宮城の春夏秋冬

日々の事や私の趣味の事などを綴ります。
独り言なので異論もあるかとは存じますが宥恕賜りたく存じます。m(__)m

支那春蘭「宋梅」

2016年02月16日 | 古典園芸

写真:『宋梅』支那春蘭・梅弁

今年も花を見せてくれました。
他の支那春蘭達も咲いているので蘭室の中は良い香りで一杯です。
この『宋梅』は支那春蘭の四天王の一つ…と言うか筆頭と言われている名花です。

支那春蘭の花弁は笹の葉のような細くて弁先がとがっているのが普通なのですが、中にはこんなに丸い花弁を持つ個体が発生します。
そんな個体を栄養繁殖させて増やして楽しむのです。
この『宋梅』と名付けられた個体は300年以上も前に前に発見されたと言われています。

我が国の日本春蘭にはさまざまな色花が有ってそれはそれは素敵なのですが、支那春蘭にも素晴らしい魅力が有ります。
翠緑色の花からの素晴らしい香り。
これは日本春蘭にはほとんど見る事の出来ない魅力なのです。
そんな事で、支那春蘭も20種程を育てて楽しんでいます。

今年の『宋梅』の花は少し長円弁に咲いてしまいました。
肥料とかいろいろな条件で毎年微妙に花型が違うのですが、それでも素敵な香りと共に楽しませてくれています。




写真:『若草』春寒蘭・四国産

前回アップした『頌春』は台湾産の春寒蘭でしたが、これは我が国産の春寒蘭です。
色や花型が特に優れているとまでは言えませんが、何となく優しげで気に入っている花の一つです。

春寒蘭は幾つかの品種が有って私も5品種程を育てましたが、この『若草』が名前も花も一番のお気に入りなのです。

とは言いながら、花茎が曲がっているのを見られたらうっちゃらかしだってぇ~のがバレバレですね。
f(^^;)
コメント
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