2日目は、世界遺産に指定された岩手県南部にある平泉町へ。
今週末に実施の岩手知事・県議会の選挙、本会議が始まっているお忙しい中
世界遺産登録に尽力された職員の方と観光課の方からヒアリング。
世界遺産に登録されるためには、
“顕著で普遍的価値を有すること”の他に
資産が万全に保護され、周囲に緩衝地帯(資産を囲み保護するエリア)が条例等で
設定されることなど、 景観条例の制定や、保存管理計画の策定など、
小さな村役場の中で 大変な取り組みが行われ成果を挙げられているのに感服いたしました。
平泉町の年間の予算規模は40~45億円。
その中で2回の推薦準備に4000万円かかり、史跡整備にも費用がかかるため
『平泉町世界遺産推進基金』を設置し民間からも広く募金を呼びかけたそうです。
訪れたかの有名な“中尊寺金色堂”は2代目の覆堂(おおいどう)ですっぽりおおわれていて
見事に保存されていました。金色堂の中には奥州藤原氏が4代にわたり納められています。
写真は初代の覆堂
東北の地震のために観光客が激減している中、
ツアーの団体にどちらからですか??とお聞きすると
「広島からです」 とのことでした。
神戸の街も震災後、インバウント政策で観光客誘致を試みていますが
この平泉は「たくさん観光客に来て欲しいけれど、たくさん来られても駐車場や宿泊などの
整備が出来ていないので・・・」と遠慮がちに話されました。
しずかな町の中で、必見の価値ある世界遺産がひっそりと横たわっている、そんなことを感じました。
松尾芭蕉が詠みしうた
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
「五月雨の 降残してや 光堂」
昭和天皇の御製歌
「みちのくの昔の力しのびつつ まばゆきまでの金色堂に佇(た)つ」
その後、新幹線で秋田へ移動。秋田県庁へ訪れ、「小中学生の学力向上に向けた取組について」伺いました。
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