っても、思いどおりにならない現実が重くのしかかると無力感がわいてくるものです。さらに社会的な孤立が重なると、自分の悩みや思いを表現する機会も限られてきます。そして、「生きづらさ」も深まります。
 顔の見える関係の中で、それぞれの悩み、不安、「弱さ」を出し合い、分かち合うことのできる機会あるいは場をつくっていくことが必要なのではと思います。
 このテーマについてはこれからも書いていきたいと考えています。


若い方にも孤独死の危険が

2011-01-27 | 「つながり」をつくる
 孤独死といえば一人暮らしの高齢者を連想する方が多いかもしれませんが、若い年齢層の方でも孤独死するケースがかなりあります。例えば、生活苦から餓死、身体的不調から食欲不振におちいりそのまま衰弱死、向精神薬の過剰服用が原因となって、といった可能性があります。
 確かに今の日本の社会、とりわけ都市部ではコンビニとインターネットがあれば社会的に孤立していても生きていける環境があります。人となるべくかかわらずに生きていきたい場合には便利と言えば便利なのですが、自分の死に方を考えると不安は湧いてくることと思います。

最近の「いじめ」メール相談(子どもから)より

2011-01-27 | いじめ
次のような内容の相談が寄せられています。

 ・集団で悪口を言われ笑い者にされる。
 ・部活のなかで仲間はずれにされているが、部活をやめることができないで困っている。
 ・身体的特徴を理由にからかわれたり避けられたりする。親に話しても「いじめ」と認めてもらえない。

 いずれも被害を受けている子は深刻な精神的苦痛を感じていることが文面からうかがえるものでした。


「空気」を読まされて、生きづらく

2011-01-16 | いろいろ
 多くの人たちとりわけ若い人たちが、「正社員になれない、就職できない、給料が低い」といったきびしい現実のもとにおかれています。しかも、その原因はその人自身にあるかのように言われます。たとえば、「能力が低いから」、「努力が足りないから」と。その背景には、働くことについて、自己責任原理や競争原理が「空気」のように広がっていることが考えられます。今、多くの人々がこうした「空気」を読まされ、あるいは「空気」に押しつぶされるかのように、「働きづらさ」、「生きづらさ」を強(し)いられているように感じられます。そして、精神的な不調や病気、さらには自死(自殺)へと追い込まれる人々もふえています。こうした「空気」にどのように抵抗していけばいいのか、人間らしく働き、生きることのできる原理をどのようにつくっていくけばよいのか、そうしたことを考えていかなければと思います。

作人さんが出演する「1.16みんなの日」(みなとのもり公園:神戸)

2011-01-14 | いろいろ
 作人(さくと)さんは阪神大震災で家族を亡くし、その後、自分の住まいも失いながらも歌い続けてこられた方です。
 1月16日(日)に神戸の「みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)」で開催されるイベント「1.16みんなの日」に出演されます。

作人オフィシャルサイト

障害者介護の仕事

2011-01-14 | いろいろ
 私は朝の時間帯に障害者支援施設で、重度の身体障害、知的障害の方(入所あるいはショーステイの方です)の介護の仕事をしています。具体的には次のような仕事をしています。
 なかなか起きられない方を起こす、着替えの介助、オムツ交換、車いすへの移乗、トイレや食堂への歩行の介助、排泄介助、食事介助、歯磨き、ひげ剃り、失禁や漏便の処理。
 会話が困難な利用者の方が多いのですが、ひとりひとりの行動面や感情面の個性をつかむことによって適切な対応するのがコツだと感じています。

 自宅で生活しておられる障害のある方は両親が介護をしているケースが多いです。両親が高齢化し介護が困難になってきたり、「親亡き後」を切実に心配しておられる方がたくさんおれらるという深刻な現実があります。

テレビドラマ「風の少年~尾崎豊 永遠(とわ)の伝説(仮題)」

2011-01-07 | いろいろ
 尾崎豊さんの生涯を描いたテレビドラマが今年3月下旬にテレビ東京で放映されるということです。彼も「生きづらい」人生を必死に生き抜こうとした一人だと思います。

尾崎豊さんの生涯 成宮寛貴で初ドラマ化 スポーツニッポン

“尾崎豊物語”3月テレ東で成宮が演じる 日刊スポーツ

尾崎豊 ウィキペディア