水に浮かび物思う

カリフォルニアの海でカヤックに出会う。キャンプやハイキングの話も。

近況、上京した時のことなど その2

2007年11月27日 | カテゴリー外

山形旅行から帰ったぼくらは映画館で映画を観た。一つ目はBourne Ultimatum。政府の極秘プロジェクトとして誕生した暗殺者ボーンことマット・デーモンが自己の誕生の謎にせまるためにデッドヒートを繰り広げる話題作だ(なんか宣伝文句みたい)。ハラハラドキドキなのである。アメリカの映画はテンポがいいなぁ。ボーンシリーズの一つの見所はカーチェイスだと思うんだけど、これがまたスゴイ!一体どーやって撮影するんだろうと思う。リモコンでも使って車を操作するのだろうか? マット・デーモンは実際に秀才らしくて、ただワイルドなだけじゃなくてキレる役柄がいいと思った。

次にAlways 続・三丁目の夕日を観た。これもいい映画だった。いいユーモアがあったし、もちろん感動もあるし、演技もすばらしい。Bump of chickenの歌声がまた沁みるのだ。ストーリーが少々冗長かなとも思ったけれど、昭和を見せるための工夫があちこちにあったので、ああ親が子供の頃はあんな風だったのかななんて思いながら、時代への好奇心とともに物語を観た。面白い映画だった。また観たいなぁ。どうでもいいけど日本の映画館で飲むアイスティーはアメリカの映画館のアイスティーより5倍くらいおいしい。そのかわり量は半分くらいだけど。



Eの友人に会いに東京の王子へ。カリフォルニアのワインを手土産にお宅にお邪魔して、お昼ごはん(ラザニア)をご馳走になった。友人の彼氏がフランス人で、久しぶりに英語を使った。彼はフランスのシャンパーニュ地方の出身というだけあってワインをよく飲んだ。ぼくたちの持参したカリフォルニアワインをとてもおいしいといってくれたので嬉しかった。食後は外へ出て六義園に行き8割程度に色づいた紅葉を眺めた。手入れされた日本庭園は美しい。たくさんの人がカメラを手に散策していた。今日、山形には雪が降った。

それからしばらくEと静かな生活をし、部屋にあった「北の国から」のビデオなどをみていると(るーるるるる)また友人からお誘いがあった(こればっかです。本当に有難い)。一台の車で箱根に向かった。友人夫婦には赤ちゃんがいて、一緒に連れて行ったのだけれど、実に良い子であった。赤ちゃんがいると、周りのおとなは穏やかな気持ちになってしまうのだ。





ぼくたちは屋外でBBQをし、温泉に浸かり(ぼくはBOΦWYのNo NYを歌います)、山形の酒造で買い求めた日本酒をつるりつるりと飲んだ。一泊して、翌日は芦ノ湖、大涌谷の辺りをドライブした。大涌谷で車を降りて、振り向いたら大きな富士山がでーんとあってびっくりした。やっぱり富士は日本一の山である。





大涌谷で温泉(または地熱)で作った黒たまごを食べる。外側の殻は見事に黒いが、中はもちろん普通のゆでたまごだ。どうして黒くなるのか家に帰って調べてみたけれどどうやら温泉の鉄分によるものらしい。しかしどうして黒いのかはまだよく分からない。大涌谷の黒たまごは一つ食べるごとに寿命が7年延びるらしい。ぼくは二つ食べたので14年寿命が延びた。長生きしてたくさん何かの役に立ちたいと思う。もっと食べとけばよかったと、名古屋に帰ってきた今そう思う。自分の生きる方向性が定まっていない分だけ、大涌谷のたまごはぼくにとって哲学的ですらあった。