のほほん自転車日記

早く走るより、回りの景色をみながらのんびりゆっくり。
自分の人生も介護ものほほんと…

在宅介護と避難 ~その1~

2019-09-13 17:10:38 | 介護

昨年2018年12月にですが、市内で避難所体験があり早速申し込んで行ってきました。

もともと我が家が立地している場所が場所だけに、危機感をもちながらいろいろ準備はしていますし、以前町内の公民館に実際避難したこともあります。

正直、全介助者を避難させるというのは、簡単ではありません。

災害が事前にわかる台風なのか、突然やってくる地震なのか…災害の種類によって、また時間帯によっていろいろ考えなくてはなりません。

どちらかというと避難できない状況の方が多い気がします。(本当は、ほかのひとに迷惑がかかるし、大変なので避難はあまりしたくないのですが…)

今回暑さの中での千葉での大規模停電に断水。在宅介護しているものとしては、被災している状況のひとたちのことを考えると苦しくなってきます。

体温調整ができないものにとって、暑さは非常に危険です。体温がみるみるうちに上がってあっという間に熱中症になってしまいます。

テレビをみながら、暑い時期は水を凍らせた500mlのペットボトルを配布してくれるといいのに…と何度も思いました。

我が家でも常備していますが、熱がでると脇や鼠径部にタオルにしっかりくるんだ凍らせたペットボトルをあてて体温を下げるようにしています。

溶けた水は、手を洗ったり無駄にならない使い方はいろいろできるのですから。

 

話がそれていってしまいましたが、昨年避難所体験をさせてもらい、本当にいい勉強になりました。

まず、家から避難所への移動は、たまたま車があったのでほぼ無理なくできたのですが、そうでなければ長い道のりを車椅子に母を乗せてしかもキャンプ道具のような大きなリュックを持って移動というのはかなり辛いことだとあらためて思いました。あとで、参加していた友人からキャスターがついた旅行バッグに避難グッズを詰めているという話を聞いて、それもありかなと。

避難所では、入口でまず受付がありました。名前のほかに避難にあたり必要な配慮などを記入したりしました。

今回、母が車椅子利用者であるということのほかに痰の吸引が必要だということを記入し、電源が必要ということでとりあえず電源近くにしてもらいました。(とはいえ、いぜ災害になったら電源があるかどうか…。そういえばちょうどPHV車も体育館横づけしてありました。ちなみに発電機は置いてあるものの燃料の量から、2日間くらいしかもたないと言っていました)

しかも…私、、、ポップアップテントと簡易ベッドも持参していったので、避難所となっている体育館の中で実際にテント設置もさせてもらいました。

なぜテントかというと、オムツ交換をするときに様子が見えてしまうと困るなということで。

あと、褥瘡のことや冬であれば冷気が床から直接感じない方がよいと思い、簡易ベッドを持参しました。

他にも経管栄養、経口補水液や水、薬にオムツに…と本当にたくさん。2、3日分くらいしか持てませんでした。ただ、自分の分は超最低限な状態

避難所体験をしながら、さまざまな障がいのある方のお話を聞いたりして、わたしとはまた違った視点があり、勉強になりました。

 

ところで…避難所もいろいろです。

しっかり自分の近くの避難所がどういった避難所か備蓄品のことなども含めていろいろ確認しておく必要があります。

以前町内の公民館に避難したときは畳だったためブルーシートを用意して車椅子で最悪上がっても汚れないようにしました。それと以前中学校の体育館の避難所が開設されたときに覗きにいきましたが、毛布等は自分でほかの備蓄してある施設に取りに行くか、持ってきてもらうかどちらかということでした。

今回も備蓄品などものぞかせてもらいましたが、必要最低限な感じでした。広範囲での災害となると物資が届くのにも時間がかかりそうですし、かなり厳しいかもしれません。

あと、要配慮者が行くことができる福祉避難所ですが、わたしが住んでいる市では、災害時、一旦一般の避難所に行き、そのあと福祉避難所が開設されたら移動できるということでした。要するに福祉避難所はすぐには開設されない、しかも2、3日はかかる可能性があるということでした。看護師さんなど人員確保のことなどもあるようで、なかなかすぐには無理そうでした。ほかにも協定している施設はあるものの、実際のところ受入れ可能かどうか疑問なところもありました。何しろ職員さんがいないような夜間など、人員が足りなくてできなさそうですし…。施設にも本当はどんな感じが事前に聞くことができるといいかと思います。ちなみにわたしが聞いた施設は、状況によっては難しそうな感じでした。

ということで…

とにかく自助でなんとかそれぞれが頑張るしかないということを頭の中にしっかりいれておきたいものです。

今回、避難所体験して、あらためて自分にとって必要なものが何か、どこに不自由があるのかもわかりました。

やはり、大変でも避難所体験をしていくことは自助のためにも必要ですし、外国籍の方、寝たきりのひと、また障がいのある方などさまざまなひとが避難所を利用することがあるということを知ってもらえるよう、行政や自治区には積極的に体験の機会を作ってほしいものです。

 

ここでちょっと買ってよかったものを。

まずは、痰の吸引器。昨年看護師さんから電池でも稼働するものがあるというものを紹介してもらいました(市から一部補助あり)感謝!!!

あと、夏の初めにですが、ホームンターでUSBと電池で動く扇風機を見つけて買っていまいました。どちらも本当に重宝しています!

扇風機(どこでもFAN)の方は、思ったより風力があって、アルカリ乾電池で連続50時間OK!というのも魅力です。そして、吸引器の方は本当に軽いし、コンパクトでお出かけするときの必需品となっています。どちらも災害時でも利用可能なのが有難い!

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