LIBOR不正:「重大な関心」…全銀協の佐藤会長
毎日新聞 2012年07月19日 21時01分
全国銀行協会の佐藤康博会長(みずほフィナンシャルグループ社長)は19日の記者会見で、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR、ライボー)の不正操作問題について「重大な関心を持って見ている。
ライボーは世界中の基準金利なので不正があったとすれば重大な問題となる」と述べ、全容解明に向けた欧米当局の調査を注視していく考えを示した。東京銀行間取引金利(TIBOR、タイボー)については「信頼性をさらに高めていく不断の努力をしていく」と述べた。
全銀協はライボーの不正操作問題を受け、国内外18行に対し、タイボーの算出にあたって適切に金利を申告しているかを一斉点検するよう要請している。佐藤会長は一斉点検について「(金利の申告などの)定められた行動や事務手順がしっかり順守されているかを調べ、手続き上の問題として変えたほうがいいという点があれば全銀協として吟味した上で(見直しを)検討したい」と説明した。【三沢耕平
http://mainichi.jp/select/news/20120720k0000m020103000c.html
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