身も心も

病気の事。ヨガやアロマの事。日々の事。好きなもの。

2009-03-22 19:33:14 | 日記
昼頃より雨風が強く、真っ直ぐ歩けないほどだ。

関係無いが今日は東京マラソン。

1ヶ月半振りに母に会いに行く。
先日、ケアマネさんから電話で、母の食事が困難であると連絡を頂いた。実際に状態を見て欲しいと、、。
2時間掛けても、ほとんど食べられない。口を開かない。飲み込みも悪く、一口ごとにむせていた。あれではお互い疲れてしまうだろう。介護士さんが、イライラしているのが分かった。看護師さんより「胃ろう」の話しを持ち出される。「基本的に胃ろうの方は断っているが、入所後、胃ろうに移行した場合はやむを得ず受ける」との事。とにかく家族が、それを望み、お願いします、と言う建て前が必要なのだ。

何度も胃ろうの件は、こちらから申し出ているが、ここまで「本当は私達は嫌なのよ。でも、家族の人がどうしてもって言うから、仕方なくやるのよ」と言う段取りが必要だとは、、面倒臭い!

明日、ケアマネさをに電話して具体的段取りをする予定だ。

母はやせ細り、ただ空を見て、小さな石の様に固まっている。

尿道に管を刺し、胃にも管を刺し、それでもも生きていたいのか?

彼女自身、こんな姿で7年以上もの年月、生き続けるとは想像していなかっただろう。もっとも、嫌った生き方ではないのか。

ホームのテレビがNHKの、のど自慢を映していた。出演者の一人が、民謡「外山節」を歌っていた。
母が発表会で歌っていた。三味線も弾いていた。思わず「お母さん、ほら外山節だよ!懐かしいね~」と言った。

頭の中で一瞬、混乱が起きた。

時間の混乱。記憶の混乱。現実と私の中の思いが、ごちゃごちゃとして、自分がどこに居るのか分からなくなった。

全てが、夢の中で起こっている様だった。

「お母さん、お父さん死んじゃったんだよ。分かんないんだね」

父と母の晩年を思うと、どうにもならない絶望感が襲ってくる。

夫婦とか、家族とか、男と女とか、人間同士とか、何もかもが虚しい。
どんなに頑張って生きても、最後はバラバラに、独りきりになって、全ての記憶を無くして、汚く老い病んで、死んで行くだけなのだ。

私の生き方の悪癖が出て来た。

親の人生に取り込まれたり、取り付いたり、依存されたり、したり。

深呼吸。
コメント
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