4月13日。以前お花見ツーリングでご一緒させていただいたTさんに誘われ、三浦半島の和田長浜へ出かけた。心温まる週末の朝の京浜急行に揺られ終点三崎口(みさきぐち)に着き(いいところだなあ)、Tさんの車にピックアップされ一緒に長浜へやってきた。三浦の西側ははじめてです、というぼくにTさんは、ここはカヤック銀座ですよ!と教えてくれた。で、海岸にやってくると本当にカヤックが多くてびっくりした。ここも艇庫、あそこも艇庫、という勢いである。すごすぎる!
アメリカでもこんなにカヤック密度の高い場所ってないんじゃないだろうか。
今日漕がしてもらうメンバーは潮音(しおん)のみなさんだ(はじめまして。たのしかったです)。Tさんはカサラノ、ぼくはウィスパー、ほかのみなさんはリジット艇。10時くらいにひろーい和田長浜を出艇。右手方向に進む。今日は気温は低いみたいだけど、海況はまあまあよさそうだ。南西の風が吹くとこの浜はサーフゾーンになるみたいらしい。サーフは苦手なので風が吹いてなくてよかった。
みなさんすごく漕ぎが上手である。ぼくたちはつーっと漕いでドンドン引きというほそーい水路に入る。
おー。なんか綺麗な場所だなあ。ドンドン引きの奥にはちいさな浜があってうねりの弱い日なら上陸可能なようだ。しばらく休憩。
再度出艇。ここでTさんと舟を交換する。カサラノだ、イエー。普通に漕いでる分には安定感に不安はないけれど、傾けるのはちょっとコワイ。意外だったのだが、どうやらウィスパーより横風の影響を受けるみたいである。まあこれは積載重量によるからなんともいえないけど。けどしかしカッチョイー舟だなあ。ウィスパーより速そうだ。
AさんやSさんが、このあたりをはじめて漕ぐぼくにいろいろ教えてくれた(ありがとうございました)。いつもなら釣りの人がびっしりといるらしいのだけど、今日はいないらしい。お陰で岸よりを漕ぐことが出来た。
不思議だったのが、行きには赤潮が出ていたのだが、ほんの30-40分の間にすっかり赤潮がなくなっていたことだった。生命は微妙なバランスの上になりたっているのだろうなあ、と少し舟の上で考える。
ぼくたちはつーっと南下して、長浜、三戸海岸を過ぎ、通称ホモビーと呼ばれているきれいなビーチにたどり着き、舟をあげた。みなさんは「もうカヤックが好きくってしかたがない」といった感じでわいわいやっている。このシーカヤックの麻薬的魅力はなんだろう。ぼくはその横で、この浜はキャンプによさそうだな、うっしっしとか考えていた。けどなんとなくここはシーカヤッカーみんなの場所、みたいなイメージもちょっとあるので、ちょっと様子を見ようと思うのである。
今日は何艇かのカヤックにあったわけだけれど、カヤックのメーカーがアメリカで出会ったカヤック達とまったく違ったのが面白かった。大いに結構なことである。ぼくはその日、Aさんのラサ、Hさんの不知火を漕がせていただいた(ありがとうございました)。特に不知火は気になっていた舟だったので漕げてよかった。スピード感と安定感がいいと思った。
ウィスパーに興味があるというAさんにぼくの舟を漕いでいただく。なかなか好感触を得られたみたいで、よかったよかった。
ぼくたちは、ちょっと強くなった風の中を漕いで和田長浜へ戻った。途中でグループが前後に二分してしまい、しかもその要因を作った心当たりがぼくにあったため、反省。これからはガイド不在のグループで漕ぐ機会も出てくるかもしれないので、気をつけよう。考えてみたらこれまでぼくはガイド不在のグループで漕いだことがないっぽい。まだまだ学ぶことはいっぱいあるのである。
その後、みなさんが使っている艇庫でまったりして、帰宅。Tさんが車でぼくを家まで送ってくれた。多謝!楽しかったなあ。またこぎにこよっと。
瀬戸内メインで漕いでいた私には、駐車場にシーカヤックを積んだ車が何台も居るこの浜は驚きでした。
夏はジェットスキーも多く、風が吹くとサーフ状態。 早朝、ちょっと漕いで静かな浜に行っても、どんどん人が増えて賑やかになっていく浜。
それでも三浦半島では、晴れた日には富士山が見えたり、おいしい魚料理の店があったり、想い出の地です。
ブログ、楽しみにしております。
たしかにカヤックを載せた車が駐車場にたくさんいて驚きましたよ。
今回はTさんのお陰で少しつてが出来たのはありがたかったです。
幸い三浦半島は自宅から近いので、これからも通うことになりそうです。どんな遊びが出来るのか今から楽しみです!