身も心も

病気の事。ヨガやアロマの事。日々の事。好きなもの。

9・11

2016-09-11 13:41:15 | 日記
アメリカ同時多発テロから15年が過ぎた。

2001年は、私にとっても大きな変化があった年だった。
摂食障害を手放し数年が過ぎ、それでも続く「生きづらさ」と正面から向き合おうと決心した。
自助グループにつながり、カウンセリングを受けた。時、同じくして、母が体調不良を訴え「重度のうつ病」と診断された。
その後、13年間寝たきり状態となり亡くなった。

命をかけて私が母から自立する事を拒んだ。これほど明確で効果的方法があっただろうか。
母との関係は、以前にも増してリアルで壮絶なものとなった。

事件が起きた時、兄が仕事でワシントンに滞在中。数日連絡が取れなくなった。
繰り返し流されるニューヨークWTCビル、ペンタゴン襲撃のニュース映像に怒りが湧いてきた。
さいわい、予定より数日遅れで無事帰国できた。
アメリカの混乱状態を肌で感じた兄の話は、想像を超える物だった。

20世紀は、世界中で戦争が繰り返された。
21世紀に入り、どんな明るい未来が訪れるのだろうかと思っていただけに、この事件は世界に衝撃を与えた。

「自由と正義」と言う「うそ」で塗り固められた欧米諸国の論理が、アラブ諸国に対してやって来た「傲慢と偏見」が招いた結果である。

テロは絶対に許されない行為だ。
だが、私も含め、物事を一方方向から見過ぎていた。それを「真実」だと信じて来た愚かさがある。

今の日本は、毎日、平凡に暮らして行くのも困難な時代だ。
だが、1年に一度、この日は「日本」だけでなく「世界」の中で起きている事に、関心を寄せる日であって欲しい。




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