
写真:『桃園玉姫』(台湾春蘭:桃花素芯)

写真:「無名 台湾春蘭白花」

写真:「中国奥地蘭 大紅朱紗」
この時期になると温度変化に敏感な蘭の花芽が動き始めてきます。
もちろん開花まではまだまだなのですが、楽しい時期が始まってくるのです。♪
『桃園玉姫』
これは台湾春蘭の素芯で、しかも桃色が乗るという可愛い品種なのです。
しかし我が国では台湾産の蘭を軽く見る風潮があって、そんなには珍重されていないようです。
今では春蘭も安くなって一般人も容易に購入できるようになったのですが、以前は一鉢が10万円等と言うのが当たり前だった時代に比較的安価だった台湾産の蘭を育てて我慢していたのでした。
って言うか、私もその一人。(*^^*)
「台湾春蘭白花」
これもまた台湾春蘭で、銘こそ付いてはいないのですがなかなか可愛い白花です。
大陸産の連弁蘭白花と同じように花弁が乳白色になってくれるのです。
「大紅朱紗」
2・30年ほど前に一大ブームになった蘭に大陸奥地蘭が有ります。
いわゆる支那春蘭がほぼ蘭愛好家の棚に普及したので、新たなスターを探そうと追う事で大陸の各地から色々な品種の蘭が我が国に輸入されてきました。
これもその時代に導入されてきた品種の一つなのです。
赤い花(大陸産春蘭としては)として当時は珍重され、相当な価格で販売されていたことを思いだします。
私も当時は若くて高価なものを買えませんでしたので、少し遅れて価格がこなれてきたころに購入したのでした。
奥地蘭は今でも毎年新たな品種が導入されて行き古い品種は、ごく一部の品種を除いて見向きもされなくなっているのが現状なのです。
私もかなりの鉢を処分してしまいましたが、今でもこうやって幾つかの鉢を残して楽しんでいます。
このように台湾産の蘭や導入後時間が経った奥地蘭は殆ど顧みられる事が少なくなってしまいましたが、台湾産春蘭・奥地蘭・支那春蘭・日本春蘭etcと各種の蘭を育てる事で、早春から晩春までを春蘭の花で楽しむ事が出来ています。
(^^)v
最近の春蘭界の動きには全く賛同出来ないので以前のようには蘭を買い込むことは少なくなったのですが、それでも好きな蘭を育てたり購入したりと、これからも楽しんでいくつもりです。
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